「家族力×相談力」団士郎 読書メモ

文藝春秋 著書紹介ページ http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166606702 著者ツイッター @danshirosan 家族心理.com インタビュー http://www.kazoku-shinri.com/interview/expert/dannshirou.html
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みりおんせーじ @millionsage

P.68 こんな中で彼女は、ネット上で「出会い系サイト」の誰かに助けを求めます。

2014-06-21 17:26:56
みりおんせーじ @millionsage

P.69 しかし、そうではない結果が導き出されてしまったら、「アドバイスは正しかったが、本人がバカだった」と言ってしまうのは誤りです。誰かの人生の答を他人が知っているわけはないのです。結果は出てしまうのですから、ある意味でそれがすべてです。

2014-06-21 17:29:44
みりおんせーじ @millionsage

P.70 しかし、渦中で、未来に禍根を遺さないために今できることを考えることは可能です。その時に問題なのは、協議されている中味ではやく、協議のプロセス作りです。

2014-06-21 17:31:51
みりおんせーじ @millionsage

P.70 手続きに万全を尽くしたら、結果などうだろうと、それを受け止めて頑張ることが人にはできます。人事を尽くして天命を待つというのはそういう言葉です。尽くされていない人事があるから、天命が飲み込めない。多くの苦しみはこんな作られ方をしているのではないかと私は思っています。

2014-06-21 17:34:00
みりおんせーじ @millionsage

P.70 しかし今、出会い系サイトの誰かの誘いに母親が夜中に出ていってしまった週末の夜を、一人過ごす香澄の時間を、幸せへの一里塚だと語るのは無理があります。最近の認識で言えば、この年齢の子を一人おいて、夜間外出したり、外泊する母親は児童虐待ネグレクト

2014-06-21 17:36:21
みりおんせーじ @millionsage

P.80 幼児、児童に対する性的犯罪は、親を震えあがらせます。まだ自分で身を護る力の弱いところへ、巧妙に近づいてゆくのですから、防いでやりようがないのです。

2014-06-21 17:40:04
みりおんせーじ @millionsage

P.86 過去を変えることは人には出来ませんが、その意味について考えているのはいつも現在の自分です。昔話、過去の体験を語るのもいつも、現在の自分です。そして今の自分を変化させることは出来ます。つまり、語り方は今の自分が選べるといつことです。

2014-06-21 17:43:22
みりおんせーじ @millionsage

P.123 関係者それぞれの言い分や思いはいろいろでしたが、今求められているのは、頑子のために何をしてやるのがよいかを考えることです。

2014-06-21 17:54:12
みりおんせーじ @millionsage

P.124 事件が会議室でおこっている

2014-06-21 17:55:03
みりおんせーじ @millionsage

P.126 こんなことを言う人が、その数年後に、発言した場所に居たのを見たことがありません。人は変わるのです。職場も意見も、熱意も困惑も。変わることを悪いなどとは言いません。ただ時間経過は、あらゆることを変化させるのだから、今の要求を通すために、不確定な未来の先払い証文

2014-06-21 17:59:45
みりおんせーじ @millionsage

P.132 ぴたっと声がやんで、ドアがそっと開きました。母親でした。私はドアを叩きながらな言うことは決めていたので躊躇なく、「隣の者だけど、いい加減にしてくれ、迷惑だ。こんなことが続くよくだと、児童虐待で警察に通報するぞ!」。

2014-06-21 18:01:32
みりおんせーじ @millionsage

P.134 そして翌日からわが家では朝晩、隣の気配をうかがうのが日課になりました。しばらくは静かすぎても気になったりしました。隣家の母親にも子どもたちにも、けっして好ましい隣人とは思われていないでしょう。しかしうるさい隣のおっさんになることで、抑止力が働くのなら、

2014-06-21 18:04:35
みりおんせーじ @millionsage

P.134 やはり匿名で通報すらより良かった気がしました。

2014-06-21 18:05:00
みりおんせーじ @millionsage

P.134 通報義務のことだけ考えれば、専門機関にゆだねる方がずっと楽です。しかし当事者にとってはどうでしょう。近隣の住民から直接介入されるのと、公的機関に通報されるのではどちらが抑止力になるのでしょうか。

2014-06-21 18:07:00
みりおんせーじ @millionsage

P.137 二人の教育評論家のような主張を聞いているとしらけた気持ちになりました。

2014-06-21 18:08:26
みりおんせーじ @millionsage

P.138 子どもが親と同じように育ち、親のしなかったことは子どもがしないのであれば簡単です。しかし実際はそうではありません。次の世代が親世代と同じように生きることなどないのです。

2014-06-21 18:10:15
みりおんせーじ @millionsage

P.140 主張は間違っていないかもしれません。でも私たちが手に入れたいのは、誰か正しいかではないのでふ。自分たちの家族に起きた失敗を認め、真摯にそれに寄り添う。主張するのではなく、黙って事実を受け入れる、この覚悟ができませんでした。

2014-06-21 18:13:04
みりおんせーじ @millionsage

P.141 教員という仕事は、長い間続いていたいる女性に対する職業的差別が比較的少ない職業です。

2014-06-21 18:15:04
みりおんせーじ @millionsage

P.144 更にもう一つ話をややこしくしている問題がありました。緑が小学校五年生の頃から、父親には付き合っている女性がありました。これを見つけたのが緑でした。偶然に手紙を盗み読みしてしまったのです。

2014-06-21 18:18:14
みりおんせーじ @millionsage

P.145 しかしことごとく裏目に出てしまいます。この背景には多くの教員の職業病である「結果好き」が作用していると思います。先生はものごとを考えるプロセスが大切だと説きながら、自分たちはかなりな「答好き」です。正解にしか興味がないのだろうと思うくらいです。これが子育て人生観に

2014-06-21 18:21:44
みりおんせーじ @millionsage

P.146 子どもに向かって「べき論」で反撃するほど虚しいことはありません。

2014-06-21 18:23:08
みりおんせーじ @millionsage

P.148 直感は過たない、誤るのは判断である

2014-06-21 18:24:43
みりおんせーじ @millionsage

P.157 「この両親は子どものことが安心できたら、自分たちは死ぬ気なんじゃないか?」という発言を聞いたとき、担当はハッとしました。

2014-06-21 18:28:37
みりおんせーじ @millionsage

P.157 「私のところで子どもたちを預かったら、あんたらは死ぬ気なのなろう。それでは預かれない」

2014-06-21 18:29:26
みりおんせーじ @millionsage

P.157 親子心中をしなかったことだけは、両親の正しい判断でした。

2014-06-21 18:30:02