研究をゲームに例えてみる。ダンジョンの見取り図を作成(仮説設定)し、宝物探し冒険を行い、そのルートを記述するゲーム。初心者は小さなダンジョンをベテランの勇者と一緒に探索する。どこで呪文や薬草を使うか、敵やトラップの見分け方への対応を教わる。
2010-11-14 10:43:26持ち金は最初はもちろんないので、分けてもらってダンジョン探索の一部を手伝うことになる。大きな宝物の場合は、山分けすることが普通だが、時として山分けに失敗し、けんかになることしばしば。
2010-11-14 10:47:36そうこうしているうちに、経験値が向上しスキルが身につく。時に、プレーヤーの何人かはダンジョンで命を落とす。モンスターやトラップだらけの手強いダンジョンに対しては、リーダーが道を確保するためにプレーヤーを犠牲にする場合すらある。
2010-11-14 10:53:37その場合、勇者の証し(学位)を得るための証書(論文)を書けずにはかなく命を落とすこともある。こうやって書いていたら、映画の中の海賊とかの方がよっぽど人間的かつ常識的な気がしてきた。ああ、恐ろしや、恐ろしや。
2010-11-14 10:57:33自分に振り返ってもう少し考えてみる。今のところ複数のダンジョンを同時に調査中。それらのダンジョンのいくつかがつながり、だいぶ見通しがよくなってきた。大した宝物はなさそうだが、ダンジョン調査に利用したツールを売り出せそうだ。こうなってくると自分は勇者というより商人だな。
2010-11-14 11:02:31時に、力にまかせてダンジョンのそこかしこに穴を開けて妙な形でいろいろ残されるダンジョンもある。いわゆる”つまみ食い”と呼ばれるものだが、こうなるとあとのパーティーが手を出さなくなるので、重要なものが埋もれてしまう場合がある。再発掘を待つしかないのだ。
2010-11-14 11:12:51多くの勇者が、未知のダンジョンに眠る大きな宝物を狙う。だが、誰も行かないようなダンジョンは、価値がないか難しいかのどちらか。大抵の場合、前者が多いが、後者の場合、挑むことそのものに価値があることから、最後には賞賛される。もっとも最初のうちは”あほやなー”と言われるに違いないが。
2010-11-14 11:21:51とりあえず、ダンジョン探索の心得を一度おさらいしておこう。①持ち金や薬草は十分に持つ。特に、体力が重要。というか、残念なことにリーダーはほとんどの場合、体力しか期待していない。大体の呪文は他の勇者も唱えられる。逆に特殊呪文を唱えられる場合、そればかり発動させられる。
2010-11-14 11:33:27②味方には気をつける。敵より常に一緒に過ごす味方が重要。思いがけないトラップをかける場合がある。特に戦闘中で忙しいときに、戦闘用機械を壊れ(し)ましたとか、マジやめて、お願い。
2010-11-14 11:37:49③レベルの強いモンスターとの戦い方が重要。回避してばかりではレベルが上がらないが、死んだら元も子も無い。タイミングを見極めて戦う姿勢を整える。その時には、味方(時には家族)の支えが必要。ただ、レベルの強いモンスターを打ち破るのが本来の目的では無い事に気をつける必要がある。
2010-11-14 11:43:15④宝物の山分け方法は事前に考えておく。見つかってからでは遅い。このトラブルってめちゃめちゃ多い。これを経験しない人は多分いないと思う。自分が経験しなくても、リーダーになったとき必ずと言っていいほど経験するはず。
2010-11-14 11:52:22⑤リーダーは神。大体の場合、旧約の神同様、怒りの神であり、嫉妬の神であり、不完全な神である。新約の神のようにいつくしみはない。自分を理解していてくれると期待したら必ず後悔する。リーダーは家族でも恋人でもないのだ。利用してのし上がるぐらいにドライに考えるべき。
2010-11-14 12:02:21⑥ライバルの存在。ライバルの無きダンジョン探索ほどつまらなく、はかどらないものはない。ライバルこそが自分を高みに押し上げてくれる。勝手にいろいろな人(グループ)をライバル視しよう。
2010-11-14 12:05:52あ、ダンジョン心得で一番大事なこと書くの忘れてた。⑧村とかで人の話をよく聞くこと。強いモンスターを倒す方法を教えてもらったり、時として仲間になり一緒に倒すことにもなる。特に重要なのが、宿屋や酒場での体力や心の回復。辛い話などをお互いにぶちまけることで回復につながる。
2010-11-14 14:09:09