本当にいいの?フィンランドの教育 イベントレポート

イベントの模様の実況中継をまとめました。
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

山田代表:現地の教育を経験して、フィンランドは「魔法の教育」を行われているのでしょうか? ウコン:勉強の楽しさを知ったという意味で最初はすごい!と思っていたが、学校生活が楽しかったのは日本の方。どっちが良いかと言われるとすごく難しい。

2014-06-15 19:26:05
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

江上:PISAのテストの測定方法について、論述、記述が凄く多いので日本人からすると答えにくい。ただ、TIMSSという別の形式の計算力を問う試験ではアジアの方が優秀だったりする。学力の測り方にもよるので、一概には言えないところがあるかもしれない。

2014-06-15 19:27:45
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

ウコン:学校に求められている役割が日本とフィンランドでは全く違う。フィンランドは教科内容重視、日本は全人教育で人となりも教える。社会的が求めているものが違うので、どちらが良いかは一概には言えない。

2014-06-15 19:29:47
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

江上:フィンランド人は英語がすごく上手。テレビをよく見る国民だが、人口が少なく人口密度が低いので吹替の労力を割きにくい。このため英語番組を字幕で見ることが幼少から非常に多く親しみやすいと言われる。また、寒く外に出にくいので読書の時間も非常にに長いとも言われている。

2014-06-15 19:32:25
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

山田代表:こうした背景があることから、日本の教育にそのままフィンランド方式をインストールするのは難しいでしょう。また、学力の測り方がTIMSSに変わったら世界の評価も大きく変わるでしょう。やはり一概にはどちらが良いとは言えない。

2014-06-15 19:34:09
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

ウコン:確かにそのままフィンランド方式を取り入れるのは難しいが参考にすることはできる。違う世界を知っているだけでもこれからの事を考える視野は広がるかも。 江上:その話をするなら日本の教育で何をしたいのかを考える必要がある。成績重視で全人教育を減らすか、その逆なのか。

2014-06-15 19:36:21
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

江上:この国、社会では何が大切だと思われているのか、というところを定めた上で他国の似た事例を取り入れる、参考にするという考え方が必要だと思う。 山田:日本のは先生に責任が集中しすぎている。家庭や地域がもっと手伝う形にしてもいいかもしれない。

2014-06-15 19:37:53
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

質疑応答。質問1:フィンランド人が将来を考えるのは何才ごろ?また、移籍が比較的簡単なのは中学、高校なのか、大学なのか? 江上:中学校くらいだともう考えている人が多い。 ウコン:中学校くらいからの職業体験が充実、期間も長い。小中学校は学校差分が少なく移籍の必要性がない。

2014-06-15 19:55:19
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

意見1:現地に先月視察に行って来ました。各学校の目的がすごくはっきりしている印象。また、先生に大切にしているものは何か、と聞くと、子供がどうすれば伸びるのかをすごく考えている、という答えで殆ど統一されていたのが印象的だった。

2014-06-15 19:58:07
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

質問2:成績表について、日本のような生活態度を含めた評価になっているのか。また、現地にはいじめはあるのか。ウコン:小中は分からないが高校は科目成績のみだった。いじめは少ないがあり、増加傾向。政府が教育学者だけでなく心理学者も参画し、KIVAというプログラムを回したら半減した。

2014-06-15 20:00:23
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

ウコン:KIVAは多くの小中学校で導入されており登録しないと見られないが、いじめのロールプレイングゲームなどが含まれている模様。ただ、いじめはどうしても起きてしまうものと考えて、それをどう抑えるかという考えてであるのが特徴かも。

2014-06-15 20:01:20
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

山田代表:現地は授業参観日はないが、親御さんとのつながりは大切にしている。そのため、授業はいつでも参加してもらって問題ない、というスタンス。

2014-06-15 20:03:07
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

以上、実況中継でした。なお、次回イベントとして、7月27日から3回コースで、水曜日にお父さん向けのコミュニケーション講座を企画しています。10名程度の募集になるかもしれませんが、近日中に告知予定です、とのこと。

2014-06-15 20:05:20