「西遊記」に関する雑学・豆知識まとめ

数日前、たまたま目にした「西遊記」談議が面白かったので、つらつらとまとめました。記述に秘められた思想や比喩、実はこんな記述があった、異本や伝承などのトリビア、などなど。 ちょっと「西遊記」で検索した、独立のツイートもまざっています。
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髙山龍智🇮🇳जयभीम वाला @nagabodhi

『ラーマーヤナ』と『西遊記』の類似は指摘されるが、それに『桃太郎』も加えて良いのではないか。ラーマも桃太郎も、島を城とする悪鬼を倒すのに猿の助けを借りている。また『ラーマーヤナ』にはガルーダ、『桃太郎』には雉、『西遊記』では悟空のキント雲と、いわゆる空軍も登場する。

2014-08-11 09:56:54
原田 実 @gishigaku

30年ほど前にタイに行った時、現地ガイドさんが『ラーマーヤナ』の壁画を指して『西遊記』と『桃太郎』の元ネタだと解説していました。タイに伝わった話だとシータは赤ん坊の時、壺に入って川を流れてきたことになっているということで @nagabodhi

2014-08-11 10:00:23
髙山龍智🇮🇳जयभीम वाला @nagabodhi

@gishigaku おお☆それに「桃の霊力」信仰が加わったわけですね。

2014-08-11 10:02:07
髙山龍智🇮🇳जयभीम वाला @nagabodhi

@gishigaku 昔の説教ネタでは「西遊記の孫悟空と猪悟能八戒と沙悟浄はそれぞれ仏教の三毒、貪欲(豚)・瞋恚(猿)・愚癡(河童)を表し、それを人間の玄奘が教導しながら百八煩悩妖怪を倒すのだ」と。桃太郎では、三匹が知仁勇の三徳を表すといわれていたそうです。

2014-08-11 10:10:42
原田 実 @gishigaku

まさにまさに。孫悟空も不死身になった原因の一つは西王母の桃を盗み食いしたことですし @nagabodhi

2014-08-11 10:10:53
Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu

@gishigaku @nagabodhi ちと不正確。悟空は元々石猴で殺劫を逃れるために道術を修め、閻魔の帳面から自分の名を消して不死になった。西王母の桃を食う以前に悟空は不死。さらに太上老君の八卦炉に入れられ火眼金瞳の不壊の肉体になった。

2014-08-11 10:48:42
原田 実 @gishigaku

補完ありがとうございます。あと金丹の盗み食いも @yuri_no_meikyu @nagabodhi

2014-08-11 10:51:23
Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu

@gishigaku @nagabodhi 差し出口失礼しました。悟空が火眼金睛という言葉通り、金気と火気の化身であるところがポイントなのです。

2014-08-11 10:53:47
髙山龍智🇮🇳जयभीम वाला @nagabodhi

@yuri_no_meikyu @gishigaku 勉強になります。釈迦の手→五行山でしたよね?仏教では五大「地水火風空」(これに識を加えて六大とも)が世界の構成要素とするので、その辺のミックスも興味深いです。

2014-08-11 11:03:35
kato takeaki @katot1970

そんな設定あったっけ?と思ったら、『李卓吾先生批評西遊記』にはなかった www9.plala.or.jp/riversite/saiy… RT @gishigaku: 『西遊記』の三蔵法師も生まれたばかりの頃に父を失い、自分も川を流れていたところを拾われて育てられた

2014-08-11 11:24:48
Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu

@nagabodhi @gishigaku 実は火と金が悟空の要素なら、八戒は木と水、そして悟浄は土の要素を当てはめられ、西遊記の中に何度も出てくる詞章で五行として表現されています。

2014-08-11 11:28:41
髙山龍智🇮🇳जयभीम वाला @nagabodhi

@yuri_no_meikyu @gishigaku ちなみにその五行思想と五大思想をつき合わせた記述はありますか?

2014-08-11 11:34:29
Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu

@nagabodhi @gishigaku うーん、西遊記自体は確かに仏教を称揚はしているものの、中身は中国化というか道教化した理解で描写されているような気がします。もしインド的な五大の表現があっても五行とミックスか、同一化していると思います。

2014-08-11 11:39:12
我乱堂 @SagamiNoriaki

そういえば玄奘西域記だっけか?竜泉境だかなんとかいう話書いてたっけか。そこには竜種というものたちがいて、馬と並んで走ることができたとかなんとか。まあ要するに田中芳樹先生の『創竜伝』の元ネタの1つだと思うんだけど。高千穂遙先生の『ザ・ドラゴンカンフー』の方に先に出てたと思う。

2014-08-11 11:44:51
原田 実 @gishigaku

江流和尚説話(三蔵法師の生い立ち)について刊本ごとの有無があることはこちらを参照 weblio.jp/wkpja/content/… @katot1970

2014-08-11 11:46:11
髙山龍智🇮🇳जयभीम वाला @nagabodhi

@yuri_no_meikyu @gishigaku なるほど。実際、アヌッタル・サムヤク・サムボーディ(音写:阿耨多羅三藐三菩提、無上等正覚と意訳)も、その前には「無上正真道」と、「道」に訳されていたことがありましたからね。

2014-08-11 11:47:33
我乱堂 @SagamiNoriaki

そういえばバタリロ西遊記は色んな設定が付加されてたけど、あれ何処までが創作で何処まで原作に典拠があるのか解かんない…

2014-08-11 11:53:06
【厳選】ふぁぼ&RTツイ! @nqpataz

ちなみに「金色の目」というのは、「この世の物でない存在」であることの証で、鬼や天狗・幽霊の面は必ず金入り…と言われてる、そうです。 思えば、「西遊記」で有名な孫悟空も「火眼金睛(かがんきんせい)」であります。方相氏、そしてついなちゃんが金色の目をしているのも、同じ理由なのです^^

2014-08-12 20:46:14
まとめったー @towittermatome

「西遊記」の三蔵法師は10回生まれ変わっていて、前世の9回は沙悟浄に殺されている。 沙悟浄が首にぶら下げている髑髏は全部三蔵法師の前世の亡骸。 10回目にして孫悟空、猪八戒という生存フラグを立てようやく生きて突破することに成功した。

2014-08-12 21:42:09
文教堂 西葛西店 @mizutom

【再入荷】【一般文芸書】 新潮社『悟浄出立』万城目学著 「西遊記」を沙悟浄の目から、「三国志」を趙雲の視点からみると、どうなるのか。 人生の見方まで変えてしまう連作集。 p.twipple.jp/qPDZP

2014-08-12 22:12:07
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卵アイコンの逆襲 @tamagyaku

昔、日本の西遊記の映画を観た中国人が『どうして三蔵法師を女性が演じているんだ』と言ったそうで、それは最もな疑問だと思うんだけど、今TVのCMで流れている『三国志戦姫』とか見たら何て言うんだろう。巨乳の関羽を見て何て言うんだろう。

2014-08-13 00:37:47