ニュースを読む「朝日新聞(大岩ゆり記者) 甲状腺がん、疑い含め１０４人　福島の子供３０万人調査」 マキノさんによる統計的検証

Jun Makino @jun_makino

11 回 :1 次検査確定 134735 B 判定 935 2 次検査対象 953 2 次検査実施 255 悪性 16 。 10 万人あたり 44 人。

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この、 45 人前後の数字は今回 (16 回 ) までほとんど変化がない。実はちゃんとしたデータとしてはこの変化が小さすぎるのではというのが気になるくらい変化が小さい。

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これに対して、 25 年度は 15 回 29 人、 16 回 40 人。

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もちろん、偶然そうなったのであろう。

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適当な年齢補正を試みる。 2011/3 時点での年齢で

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年齢 悪性計 H23 H24 H25 合計

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16-18 51 6573 17534 9333 33440 1.53e-3

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11-15 46 12355 40356 31824 84535 5.44e-4

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6-10 7 11678 40831 39277 91786 7.63e-5

Jun Makino @jun_makino

0-5 0 11207 40488 34570 86265 <1e-5

Jun Makino @jun_makino

これは概ね 5 歳で 8 倍で近似できる。 (16-18 で 11-15 の 3 倍弱なのはちょっ とあわないけど、 16-18 歳内部で一様という近似に多分無理があるので ) とすると、年齢への依存性は exp(t*0.416) で書ける。

Jun Makino @jun_makino

そうすると、年齢が 0.5 歳高いことの効果は 2 割程度。 33 人が 26 人になるわけで結構大きい。

Jun Makino @jun_makino

相関が有意だとすると、0切片がすごいところにでてきて大変なことになってるということに、、、正直ちょっと信じ難い

Jun Makino @jun_makino

kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-663… 早川さん は、受診時年齢を考慮しないでいわき以外 16 人の予測をだしたのか。これは大変興味深い。

Jun Makino @jun_makino

玄妙さんの計算は受診時年齢の効果が正しくはいっているとは考えにくい ( 早川さんの結果との差が小さすぎる ) 。

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jiji.com/jc/c?g=soc_30&… 甲状腺がん、疑い含め１０４人＝地域差見られず - 福島県

Jun Makino @jun_makino

引用 : 東京電力福島第１原発事故を受け、当時１８歳以下だった県民を対象に実施している甲状腺検査で、福島県は２４日、甲状腺がんやその疑いがあると診断された人数が６月末時点で１０４人になったと発表した。

Jun Makino @jun_makino

引用 : 原発周辺の１３市町村、沿岸部、中部などに分けた地域別の診断率も初めて公表。地域差は見られなかった。

Jun Makino @jun_makino

調査設計から公表方法まで良く検討されていると思う。

Jun Makino @jun_makino

同じデータから「地域差は見られない」という公式発表がでたり、 pic.twitter.com/fAokLqWJQU こんなグラフ がでたりするわけである。

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Jun Makino @jun_makino

科学リテラシーというのもなかなか難しいものである。