「真面目にお祈りしてます？」改宗・宗教のレイヤー

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

人類にとって「宗教という概念」は食事や排せつのような共通言語ではないので、ヨーロッパ人がキリスト教の概念の宗教でものを考えて「神道に改宗するにはどうすればいいか……」と悩んだり、日本人が単に仏式で葬式あげてるだけで「日本人は仏教徒。」と考えたりするのである。

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

ゆえに日本人にとって「宗教」とは外来の新しい概念であり、古来より日本人が続けてきた宗教的な儀式・精神的な拠り所・信仰をアブラハムの宗教式の「宗教」で判断すると、どうしても齟齬が出る。なぜならそれらは相互にレイヤーが違うからだ。

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

人間の人生を一つに縛りつける基本OSのごとき「宗教」という概念は、実はアブラハムの宗教の概念である。そして、日本でも今現在、宗教とはその概念で語られている。

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

アブラハムの宗教式の「宗教」の概念で捉えると、日本人が行っている「儀式の参加回数、参加経験」はその人の宗教を定義しない。だから、日本人が仏式で葬式をあげても、神社に初詣しても、神に永遠の愛を誓っても、仏教徒にも神道信者にもキリスト教徒にも見えないのです。

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

同じように、「宗教っていうのは……一なる絶対的かつ排他的な存在を信じ、その世界観に帰依し、コミュニティとなるものだろ？ だったら、キリスト教を捨ててシントーを信じるにはどうすればいいんだ？ シントーの信徒会とかあるのか！？」と、悩むweeabooも出てくるのだ。

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

で、最初の論に戻るけど、「アブラハムの宗教の概念で作られている宗教」と、日本人が毎年ことあるごとにやっている「神社に詣でたり、お坊さんにお経読んでもらったりするなにやら霊的な儀式」は、人生におけるレイヤーが違うので、「キリスト教神道派」も作れるんじゃないかってコト。