Fumbleguyさんによるログ・ホライズンTRPGのマスタリングノウハウ

Fumbleguy tombback/墓標背負いのファンブルガイ @Fumbleguy

理由は主に2つ。1つ、詳細に説明すると手間暇かかる。2つ、詳細に説明しても覚えられないしメインプレイに寄与しない。単なる無駄になりかねないので、手間はある程度省こう。ルール面だけじゃなく、設定面や特技類のフレーバーについても軽く話をした方が良いんじゃないかな。

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友人君、これが君のPCだ。分からないこととか気になる点が有ったらいつでも聞いてくれ。あとプリプレイでやっておくべき要素は、『メインプレイ中に確実に使うことになるルールについて説明する』ことだ。具体的には判定と、ゲームの進み方。何、リプレイとか動画で学んだ？　それは予習が生きたね。

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おっと、システムによっては説明する必要のある「確実に使うルール」は変化する。その辺は各GMで分かるだろうから説明しない。ちなみに何故メインプレイじゃなく、プリプレイの間に説明するかと言うと。メインプレイ中に説明してもいいんだが、時間がかかるからね。事前にできることは事前にしよう。

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あとオンラインセッションだと、『プリプレイの間にtxtファイルで簡単なルールをまとめてサマリー化』するのが使える手法。俺もよくやる。さて、そんなこんなでメインプレイの時間がやって来た。プレイヤー集める方法は、まあ、今回は言わんでいいでしょ。

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さてメインプレイだ。シナリオは用意してあるはず。シンプルで分かりやすいのを作っておいたよ。複雑なシナリオは歯応えあるけど、説明する要素が増えるからね。では早速遊んでみよう……ここでまた、どうにかする必要がある要素が複数出てくる。ここからが大変だ。

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メインプレイ中も、友人君の手元にはルールブックが無い。つまり「分からない所を自分で調べる」事が出来ないので、『普段のプレイより多く出てくるであろう質問に答える』必要が出てくるわけだ。なお質問はバンバン受け付けよう。威嚇したってどうにもならんぞ、ルールブック手元に無いんだから。

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当然、その質問はルール・データ面だけでなく、設定面、自分のPCについて、ロールプレイの許容範囲、その他諸々。色々来ることが想定できる。友人君の、初めてのTRPGが楽しかったと言う言葉を世辞でなく聞くためにはメインプレイ中のサポートも重要だ。頑張れGM。

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メインプレイ終わった。アフタープレイだ。さて友人君、楽しかったかな。何、また遊んでみたい。それは良いことだ、今度ルールブック買いに行こうか。今回は体験版だから、次からは製品版で遊ぼう。そういうことになった。めでたしめでたし。そんな風に事態が進めばいいんだが、さてどうだろう。

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ちなみにルールブックを買ってくれると、一連の話の中で『』で囲んだ部分の手間が大幅削減されます。劇的な人的リソースの削減に繋がる。そりゃあ最初にルールブック買ってくれと言いたくなる人の気持ちもよく分かる。すごく分かる。だから俺を戦争に巻き込むな。

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という訳で、ここ最近の「ルールブック持ってない人でも参加可能なオンラインセッションの募集」の裏側では、こういう動きをしております。全く参考になりませんね。ただ、これで実際にルールブック買って、今や俺よりどっぷり遊んでいる人もいるし、色々とどうにかした成果は出る可能性はある。

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なに、オンラインでルールが公開されてるの遊べばいいって？　それはいい考えだ。友人君が焼きたての肉にかぶりつきたい気分の時にざる蕎麦食ってるような感覚に陥るかも知れないのが欠点だが。いや、俺は蕎麦好きだからいいんだけどさ。せっかくだからリクエストに答えたいじゃないか。

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あと、最終的にルールブックは買ってもらおう。この体制を毎回プレイヤーに提供するのは結構な労力がかかる。それにルールブック買ってもらわないと売り上げにならない。サプリメントでなくなるかも知れない。布教の結果がそれでは寂しい。ルールブック手元にある方が快適だし。

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で、そもそも何故ルールブックを買わずに遊んでもらおうという話になるか、というと。要するに体験版を提供しようと言う話である。いきなり価格3500とかの本を買うのはハードルが高いし。積んでるルールブックがどれだけ高くなろうと、そこは誤魔化すことのできない要素。

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言うこと大体言ったような気がするので、この辺にしておこう。これだけの諸々が手に余りそうな場合、ルールブック買ってもらいましょう。GMが無理しても何の利益にもならん。心身の健康状態を整えて遊ぼう。ゲームなんだし。娯楽なんだし。