Paul N. Edwards "A Vast Machine" 読書メモ
- masuda_ko_1
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再解析モデルがグローバルで統一的なデータを提供するものであるのに対し、データ解析モデルは観測条件の異なる歴史的なデータを条件を均して比較するために用いられる。...あれ、同じじゃない?
2014-06-08 23:13:26シミュレーション、データ同化、観測の3種類があります、と言われる方が分かりやすいんだが、そういう区別ではないのかなあ。
2014-06-08 23:14:51観測が全部モデルと結びついているという点を強調するあまり、観測というのを独立で論じないのがかえって話を分かりにくくしてるんじゃないか。
2014-06-08 23:15:41個人的には、コンピューター・プログラムと観測機器という明らかに独立な2つの存在があるのだから、その2つの相互作用というスキームで整理した方が分かりやすいと思うのだけれど。
2014-06-08 23:21:06ちなみに地球科学と冷戦の関係については2003年にsssで特集が組まれている。 sss.sagepub.com/content/33/5
2014-06-08 23:31:33Edwards固有の意味があるか読みきれていないのだけれど、近ごろ地理情報工学で使われている意味とほぼ同様とみてよいと思う。気象観測データについては観測点ごとの詳しい観測条件の履歴に重点が置かれることがある。@mrst_anth 「メタデータ」はEdwardsの用語?
2014-06-09 00:10:49「これ〔インフラストラクチュラル・グローバリズム〕は、気候学の文脈においてグローバルなデータを収集するための技術的なシステムが、いかにグローバルな制度やグローバルに考えるための方法を創り出す助けとなったかについて言及する」(xviii)
2014-06-09 00:06:42測地の話だとしばしばこうした国際組織の走りとしてヨーロッパ弧度測量委員会が挙げられるけど、あれはどういう風にしてできたんだろうなあ。
2014-06-09 00:09:18「1990年代半ば、環境についての保守主義者と気候変動懐疑論者は、『健全な科学』は『観測データによって議論の余地無く証明されていなければならない』というアイデアを喧伝した。モデルはそもそもあてにならない、というわけである。
2014-06-09 00:13:50アマチュアの科学参加について書かれている。このへんはほんと面白そうなので調べてみたい。専門家と非専門家の境界のゆらぎ。
2014-06-09 00:20:06しかし、気候科学のグローバル性を妙に強く押し出すなあ。やっぱり科学が本質的にローカルなものである、という90年代の議論を受けてのことだろうか。
2014-06-09 00:26:18American Meteorological Glossary glossary.ametsoc.org/wiki/Main_Page
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