GMの熟練度の話
- cometofrom
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さて大体これくらいできればGM初心者からは脱却できたんじゃないかな?実際に卓をしていく過程で「Aが起きたらBを行う」っていう積み重ねを繰り返す事が成長の近道なんだけど何故「AをするとBになる」のかが理解できないとそもそも経験も何もならないからね。
2014-06-22 20:35:00【中級者とは】
-基礎的な準備をした後に何をするべきか。-
さて次は中級者か、個人的にはこの定義は中級者っていうよりは初級者にみえるんだけど……まぁまずマリーには一体何が中級者なのか解説しないといけないね。
2014-06-22 20:36:18「ルルブを見れば状況は分かる。」「急に何かをされない限りは理解できる。」「一応ルルブは全部読んだ。」「何回かシナリオを回して何をしたらいいのかは理解した。」「~は強いと思う、多分。」 うん、大体この辺が中級者の定義で良いんじゃないかな。『ルールを覚えた』レベルはこのレベルだね。
2014-06-22 20:38:14さて中級者になれど『画一的なルール』の理解は何処までも付きまとう。Aの場合BだからCの場合D、こういう処理をどれだけ円滑に行えるかってところで『GM』の性能が露わになる。上手いシナリオを書いてもここぞという所で質問に答えられなければ2流で止まるんだよ、マリー。
2014-06-22 20:40:36中級者から脱出する為の経験値は『画一的なルール』だ。本格的に暗記できる所はしていこう。判定の種類、定義、成功と失敗について、分からなそうな部分は徹底的に『シナリオの紙』にメモしておこう。何、知り合いのGMはそういうメモ抜きでシナリオを回せる? マリー、それはデータを暗記してるから
2014-06-22 20:42:58兎も角ゲーム機みたいになれとは言わないけどそう言ったアドリブを取れるようになる心の余裕をどうもつかって所が「中級者」と「上級者」の分ける目ってとこだね。まずは確実に目の前の処理に対してどうするかっていう引き出しを持とう。そこを理解したら次だよ。
2014-06-22 20:44:22あー、もう一つ良い方法があった。マリーは「リプレイ」好きだよね?だったらリプレイで使われたデータの処理、良いと思った裁定、全部書きだす事をお薦めするよ。パクリだって!? ああ、それを言い出したらランダムイベントは全てイベント表のパクリだよ。マリー。
2014-06-22 20:45:32【上級者の話】
-したいことができるようになってから-
さて『上級者』の話をしようか。ここまで来れれば一芸と言えるのかな?目の前に起きた出来事を全て処理できる。しかし特別な状況が来た場合、PL全体、シナリオ全体、そう言った処理に関しては疎くなる。よく裁定も忘れるし間違う。でもできない人にとっては十分良く見える。うん、上級者だねマリー。
2014-06-22 20:47:07「20回くらいGMしました。」「大体何してもされても大丈夫です。」「用意しなくてもシナリオを大枠のみで回す事が出来ます。」「PTが何をしたいのか分かってきました。」「私はこれこれこういうプレイ傾向を好みます間違いありません。」 うん、大体この程度が上級者だろう。
2014-06-22 20:49:03「したい事ができる!!」 のが個人的な上級者の定義なんだけどできるようになったからこそ起きる問題もある訳で。「プレイヤーが付いてこない。」「僕が想像したのとPLが違う動きをする。」「処理はできるけど時間が未だかかってしまう。」という画一した処理から外れた対応を行い始める弊害も出る
2014-06-22 20:51:27じゃあどうすればいいかって気を配るしかない。『ゲームの処理』を理解して初めてGMは『プレイヤー自体の思考を考える。』っていう自身の処理以外の全体の処理に対してソース割く事が出来る。……例えばまず「プレイヤーが付いてこない。」、幾つかの理由が考えられるともいう。
2014-06-22 20:53:43大抵その場合は『状況を理解』できていない。噛みつぶして説明したり長引くなら難易度を落としてみよう。次に『プレイヤーが違う動きをする。』人間そりゃ予想と違う動きはする。明らかに逸脱した行動をとるプレイヤーには対処できないと思ったらできないと言ってしまうのも手だ。
2014-06-22 20:57:27何?それくらいできて当たり前だってマリーは言うのかい?それができるのは有る程度「ゲームとしてAを処理したら後々Bが発生する」っていう『ゲームの全体像』が把握できて初めて言うべきセリフだよ。
2014-06-22 20:58:39『処理にまだ時間がかかる。』、PLから多方面に処理の応用問題を叩きつけられて脳味噌がショートする事態、処理を理解したからこそ正規のゲーム処理の難しさに直面するのが上級者だ。兎も角諦めずに順々に処理する事をお薦めする。ここでPLの言いなりで進んでシナリオの展開を狂わせるのは惜しい。
2014-06-22 21:00:38兎も角大切なのは『全体像の把握』だ。一回一回の判定、シナリオに配置した仕掛けがどのような意義と意図を持ってどのような伏線に繋がるかって事を理解する必要がある。話は変わるが戦闘面、スキル1本、仕掛け1つ、事故原因の想定ができないなら試験戦をやれというのは『全体像の把握』を行うためだ
2014-06-22 21:02:20一番良いのは『リプレイ』を見る事。中級者の説明で行ったような判定例の書きだしから何が起きたのか、という点に注視してゲームの把握を行う事を練習してみよう。後は経験値をためるしかない!!自分の卓のログを見直してどのような処理に詰まったのか?其れを理解して纏めていこう。
2014-06-22 21:03:52【熟練者の話】
-視点を広げた後にやるべき事。-
さて熟練者の話だ。上級者は誰にでもなれます!!ハシダに今昨日買ってきたモノトーンとかグランクレスト回せって行ってきたら多分上級者の定義に沿って回せる。でも熟練者は無理。シナリオを用意せずに回したら熟練?違う!!経験値が無いと理解できないのを回せたら熟練者なの。いいね、マリー。
2014-06-22 21:10:49「卓経験は十分に積み、PLと状況の折衝が出来る。」「プレイヤーが欲する物を理解しそれに答えられる。」「システムの傾向を理解しそれに合った仕掛けを新設できる。」「PL、時間、その他必要なものに目を向けられる。」「必要とあれば状況を進言しより良い方向にゲームを誘導できる。」
2014-06-22 21:13:54この辺が熟練者の定義だろうね。さてこれになるにはどうしたらいいのかって?簡単さ、『上級者が行うべき全体像の把握』つまり『PLの状況の把握、場面の状況の把握、システムの処理への理解、シナリオへの理解、そしてこれ等の状況への的確な対応と状況へ与えるファクター』についてより理解する事
2014-06-22 21:15:57上級者と熟練者との差を分かつのは唯一つ、『自分よがりな処理』をどれだけカットできるかに他ならない。プレイヤーが求める物をどれだけ提案していけるか?っていう精神論になる。分からなければ分かるまで『状況理解』を積み重ねる他ない。
2014-06-22 21:17:54つまりAが起きたらBになってCに。これの積み重ねをどれだけ行いどれだけ其れを日々の処理に行かせるか!?それが『熟練者』が『熟練者』たる所以である。『自分だけの色を持てたプレイヤーが上級者』なら『他人の色を生かしたゲームを作り上げられるプレイヤーが熟練者』って奴なんだよ、マリー。
2014-06-22 21:19:26