「フランスミステリベスト100」結果発表
- Colorless_Ideas
- 14179
- 3
- 1
- 0
「フランスミステリベスト100」、結果発表はTwitterにて、 13日17時~:100位~51位を発表 13日21時~:50位~1位を発表 の予定です。1位まで発表が終わったのち、101位以下の結果も含めた全結果をサイトに掲載いたします。 #ATB仏ミス
2014-08-13 00:13:53予告した時間になりましたので、まずは「フランスミステリベスト100」の100位から51位までを発表いたします。個別コメントは可能な限りつけたいですが、まだ準備が終わっていませんので、51位までの順位発表を終えたのち、追ってツイートしていきたいと思います。 #ATB仏ミス
2014-08-13 17:04:20「フランスミステリベスト100」 投票者:67名 有効投票数:522 作品数:195 101位以下の作品はのちほどサイトで公開します。90位に同ポイントで11作品が入ったので、まずはそこから発表していきます。
2014-08-13 17:28:08【90位(9ポイント/1~2票) 11作】前半 『七番目の仮説』ポール・アルテ 『死体銀行』カトリーヌ・アルレー 『鉄の薔薇』ブリジット・オベール 『サン・フォリアン寺院の首吊人』ジョルジュ・シムノン 『マネキン人形殺害事件』S・A・ステーマン 『呪い』ボアロー&ナルスジャック
2014-08-13 17:31:01【90位(9ポイント/1~2票) 11作】後半 『まだ殺されたことのない君たち』イゴール・B・マスロフスキー 『完全犯罪売ります』ユベール・モンテイエ 『ルパン対ホームズ』モーリス・ルブラン 『水晶の栓』モーリス・ルブラン 『男の争い』オーギュスト・ル=ブルトン
2014-08-13 17:31:5090位に『男の争い』が入ったオーギュスト・ル=ブルトンは暗黒街を舞台にした犯罪小説を書く作家としてアルベール・シモナン、ジョセ・ジョバンニと並び称される。ちなみに今回のATBアンケートではアルベール・シモナンには票は入らなかった。
2014-08-13 19:59:0590位『まだ殺されたことのない君たち』イゴール・B・マスロフスキー 森英俊編著『世界ミステリ作家事典 本格派篇』で取り上げられている数少ないフランスの本格ミステリ作家の1人。乱歩と文通したりもした作家で、この本は木々高太郎が渡仏時に著者本人に会って、翻訳出版の約束をしたもの。
2014-08-13 19:53:58続いて、84位(10ポイント)が6作品。ある投票者1人だけが1位として挙げた作品もあれば、2人が投票してこのポイントになった作品もあります。
2014-08-13 17:33:49【84位(10ポイント/1~2票) 6作】 『二年間の休暇』ジュール・ヴェルヌ 『破戒法廷』ギ・デ・カール 『火曜日の手紙』エレーヌ・グレミヨン 『災いの天使』パスカル・フォントノー 『顔のない告発者』ブリス・ペルマン 『カロリーヌはめいたんてい』(絵本)ピエール・プロブスト
2014-08-13 17:34:25【82位(10.5ポイント/2~3票) 2作】 『13の秘密』(短編集)ジョルジュ・シムノン 『パリは眠らない』ミッシェル・ルブラン
2014-08-13 17:37:16【75位(11ポイント/2票) 7作】前半 『失われた夜の夜』ジャン=クロード・イゾ 『素晴らしき愚か娘』シャルル・エクスブライヤ 『猫』ジョルジュ・シムノン 『三人の中の一人』S・A・ステーマン
2014-08-13 17:39:24【75位(11ポイント/2票) 7作】後半 『眠りなき狙撃者』ジャン=パトリック・マンシェット 『緑の目の令嬢』モーリス・ルブラン 「金の斧」(短編)ガストン・ルルー
2014-08-13 17:39:4775位のガストン・ルルーの短編「金の斧」はハヤカワ・ミステリ文庫『フランス・ミステリ傑作選2 心やさしい女』や、創元推理文庫『ガストン・ルルーの恐怖夜話』で読める。後者の収録作ではほかに「胸像たちの晩餐」にも投票があった。
2014-08-13 20:10:27【73位(11.5ポイント/2票) 2作】 「三つの消失」ピエール・ボアロー 『罪深き村の犯罪』ロジェ・ラブリュス
2014-08-13 17:41:2973位「三つの消失」ピエール・ボアロー ボアローがナルスジャックとコンビで作品を発表し始めたのは1952年で、これはそれ以前の作品。晶文社『大密室 幻の探偵小説コレクション』に収録。ナルスジャックの単独作も邦訳があるが(「死者は旅行中」、『贋作展覧会』)、今回は票は入らなかった。
2014-08-13 20:11:3573位『罪深き村の犯罪』ロジェ・ラブリュス 1985年のパリ警視庁賞受賞作。田舎の街の連続殺人。事件のホワイダニットもさることながら、なぜその事件が発生し(遠因)、また事件を横目に見つつ誰がどのように動き、そしてどうなったか――という事件を巡る構図が面白い。
2014-08-13 20:17:39【70位(12ポイント/2~3票) 3作】 『ブロの二重の死』クロード・アヴリーヌ 『サンタクロース殺人事件』ピエール・ヴェリー 『ディーバ』デラコルタ
2014-08-13 17:42:51【63位(13.5ポイント/2票) 6作】前半 『二千万ドルと鰯一匹』カトリーヌ・アルレー 『甦える旋律』フレデリック・ダール 『生きていたおまえ...』フレデリック・ダール
2014-08-13 17:47:05【63位(13.5ポイント/2票) 6作】後半 『穢れなき殺人者』ブリス・ペルマン 『バーネット探偵社』(短編集)モーリス・ルブラン 『オペラ座の怪人』ガストン・ルルー
2014-08-13 17:47:34【60位(14ポイント/2票) 3作】 『死刑台のエレベーター』ノエル・カレフ 『記憶のための殺人』ディディエ・デナンクス 『黒衣婦人の香り』ガストン・ルルー
2014-08-13 17:49:1160位『黒衣婦人の香り』ガストン・ルルー 『黄色い部屋の謎』の翌年に発表された、登場人物がほぼ共通する姉妹編。前作のネタを割っているとのことなので、先に『黄色い部屋の謎』をお読みください。
2014-08-13 20:25:19【57位(14.5ポイント/2~3票) 3作】 『鏡の中のブラッディ・マリー』ジャン・ヴォートラン 『クリムゾン・リバー』ジャン=クリストフ・グランジェ 「男の首」ジョルジュ・シムノン
2014-08-13 17:51:09【54位(15ポイント/2~3票) 3作】 『キャンティとコカコーラ』シャルル・エクスブライヤ 『七匹の蛾が鳴く』フランク・ティリエ 『シンドロームE』フランク・ティリエ
2014-08-13 17:52:43