「家族力×相談力」団士郎 読書メモ
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P.163 会議は紛糾しました。だまされたようなかたちで置き去りにされた孝輔のことをどう考えているのか。こんな杜撰な家庭調査や経過があるものかと、担当者に厳しい批判の声があがりました。
2014-06-21 18:33:20P.166 仕事だろうと、個人的関わりだろうと、誰かに何かをすれば結果が生まれます。簡単に「まさかそんなことになるとは」などと後で言うようになることは、してはならないのです。悔いの残った結末でした。
2014-06-21 18:36:31P.171 彼女のことが分かってきました。彼女は夫の暴力に耐えきれず、逃れてきた既婚者でした。子どもも置いて飛び出した着の身着のままの女性が、飲食店の貼り紙にすがりついてきたのが始まりだったのです。
2014-06-21 18:40:19P.171 しかし離婚の成立していない女性が再婚することはできません。産んだ子も当然、元の婚姻内の子になります。出生届けを出すとしたら、逃れてきた夫の籍に入れるしかないのです。それはできない相談でした。
2014-06-21 18:42:38P.179 母親は元医療関係の専門技術者でした。キャリア十数年で、職場では頼れる中堅どころとして活躍していました。しかし一方、専門職としての技術が高いが故に、仕事に捧げた二十代でもありませんでした。職業的充実感はやがて、私生活の空洞化を際だたせるようになっていぎした。
2014-06-21 18:47:05P.179 職場以外に居場所はなく、気がつけば親しい友達とも、大きな環境差が、できてしまっていました。彼女は孤独だったのだろうと思います。そんな時に出会ったのが信仰でした。彼女はそこにのめり込んでいきました。
2014-06-21 18:48:52P.181 しかし歴史を振り返ると政略結婚や財産目当ての結婚は腐るほどあります。このみはわかれるでしょうが、この選択は婚姻形態の一つに過ぎません。
2014-06-21 18:51:53P.183 一方、結婚が成立する際に、斡旋業者を介して妻の実家に届けられた結婚支度金の現地での貨幣価値は想像以上でした。
2014-06-21 18:53:37P.185 歴然たる貧富差の中では、彼女は買われた花嫁だったと思います。しかし彼女は、お金だけが目当ての結婚をしたのでも、それだけと割り切って生活を続けていたのでもありません。必要な時には自分がパートに出て家族を支えました。そしていよいよ苦しくなったとき、一筋の光を故郷に
2014-06-21 18:56:52P.186 しかし、夫や祖母は「そんなところに行くくらいなら、生活保護を受けてでも、今の方がましだ!」と言ったのです。 そしてその時、zさんは自分が家族だと思ってきたものを捨てたのでしょう。
2014-06-21 18:58:44P.206 「主人はこんなところには来ません」(こんな所とは、ずいぶんな言い方じゃないですか! と突っ込みたくなりました。) wwwwwwww
2014-06-21 19:04:24P.216 ボクサーが試合をしながら、自分のパンチの角度や手数を分析しているようなものです。そんなパンチはきさかません。
2014-06-21 19:07:47