外国語の学び方

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秋山国之 @cyberkunichan

①自分の外国語勉強法。まず、当該外国語のみで収録されているビデオ教材を入手する。その教材を毎日30分~1時間位リラックスして視聴する。画像と音声だけに集中し、テキストは一切見ない。これを1年位続けると何となくストーリーが分かってくる。

2014-06-07 00:19:13
秋山国之 @cyberkunichan

②その後、ビデオの内容を思い出しながらテキストの書き写しを行う。このとき、テキストを音読する。スラスラと口に出しながら書き写せるようになった時点で、初めて文法の勉強を始める。日本の受験英語教育法とは全く逆である。

2014-06-07 00:19:36
秋山国之 @cyberkunichan

③この方法で外国語を学ぶと、初めの1~2年目は文字を全く使わない(文盲期)、3年~4年目は文字と発音の習得(幼児期)、5年目は文法学習(少年期)と進歩することになる。現地で生活しているのとほぼ同等の効果が得られ、5年後以降は指数関数的に使える語学力がアップする。

2014-06-07 00:36:41
秋山国之 @cyberkunichan

④自分の外国後習得法の特徴は「外国語は初めから当該外国語で学習する」という点にある。母国語は新言語習得の最大の障害となるからだ。発音、発想法、論理構成等々、白紙から学習するのが最も効果的である。外国語でコミュニケーションするのに母国語は「百害あって一利無し」だと思う。

2014-06-07 01:44:54
秋山国之 @cyberkunichan

⑤言語以前に脳裏に浮かぶのは「イメージ」である。だから、外国語はイメージと結びつけて学習するのが最も効果的であり、母国語と結び付けるべきではない」と思っている。米国人は日本語など知らずに英語を話しているのであり、自分も英語を使っているときは日本語で発想などはしていない。

2014-06-07 01:50:22
秋山国之 @cyberkunichan

⑥二十数年前、日本で働いていたときの話し。当時、顧客(日本企業)との会議の通訳も仕事の一部だった。「イメージ」と「言語」が結びついているので、時々「英語で話している」のか「日本語で話している」のか意識がなくなってしまうことがあった。両言語とも「母国語」として学習しているからだ。

2014-06-07 02:10:55
秋山国之 @cyberkunichan

①「初学者にとって同時に並行して学習した方が効率が良い外国語の組み合わせはあるのか」という問いがある。経験的には欧州諸語の場合、ラテン語系とゲルマン語系の言語は同時学習可能だと思う。両者が混同しにくいからだ。一方、ラテン語系の言語を同時に学習すると混同が生じ能率が下がる。

2014-06-07 03:39:52
秋山国之 @cyberkunichan

②これは両言語とも十分に身に付いていない初学者の話しでである。以前、仏語と西語を同時に学習を始めたことがあるが、両者が混同し「方言と共通語をごちゃ混ぜに話している」ようになってしまった。一方、既に西語がかなりできる人は仏語との「差分」だけを学べば良いので学習効率が良いみたいだ。

2014-06-07 03:45:06
秋山国之 @cyberkunichan

③先日、暫く使っていなかった片言の西語をアルゼンチンから来た人に向かって話したら「キョトン」とした顔をされた。もう通じなくなってしまったのかとガッカリして我に返ると、仏語で話しかけていたことに気付いた。生半可な語学力なので混同が生じたのだ。

2014-06-07 04:19:36
秋山国之 @cyberkunichan

④仏語と独語の同時学習は可能だと思う。さらに、既に英語が身に付いている場合は、単語の学習に於いて極めて有利だと思う。歴史的に見て、英単語の70%位は仏語から入ってきたものだ。また、英語は元来、独語系の言葉なので独単語には英語(古語)から連想できるものも多い。

2014-06-07 04:20:09
秋山国之 @cyberkunichan

⑤会話では分からないが、ドイツ人やフランス人の書く英語を見ると、明らかに「母国語に引っ張られている」といった心証を持たざるを得ないようなものを多く見かける。名詞の単複用法などで目立つ。意味は分かるがネイティブは通常そういった表現はしない」といった種類のものである。

2014-06-07 04:23:36
秋山国之 @cyberkunichan

⑥最後に辞書の使い方について。英語を習い始めた頃は面倒くさがって辞書は使わなかった。中学校の英語の成績は最低。日夜アマチュア無線ばかりして遊んでいた。雑音の中、海外から飛んでくる電波(英語)を必死になって理解しようと試みた。知らない表現の意味を文脈から推測する癖がついた。

2014-06-07 12:11:43
秋山国之 @cyberkunichan

⑦「辞書をこまめに引きなさい」といった英語の先生(中学)の言葉は全く無視していた。生意気にも「英語も満足に話せないくせに偉そうなことを言うな」と思っていたからである。後で文法を学ぶようになって、辞書の大切さを痛感するようになった。辞書はアメリカ製。日本語を排除する為だ。

2014-06-07 12:16:26
秋山国之 @cyberkunichan

⑧積極的に英和辞典を使い始めたのは仕事で会議通訳をするようになってからだ。素早く適切な日本語表現を連想するのには英和を使っていた方が便利だった。和英は全く使わない。日頃から情報は英語でインプットしていたので、適切な英語表現をは比較的容易に思いつくことができた。

2014-06-07 19:16:14
秋山国之 @cyberkunichan

⑨初めから英語は英語で(つまり第二母国語として)修得してきたので、「日本語に引っ張られない英語表現」ができるのだと思う。他の日本人のように日本語を使って英語を学習していたら、米国で若手ネイティブ特許弁護士の英文を添削指導するような仕事はできなかったであろう。

2014-06-07 19:16:56