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『イラストレーター・中村佑介氏のQ&A④』“僕は美術家?イラストレーター?”編(2014.08.21) - Togetterまとめ togetter.com/li/709476 なかなか面白い視点。ですが美術史の視点がない。日本の美術史、はっきりいえば明治の美術史の視点が。
2014-08-22 21:40:23ここから「作家とはそもそも何か?」という疑問に至ると面白いのですが。例えば作曲家が生まれたのは近世のヨーロッパ。映画『アマデウス』の主人公がモーツァルトを激しく妬み、憎むのは、彼に「作曲家」というアイデンティティがあったから。
2014-08-22 21:43:14先に私は、愛国心が戦争の形態を変えたと論じました。togetter.com/li/707622 あれと重なるかもしれない。
2014-08-22 21:44:16ベートーベンは貴族に養われるわけです。パトロンの庇護下になる。これで生活は保障される。代わりに作曲したものはパトロンのものに。つまり楽譜ですよ。「ベー先生の新曲をうちでも演奏したいんですが」「おううちに来れば書き写しさせたるわ。金は払えようちに」と。
2014-08-22 21:49:20スヴィーテン男爵marimo.or.jp/~chezy/mozart/… 『アマデウス』にも出てきますね。俗物勢揃いのなか、比較的まともな役柄でした。葬儀のシーンにもちらっとでてきます。何しろ葬儀代は彼が出したのだから。
2014-08-22 21:52:00ベー先生の楽譜がどうこうの話の続き。楽譜を管理して複写代で稼ぐパトロン。これが現代の音楽出版社のルーツです。音楽出版社といっても楽譜を売ってる出版社ではありません。音楽著作権を管理する会社です。ジャスラックとも違います。ここわかりにくい。
2014-08-22 21:53:48ハローキティにはママがいます。この方です。atjamtamjag.jugem.jp/?eid=38 専属デザイナーさんです。実は三代目。初代つまりキティの発案者とは別人です。
2014-08-22 21:55:59サンリオがなぜいちいちキティの「作者」を喧伝するのかというと、キティが「商品」ではなく「作品」であると世に思ってもらえるようにするためです。
2014-08-22 21:56:52スパヒロコミックスの人気キャラクターの発案者が出版社を訴える事件がたまにあります。アメリカです。あれは「作家」として訴えてるのではなく、特許で会社が稼いでいるロイヤリティの分け前よこせと訴えているのです。青のダイオード訴訟のように。
2014-08-22 21:59:19アメリカの著作権法にはもともと「著作者人格権」がないのが関係しています。1989年にベルヌ条約に加盟するために、法制度を改めて現在は著作者人格権(に該当するもの)を保護するようになっていますが。
2014-08-22 22:00:44つまり作品とは特許と同じで売り買いするものなのです。売っちゃったらもう赤の他人。どういじられようが口を出す筋合いじゃないよ、と。
2014-08-22 22:01:49一方でキティはどうでしょう。キティはデザインなのかキャラクターつまり著作物なのか。サンリオは著作物として管理しています。それでいて実態はデザインなんですね。キティにお口がないのは、キャラクターの必須事項である「自律性」をあらかじめ去勢するため。というか結果として去勢となった。
2014-08-22 22:03:47