Paul N. Edwards "A Vast Machine" 読書メモ
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(2014年7月20日(日)の行事のお知らせ)
先日からお送りしているA Vast Machineの著者Paul Edwardsが来月来日するそーです。 sssjp.org/news/4
2014-06-24 13:21:47本題は、この本についてです。
Paul N. Edwards (2010) "A Vast Machine: Computer Models, Climate data, and the Politics of Global Warming" mitpress.mit.edu/books/vast-mac…
2014-06-08 22:04:05私の話とインフラという観点をもっともよく繋ぐ文献のひとつであるように思われるので、もっと早めに真面目に読んでおくべきだったと少し後悔している。
2014-06-08 22:05:24Introduction
climate science as a global knowledge infrastructure (xiv)
2014-06-08 22:27:06「あなたは気候について二つの方法で学ぶことができる。第一に、あなたは過去の記録を収集することができる。[...]第二に、あなたは気候を物理的なシステムとして理解しようとすることもできる」(xiv)
2014-06-08 22:34:05「あなたはグローバル・システムについて実験的に研究することはできない。それは巨大すぎるし複雑すぎる。代わりに、私はあなたに次のことを示そうと思う。私達がグローバルな気候について知ることの全ては、以下の三種類のコンピューター・モデルに依存している」(xv)
2014-06-08 22:40:453つのモデル類型:シミュレーション・モデル、再解析モデル(reanalysis models)、データ解析モデル(data analysis models)
2014-06-08 22:43:20シミュレーションモデルがデータ入ってないやつ、再解析モデルがデータをモデルの拘束条件に含めているやつ、データ解析モデルが研究者がふつう(モデルという言葉を使わず)データ解析と呼んでいる奴。
2014-06-08 22:52:26「再解析プロダクト」と書いていますね。気象の人の日常会話ではむしろ「再解析データ」ですが、与えられる立場でなく与える立場であることを意識したようです。「再解析モデル」という表現はプロダクトの生産に使われる装置としての計算機プログラムまたはその原理をさします。@mrst_anth
2014-06-08 23:58:51英語のreanalysisももともと単に「解析をやりなおす」ことで、気象の場合は天気予報目的でリアルタイムにデータ同化をやっていてその活動をさす古い用語が「客観解析」だったので、リアルタイムでないデータ同化を「再解析」と呼ぶ習慣ができてしまったのです。@mrst_anth
2014-06-08 23:55:55オルセン&アムステルダムスカの書いていたmodel of dataというのはこの類型ではdata analysis modelに入るらしい。
2014-06-08 23:09:39