【Re:黒火薬①】黒い火種と黒い犬

その二人は同じ色で、その二人は同じ化け物で、しかしその二人は似通ってはいたがとても違っていた。
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【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx 『女神の頼みとあらば!』 (犬の言葉は全く聞いておらず、店主は若者の手をとり協力の意を標す) 「で、では早速行きましょうっ裏通りだけでも、既に幾つか仕掛けられているみたいです!」 (迫る刻限に焦る若者が、店主を引き連れ表へ出ていった) 『…』

2014-06-09 12:23:40
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「・・・はぁ」 疲れる。と正直に思いながらも相手らについていき表へと出る。

2014-06-09 12:36:43
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx 『おい』 「ひゃっ」 (裏通りに出ると、店の前に待ち構えるくわえ煙草の男…火薬の飼い主がそこに居た) (犬と馬と火薬と変人の面子を確認した男が行く手を塞ぐ) 『大体察しがつく。…時間がねぇ、情報交換だ』 (男が犬を指名し、作戦談義を構えた)

2014-06-09 12:46:42
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「・・・・・。成る程、アンタも気がついたって訳か」 突然現れた男だが、その雰囲気からただ者ではないと踏んでいた為その申し出にも納得がいけば、廃工場の事、手帳の事、地図やメモを見せて詳しく話し。

2014-06-09 12:53:52
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx (男が犬の地図に赤字で×を書き込む) 『印した場所は製造元だ。表に出る前に回収したが、まだ拠点がある。お前らは外に蒔かれた爆弾を処理しろ。"俺等"は残りの製造元を潰す…おい駄馬、足になれ。郊外に出るぞ』 (そう言うと男がセントールを取っ捕まえた)

2014-06-09 13:01:10
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「わかった」時は一刻と迫っている。相手に頷きセントールが捕まるのを見て若干この二人の組み合わせは大丈夫なのかとも思ったが、異論は唱えず若者と変人と組む事にし。

2014-06-09 13:04:44
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx (強制離脱したセントールを見送り、行動を開始する) 「まずはこの先の角を曲がった通りです」 (若者が"火薬"の気配を頼りに案内した) (犬の地図も役に立つ) (三人は走った)

2014-06-09 13:21:22
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT すん、と鼻を鳴らせば確かに火薬の匂いが感じ取れる。近辺部分のみ見えるよう畳んだ地図を見れば通りが見えて来て。「おい、場所は?」地図に字は写したが男には読めない字だった為に若者に尋ねて

2014-06-09 14:09:04
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx 「えっと、この通りの路地裏の…この角―――」 (地図と現在地を照らし合わせ、路地裏に入る) (粗大ごみが積まれた店の裏口に、小さな木箱が紛れている) 「あっこれ、私…じゃなくて、火薬の匂いがします!」 (手のひら大の不審な木箱を、若者が指差した)

2014-06-09 14:26:22
【黒火薬】 @powder_kw

『せっかく女神と歩けるのに、男連れとはねぇ』 (白銀のセミロングヘアにショッキングピンクのメッシュ染めをした店主がぶーたれている) (当人は爆弾処理担当という命懸けの緊張感が薄い)

2014-06-09 14:29:07
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「紛らわしい言い方だな」 火薬=若者なのでその表現も間違えてはいないのだが、とりあえず呟きつつ木箱の前にしゃがみ。釘打ちしてある蓋を近くに放棄してあったバールでフタをこじ開け。

2014-06-09 14:55:58
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx (中身は火薬を詰めた筒と小型時計と三色の配線。簡易な起爆装置だが…) (店主が木箱を覗きこむ) 『ははぁ、小粋なトラップ式だねぇ。どれか一本だけが"当たり"のやつだよ』 (懐から鋏を取り出し、店主が笑って二人に訊ねた) 『赤、青、黄、どれにする?』

2014-06-09 15:09:52
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「えげつねぇジョークかそりゃあ?」 今時本当にそんな爆弾があるのか。顔をしかめて吐き捨てるようにいったものの、しかし本当にそうならば運のない自分が答えるのは良く無い。ちらりと若者を見て。 「俺は運がねぇ。お前に任せる」

2014-06-09 15:51:14
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx 「えっ(青ざめる)」 『私は女性が居ると運が良い!女神の好きな色を選びたまえ!私の幸運の女神!さぁ!』 (狼狽える若者が青年と目が合い、金の瞳をじっと見詰めた) 「…じゃあ、き、黄色で…」 『えいやっ』 (店主は間髪入れずに断線した) 「えっ」

2014-06-09 16:18:20
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「? 何・・・、——うわっ」 若者の視線に気がつき、何か意図があるのかと尋ねかけた途端に色を指定され、あっさりと変人が切ってしまえば思わず抗議の声を上げかけるも流石にひやりとして。

2014-06-09 16:36:04
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx (何も起こらない) 『ほら、大正解』 「…(硬直している)」 (あまりにも雑把な爆弾処理に、若者は先行き不安になっている) 『トラップ式とはこう言うものさ。普通の装置なら自分で選ぶけどね。さ、次に行こうか、女神!』 (装置を分解して立ち上がった)

2014-06-09 16:56:00
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「他にやり方ねぇのかよ・・・!」 今のは流石に心臓に悪過ぎる。咄嗟に抗議の声を上げながらも立ち上がる相手に会わせて背中を伸ばせば未だ少し脈の早い鼓動を実感し苦い顔をして。

2014-06-09 16:58:27
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx 『あのトラップ式はね、配線の根元を無理に引くと火花が発生して火薬に引火するタイプなんだ。防水加工もされていて水に沈めても処理にはならない。時限爆弾だから、強い衝撃をくわえない限りそれまでは安全なんだけどねぇ』 (けろっとした声で説明する店主)

2014-06-09 17:49:53
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「それであと爆発一度もせずに解除なんかできねぇだろ・・・」 とはいえやらねばならない。が、地図に書かれた数の爆弾を全て爆発せぬまま解除など余程強運で無ければできないのでは。 「爆弾が小さければ運んで安全な場所に持っていく手もあるんだが・・」

2014-06-09 17:54:59
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx 『―――その必要は無いさ』 (店主はにこやかに振り返る) 『私には幸運の女神がついている。この先一度も外れを引くことはない。トラップ式だろうがただの時限爆弾だろうが、ね!』 (高らかに宣言する店主の目には、絶対の自信と揺るぎ無い確信が輝いていた。)

2014-06-09 18:12:13
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「・・・・て言ってるんだが、当の女神サマはどーなんデスか」 店主の輝かしい表情とは違う冷めた表情で呆れていたが、傍らにいる若者に目配せしては何となく尋ねて。とりあえず話しながら次の目的地へいこうと地図を確認し

2014-06-09 18:18:39
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx (次に近い設置場所へ向かう若者は、首を傾げている) 「いえ…私にそんな能力はないはずですが…あ、ありましたっ」 『女神、君が居るだけで良いのだよ。…なんだ、ただの起爆式か。つまらん』 (同じ木箱を開け、ちょいちょいと触る) 『はい、完了☆』 「へ?」

2014-06-09 18:24:13
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「はっえーなオイ」 あれだけの爆弾を作る技術が備わっているだけの事はあるのか、あっさりと解除する相手を見ては後ろで呟き。再び地図を出して、「うら、時間ねぇーし明日までに数減らさねぇーと駄目なんだろ? ちゃっちゃと次いくぞ次」

2014-06-09 18:29:27
【黒火薬】 @powder_kw

@Maksim_xxxxx 「はいっ」 『男が私に命令するなっ』 (三人は地図と火薬の気配を頼りに、それこそこれでもかと言う程の数の爆弾を処理する) (分解した爆弾は火薬を若者が回収(こっそり吸収)し、ガラクタの木箱が街のあちこちに転がった) 「…ま、まだあるんですか…」

2014-06-09 18:38:28
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@powder_NR_KRMGT 「大分減った、・・がまだあるな」 解除した所は地図の印を塗りつぶして示しつつ、疲労しているらしい若者に言いながらも男も疲労しており。毎日塔の無駄に長い螺旋階段をこれでもかと上り下りしてるので筋力も体力もついた方だが、限界はあって。「・・疲れた」

2014-06-09 18:41:24
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