Hiro Hirai先生集中講義 2日目

2014年7月23日、東京大学駒場キャンパス。1日目の様子はこちら http://togetter.com/li/696344
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Q @kimo_Q

「この論文単体で評価したときにインテレクチュアル・ヒストリー的な価値をどう見出すのだろうか。この論文は読みやすいけどアプローチがそんなに斬新に見えなくて、そういうものも含めると分野の定義の明確さが失われてしまうようにも思える」 #BH集中講義

2014-07-23 15:30:19
Q @kimo_Q

「パラケルススはどれくらい当時特殊だったのか。」「分野的に越境することについてはそれほど特殊とは思えない。むしろアイデアの部分でかなりエキセントリックだったとは言われる」 #BH集中講義

2014-07-23 15:30:26
Q @kimo_Q

「パラケルススに関しても、以前の研究でどれくらいその越境性が取り上げられてきたのだろうか。それによって新規性が評価できるのではないか」「パラケルススについて本を書いたパーゲルの研究は、それなりに矛盾しない形でアイデアの全体像を描こうとした」 #BH集中講義

2014-07-23 15:31:51
Q @kimo_Q

「大きな問題点は、パラケルススの名のもとに伝わる著作を無批判に使いすぎたということ。菊地原さんはその点かなり意識的で、真作であると安心して言えるテクストだけを使う。だからその点で実際のパラケルスス像に近づいたということは言えそう」 #BH集中講義

2014-07-23 15:32:47
Q @kimo_Q

「今回は影響関係が結構描かれているが、それは以前の研究と比べてどうなのか」「文脈に対する注意の配り方というのはそれまでの研究よりかなり配慮されているのではないか」 #BH集中講義

2014-07-23 15:35:34
Q @kimo_Q

「このセミナーでこの論文を取り上げた意義は」「アイデアを理解するとか古代とのつながりを見つけるということよりは、文化的、思想的背景にパラケルススを置いて描き出すということに主眼が置かれているように思う」 #BH集中講義

2014-07-23 15:41:23
Q @kimo_Q

「そういう関心設定のあり方がインテレクチュアル・ヒストリーの一つ重要なことなのだろうか」「それはそうなのではないか。」 #BH集中講義

2014-07-23 15:41:29
Q @kimo_Q

歴史記述においてコンテクストというものをどの程度まで広げて記述することができるのか問題。リーズナブルなコンテクストの絞り方とは。 #BH集中講義

2014-07-23 15:45:37
Q @kimo_Q

#BH集中講義 続いて2本目、平井浩「ルネサンスの種子の理論――中世哲学と近代科学をつなぐミッシング・リンク」『思想』944、2002年、129–152頁。

2014-07-23 15:50:38
藤本大士 @fujimoto_d

学生発表3:錬金術・化学、キミアの二番目の検討文献、平井浩「ルネサンスの種子の理論」の紹介がはじまりました。今回唯一の学部生の方の発表です! #BH集中講義

2014-07-23 15:52:44
藤本大士 @fujimoto_d

なお、平井浩「ルネサンスの種子の理論――中世哲学と近代科学をつなぐミッシング・リンク」の紹介記事については、拙ブログや有名ブログ「石板!」のエントリなどもご参照ください。 d.hatena.ne.jp/fujimoto_daish… sekibang.blogspot.jp/2010/04/200212… #BH集中講義

2014-07-23 15:54:25
Q @kimo_Q

コメント。一見隔絶していると見えるもののあいだに共通点を見出している。そういう作業をするために、明記される出典だけではなく、マージナリアや蔵書などにも注目する必要性が語られていた点。 #BH集中講義

2014-07-23 16:04:11
Q @kimo_Q

「ガッサンディの真の典拠を探した点など、午前中の議論とも結びついていて、インテレクチュアル・ヒストリー的な要素もあるのでは」「もちろんそうだがインテレクチュアル・ヒストリー全開ではない。ガッサンディの典拠を見出したということはある意味その後の研究の出発点になった」 #BH集中講義

2014-07-23 16:10:51
Q @kimo_Q

「単位が欲しい人は積極的に手を挙げて発言してください!」 #BH集中講義

2014-07-23 16:11:01
Q @kimo_Q

「種子とは...」「おそらく比喩として出発点としての種子というのが語られていた。そしてたぶんアリストテレスは意識的にそれをやらなかったのではないか。そして彼の哲学の説明原理を使えば種子は動植物のもの以外いらなくなる(続)」 #BH集中講義

2014-07-23 16:11:10
Q @kimo_Q

「アウグスティヌスはいろいろな説明に種子を使う。神がプログラムした種子が展開していく過程として。ペトルス・ロンバルドゥス『命題集』第2巻にも種子の話がたくさん入っている。だから神学の分野では種子の話が結構ある。本を書いた後で実は学んだ。」 #BH集中講義

2014-07-23 16:11:21
Q @kimo_Q

「だから中世にも種子の話がなかったわけではないのだが、16世紀の人たちとかがペトルス・ロンバルドゥスやクザーヌスに戻ることはあまりしない。直接の典拠はセヴェリヌスだったりフィチーノだったり。」 #BH集中講義

2014-07-23 16:11:36
Q @kimo_Q

「フィチーノとパラケルススの影響関係はどうなのか」「そこははっきりとわからない。僕が書いたもののなかでわからない度が大きい部分。後の人々が類似点を指摘してはいるが、パラケルススはソースを明かさないしフィチーノとは言っていることがかなり違う」 #BH集中講義

2014-07-23 16:13:38
Q @kimo_Q

「だからフィチーノはおそらく読んで何かを得ただろうけど、たぶんそこから独自の考えに進んでかなり違うプロダクトを提示したのではないか」「もしかするともっと古いソースからパラケルススは学んだのかもしれない、と。」 #BH集中講義

2014-07-23 16:17:26
Q @kimo_Q

職人的精気という概念について。 #BH集中講義

2014-07-23 16:18:34
Q @kimo_Q

「種子のなかに自立したメカニズムがあるという方向に説明が進んでいっているのだろうか?」「大きい視点で見ればそういうことなのではないか。」「機械論的な粒子だとあんまり粒子に力があるという感じに見えないが、種子の理論が消えていく過程というのはどうなっているのか」 #BH集中講義

2014-07-23 16:20:43
Q @kimo_Q

(この後うまくまとめられていません) #BH集中講義

2014-07-23 16:23:04
Q @kimo_Q

#BH集中講義 今日は以上です。Newman の論文に行く時間はなかったので明日の朝そこから始まります。また10:40から開始。

2014-07-23 16:24:53
藤本大士 @fujimoto_d

ホムンクルス柴田の報告は3日目1コマ目に延期となりました。 #BH集中講義

2014-07-23 16:25:38
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