特定秘密保護法、私のパブコメ案その１

深草　徹 @tofuka01

特定秘密保護法パブコメ・第三者機関について① 第三者機関がその責務を果たすには、全ての情報にアクセスすることが保証されているかどうかが第一関門である。保全監視委員会、独立公文書管理監・情報保全監察室は、全ての「特定秘密」へのアクセスが保証されておらず、第一関門をクリアしていない。

深草　徹 @tofuka01

特定秘密保護法パブコメ・第三者機関について② 第三者機関が責務を果たすには、十分な調査能力と解析能力を持ち、実行力と意欲あるスタッフを養成する必要がある。そのためには身分保障と適正な処遇が必要である。保全監視委員会、情報保全監察室においては、そのようなことは全く考えられていない。

深草　徹 @tofuka01

特定秘密保護法パブコメ・第三者機関について③ 第三者機関は「特定秘密」制度の実施機関たる行政機関からの独立性が確保されなければならない。内閣官房に設置される保全監視委員会とその事務部門、内閣府に設置される独立公文書管理監・情報保全監察室は独立性が全くなく、お手盛り機関に過ぎない。

深草　徹 @tofuka01

特定秘密保護法パブコメ・第三者機関について④ 第三者機関は、「特定秘密制度」の実施機関である行政機関に対し、不適切な運用を直接是正させる権限を付与されなければならない。保全監視委員会も独立公文書管理監・情報保全監察室もそのような権限を与えられていない。

深草　徹 @tofuka01

特定秘密保護法パブコメ・第三者機関について⑤ 独立公文書管理監と行政機関の長は、行政機関職員の通報を受け付ける窓口を設置し通報を受け付ける仕組みを作ることとしているが、窓口を設けただけでは通報はされない。不適正な「秘密指定」等を知った職員に通報する義務を課すことが絶対必要である。

深草　徹 @tofuka01

特定秘密保護法パブコメ・第三者機関について⑥ 第三者機関は市民をカヤの外においている。これはだめだ。広く市民から、「特定秘密」の指定、解除など行政機関の長に対し、異議、解除請求等を認め、その裁定に不服があるときにはさらに第三者機関への不服申立てを手続を認めるようにするべきである。

深草　徹 @tofuka01

特定秘密保護法パブコメ・第三者機関について⑦ 保全監視委員会の事務局、独立公文書管理監・情報保全監察室の人的給源を何も明らかにしていないが、少なくとも内閣情報調査室において法制定作業に携わった者は排除すること、省庁からの出向者を宛てることをやめ、プロパー職にするべきである。

深草　徹 @tofuka01

第三者機関に関するパブコメ募集は、「内閣府本府組織令の一部を改正する政令（案）」に対するもので、独立公文書管理監と情報保全監察室に関する意見のみとなってしまうが、別途、保全監視委員会が法１８条４項に基づき閣議決定で設けられることになっているので、両者あわせて意見を述べるのがよい。