- uchida_kawasaki
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UNSCEAR2013によると、放射性誘発性の白血病の最小潜伏期間は2年、甲状腺癌を含む固形癌では5年である。さらに、WHOによる福島第一原発事故の健康リスク評価では、放射性誘発性の癌の潜伏期間は、白血病で2年、甲状腺癌で3年、その他の固形癌で5年と保守的に定義されている。
2014-07-19 13:33:09この3症例の診断の日付けとこれらの疾患の最小潜伏期間からすると、全症例が、トモダチ作戦での放射線被ばくにより誘発されたと仮定した場合よりもずっと早く診断されているために、これらの症例がトモダチ作戦の間の低レベル放射線被ばくと関連しているとは信じ難い。
2014-07-19 13:33:27より端的に言うと、甲状腺癌の症例は、トモダチ作戦の放射線被ばくで誘発されたとした際の潜伏期間から予期されるよりも約450日早く診断され、潜伏期間の60%以下しか満たしていないことになる。
2014-07-19 13:33:57同様に、非慢性リンパ性白血病の症例は、トモダチ作戦で誘発されたとした際の潜伏期間から予期されるよりも500日以上早く診断され、潜伏期間の30%しか満たしていない。
2014-07-19 13:34:02(付録Bは、空母ロナルド・レーガン船上で、トモダチ作戦前後とその最中に乗組員を放射線から守るために取られた措置について。興味深いのは4番目の船内の飲料水汚染について。)
2014-07-19 13:34:422011年3月15日に、船内の水飲み場2ヶ所と飲料水タンクからの飲料水サンプル計3検体で低レベルの放射能汚染が見つかっていたが、再分析の結果、放射能は検知されなかった。水飲み場から検体が採取されたのと同時期の飲料水タンクにあった検体と、
2014-07-19 13:35:39(続)海水から飲料水を作る蒸留機からできた水の検体でも放射能が検知されなかった。2011年3月15日以降に船内で採取された検体でも放射能は検知されなかった。空母ロナルド・レーガンは、2011年3月15日採取の最初の測定結果は、バックグラウンドの変動による誤測定だったと結論づけた。
2014-07-19 13:36:502014年2月に、Knolls原子力(Knolls Atomic Power Laboratory、またはKAPL)が船内の飲料水の放射能検査データの独立したテクニカルレビューを行った。(ウィキペディアによると、KAPLは、ベクテル社が米エネルギー省のために運営しているとのこと)
2014-07-19 13:37:14その結果、飲料水検体の測定結果は、放射能汚染されていることを示さなかったと結論づけられた。この結論は、バックグラウンドと検体の測定結果の変動性、船内で使用されていた飲料水タンクすべての検体で放射能が検知されなかったこと、
2014-07-19 13:38:05(続)船の蒸留システムが海水からかなりの割合(99〜99.9%)の放射性粒子を除去するデザインを持つことなどに基づいている。
2014-07-19 13:38:24付録B7の、トモダチ作戦後の放射線防護対策では、船自体の放射能汚染について言及されている。普通にアクセスできる場所や器材は検査され、汚染が発見されたらトモダチ作戦中かその直後にただちに除染された。簡単に除去できない汚染は上にカバーをかぶせて、除染されるまで隔離された。
2014-07-19 13:38:48空母ロナルド・レーガンで見つかった最大の汚染は、フライトデッキの一ヶ所で見つかった固定された汚染の55,000ccpmだった。その近くでは、3,200〜19,800ccpm程度の小さな固定された汚染スポットがいくつか見つかった。
2014-07-19 13:39:21もしもフライトデッキ全体がこの最大汚染度で圴一して汚染されていたとしたら、フライトデッキの放射能レベルは、NRCにより放射線管理区域としてコントロールを義務づけている放射能レベルの10分の1だったであろう。
2014-07-19 13:39:26フライトデッキでの汚染レベルは、トモダチ作戦中とその後に人員が配置されていた横須賀基地などの米軍基地における汚染レベルに一致するものであった。ゆえに、トモダチ作戦参加による空母ロナルド・レーガンの低レベルの放射能汚染は、健康懸念があるとみなされない。
2014-07-19 13:39:39(船内で)普通にアクセスできる場所は2011年5月までに除染されたが、福島第一原発事故由来の低レベルの放射能汚染は、主に、船の換気システムと空冷された電気モーターの中に残存している。
2014-07-19 13:40:25この残存汚染は主に固定されており(すなわち、簡単に除去できない)、簡単に拡散・吸入・経口摂取されず、付近の放射線量の増加を起こさないために、放射線被ばくの心配はない。
2014-07-19 13:40:50これらのシステムの内部へのアクセスが必要なメインテナンスの際には、放射線管理が必要である。海軍組織が、換気システムとモーターの除染を終了し、放射線管理から外す事を積極的に行っている。 (以上)
2014-07-19 13:40:59July 17, 2014 USS Reagan sailors not exposed to high radiation levels in Japan, report finds stripes.com/news/uss-reaga…
2014-07-19 13:42:25星条旗新聞の2014年7月17日付けの、twitter.com/YuriHiranuma/s… に関する記事「報告書によると、空母ロナルド・レーガン乗組員は日本で高レベルの放射線被ばくを受けなかった」 stripes.com/news/uss-reaga…
2014-07-19 13:44:28米議会国防委員会への空母ロナルド・レーガン最終報告書「放射線被ばく」(英語PDF) tricare.mil/tma/congressio… この2014年1月15日付けの朝日デジタル記事で言及されている健康調査の報告書 asahi.com/articles/ASG1G…
2014-07-19 13:03:02この星条旗新聞の記事によると、東京電力賠償訴訟の原告111人の口頭弁論が8月19日に連邦裁判所で始まるとのこと。被告側弁護団によると、裁判所は、東京電力の訴訟取り下げ要求について判決を下すだろうということ。
2014-07-19 13:49:52