mmpiリレーSS

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru レッスンしてる時に 教室で mmpiが 抱き付いた かな

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 息を吸ってまた吐いて。また大きく吸ったらその息を声に、言葉じゃなくて何の意味もない音に。 いつもやってる発声練習、クーラーもないこの教室でそれをやるのは中々の苦行で、実際さっきから何度も首にかけたタオルで流れる汗を拭っている。

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 「あーあーあー」 音階を一つずつ登って行く単調な発声、だけどこの基本ができないと実際に歌にした時になだからに音階を登れない。それにしても、珍しく1人で発声練習な訳で…ただでさえ、単調な作業がいつもよりも億劫に感じてしまう 「掃除が長引かなきゃな」

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 いつも一緒に発声練習をやる相方は今ここにはいない。 私が掃除中にちょっと休んでいるのを担任に見つかって、結果プラス1時間のペナルティをもらってしまったからだ。 とりあえず先生がいなくなったのを見計らって簡単に連絡。それに返信は来なかった。

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 「ちぇ…返信くらいしてくれても、いいじゃんかー」 昔からの、それこそ腐れ縁とも言えるような長い付き合い。相棒だと思ってたのはあたしだけだったのかと、少しばっかり寂しさが押し寄せる 「すずのばかー！」 「誰がバカよ、全く…バカはそっちでしょ」

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 「は！？」突然の返事に振り返ればいつも通り体操服に着替えた相方の姿。「大体掃除サボってた方が馬鹿なのよ」「い、いやサボってないし！休憩してたのー！」「ほとんど同じでしょ？」まあ、それを言われてしまえば何も返せない。

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 「すずこそどうしてこんなとこに？」 「誰かさんが発声練習1人は寂しいよって泣いてないか見に来てあげたんでしょうが」 「なぁっ…そっ、それはそうかもだけど、その練習抜けて来たの？」 相棒だけにあたしのことは、なんでもお見通しで嬉しいやら照れるやら…

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 「今日はミーティングだけだったから、もう終わったのよ。で、発声続けるの？」「あ、そうなんだ…うん、もうちょっとだけやるつもり」再び窓の方に向き直って息を吸う。さっきよりも少し長めに声を吐き出す、と後ろからは少し不思議そうな声「ねえ、何かいつもと違わない？？」

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 「えー？そうかな？いつも通り声出してるつもりなんだけど」 「ちゃんとお腹から声出してる？なんか喉が苦しそうな声だけど」 「おなか、？」 「いつもペアになる時はここ押してあげてるでしょ？」 そう言うとすずはおへそから指3本程下のところにそっと触れた

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 「んっ」「ここに力入れて声出さないと変な癖ついちゃうし、何より喉痛めるのよ？」そう言いながら指で軽くお腹を押してくるすずの表情は真剣だけど、私の意識は指の動きに向いてしまう。くすぐったいような何か変な感じ

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 「うひゃ、すずもなんかいつもと違うからこそばゆいよ。うまく力入んないって」 「はぁ？何言ってるのよ、こうして部活後に練習付き合ってあげてるんだから、真面目にして」 「ゔぇ、そ、そうだよね…」 触られてるところのむず痒さに目を瞑ってお腹に力を入れる

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 「そうそう…ん？？」指が離れたかと思えばそのまま捲くられる体操服。「は！？え、すず！？」直に私のお腹に触れられるすずの手「ねえ…ちょっと太った…？」「…は？」「なんか押してる感じがいつもと違う気がして…」ぷにぷにと指で押される度にぞわっとした感覚に襲われる。

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 「ちょ、ばかっ！太ってないし、んぅっ」 執拗なまでにぷにぷにと触れる感触に、変な声が漏れ出る 「へ？」 「ち、ちがうっ！その、くすぐったの！くすぐったかっただけだし！」 あたしが必死に話してるのに、すずの顔は意地悪い微笑みを浮かべた 「ふーん？」

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 「そんなにくすぐったがりだったっけー？？」「まっ…やめっ…」「やーめーまーせーんー」押すだけだったのが段々くすぐるような動きに変わって、堪えきれない声が口から漏れる。「すずっ…や、だって…！」必死の抵抗にすずの身体がよろけて慌てて手を伸ばす

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 「あっ、ぶなー」 そう呟きながら、本当は意外と細いすずの身体を抱き締める。全く、ふざけて調子に乗るからと諌めるような視線をすずに向けると 「な、！」 「うん？」 あまりの近さに、自分でたじろいてしまう。改めて見ると、本当すずって睫毛長いよね…

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 「どうしたの？」「え、いや…」何を緊張してるんだろう、相手はただの幼なじみで前からこういうじゃれあいはあったはずなのに身体が動かないし、うまく息もできない。「大丈夫？」

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 心配そうな顔で見上げたかと思えば、そのままの状態でおでこをぴたりとくっつけた 「な、なに？！」 「熱はなさそうね…そのわりに顔は真っ赤だけど」 「べ、べつにこれはっ、」 「なに、私には言えないことなの？」 まっすぐな目に射抜くように見つめられる

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 「そういうわけじゃ…」「じゃあどうして？」「それは…」続くはずの言葉は出てこなくて、ひゅっと息だけが漏れる。「ぱいるちゃん？」「…な、んか…緊張して…ドキドキしてる」「ドキドキ？」「何でかなー…すずに触られてから…今日の私変かも…」恥ずかしさで顔が熱くなる。

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 赤く染まった顔を見られまいと目を逸らす。なのに、すずはお構いなしでさっき触れてた鍛錬の部分をまたさわさわと撫で始めた。 「ちょっ、すず？！あぅんっ」 「ねぇ、どう変なのか教えてよ。ぱいるちゃん…わかるまで手止めないよ？」 暑くて何も考えられない

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 何か言わないと止めてくれない。くすぐったさを止めて欲しいと思う自分と、この感覚にハマってしまいそうな自分がいて わかっているのに言葉が出ない。「ね、ぱいるちゃん…何も言わないの？」わかっていて聞いてくるすずは正直ずるいと思う。

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 「っ、暑くて…なんだか、身体がじんじんする、」 「それは、いやな感じ？」 すずは請うような瞳で問うてくる。そんな顔をされたら、いやだなんて言えなくて、小さく首を振った。 「それは、もっと触って欲しいってこと？ぱいるちゃんは私にどうして欲しいの？」

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 「わ、たしは…」「ぱいるちゃんが嫌なら、私はやめるわよ？」手はお腹に触れたまま、そこから伝わる熱が心地いい。「すずに…触ってほしい…」掠れ掠れの声でそう伝えればすずの口角がくっと上がった。「そっかー…で、どこを？」「え…」

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii どこって…どこだろう？なんだか、恥ずかしいことを言わせたいんだろうなってのは、顔を見ればわかる。だけど…あたしはすずにどこを触って欲しいんだろ？あたしはなにが 「ぱいるちゃん？」 呼ばれて見つめた瞳が吸い込まれるように綺麗で、何も考えず口付けてた

悠🐶 @redbull_oishii

@haru_1451 すずの唇は柔らかくて甘くて、いつもつけているお気に入りのリップクリームの香りがした。「…は、いきなりどうしたの？」「何か…すずの事見てたらしたくなったの…」そう言えば今度はすずの顔が赤くなってふいと顔をそらされた。「いきなり…そういうのはずるいわよ…」

はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@redbull_oishii 「すずの方が、断然ずるいと思うんだけど…？」 「それはっ、…いつも鈍感なあなたが悪いのよ」 「へ？」 「どうせ、ずっと1番の親友だとか相棒だとか…そんな風にしか私のこと見てなったんでしょ？」 少し自嘲気味に張り付いた笑顔ですずはあたしに言った