透析室でのプラズマクラスター利用のインフルエンザに対する効果(がなかった)研究について

日経メディカルの記事とシャープのプレスリリースについての議論で目に付いたものをまとめました。 野尻先生のコメントにあるように、透析室で過ごす時間は生活全体でそう多くない上に罹患する人が少なくて、透析室での感染を抑えられたかどうか見ることがそもそもできていないように思われます。 また、シャープはサンプルサイズを大きくすれば有意になる可能性があると示唆しているようですが、どちらに転ぶか分からないというべきでしょう。
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🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

@NaruBeya フェレットってのは人インフルエンザウイルスにかかる動物なんですよ。

2010-11-22 10:26:55
@ublftbo

@y_tambe 今回のは、大橋氏が積極的に説明に参加してて、かつシャープの発表などを見ると説明がむちゃくちゃである、という所が不可解です。医療統計・疫学 が専門なら、慎重に見るべきだし、学術的観点からのアドバイスがリリースに反映されるように釘を刺せば良いのになあ、と。

2010-11-22 10:30:50
Lazy Learner's Notebook (tigayam2) @tigayam2

@ublftbo 具体的に何を比べてるかわかりませんね。透析室・患者の選択(および交絡)バイアスがポイントでしょうか。14例と9例の違いの偶然性について評価されてませんし。http://www.sharp.co.jp/corporate/news/101109-a.html

2010-11-22 10:31:31
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

. @NaruBeya 人間と例えばトリとかお互いにほとんどうつらないじゃないですか。だから、動物実験ができなくて、ウイルスもなかなか発見できなかったわけですね。フェレット君がうつるとわかって管理した状態で実験できるようになった。

2010-11-22 10:32:48
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

. @NaruBeya 逆にこんなどこまで飛ぶかわからない空気感染のウイルスで、単に透析室だけかえて差がでるとか、わざわざゴミだらけの部屋でクリーン実験しているようなもんで

2010-11-22 10:34:43
@ublftbo

訂正。大橋氏の専門は生物統計でした。

2010-11-22 10:36:53
Y Tambe @y_tambe

多分、大橋氏は自分の口から言うときは「一意で正しい表現」を用いつつ、「シャープが(勝手に)使ってる表現については、シャープの責任なので、多意で誤解を招く表現でも関知しない」という立場なのではないかと。@ublftbo

2010-11-22 10:37:37
Lazy Learner's Notebook (tigayam2) @tigayam2

あ、それがこれですか。「試験の結果は統計的には有意な水準であるp値片側5%には至っていませんが、傾向があると判断できるp値片側10%を確認しました。」 これ書いた人、監修の先生に「なんで両側にしてないんだ!」って怒られてるんじゃないかな p

2010-11-22 10:37:43
@ublftbo

@tigayam2 ありがとうございます。もう少し詳しいページ⇒http://www.sharp.co.jp/plasmacluster-tech/release/10110901.html 日経メディカルの方が適切な解釈にも思えます。

2010-11-22 10:37:59
Y Tambe @y_tambe

昨日、川島氏の「さらば脳ブーム」を書店でぱらぱらめくって、買うかどうか逡巡して、結局買わなかったのだけど。川島氏も大橋氏も、他山の石として考えないといけないなぁ…と、「コーヒーと健康」の問題を考える上でそう再認識した。

2010-11-22 10:39:51
Y Tambe @y_tambe

企業や関連団体からの受託研究を受けるに当たっては、その結果を受けて企業が行うプレスリリースを校閲する権限を、研究者が確保しておくことが大事かもしれない…新聞取材記事などのチェックを行う権限と同様に。

2010-11-22 10:46:16
@ublftbo

@y_tambe うーん、インプレスの記事によれば、発表の場に大橋氏がいて説明し、スライドもそこで用いられているんですよね。。。http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20101109_405698.html

2010-11-22 10:52:28
Lazy Learner's Notebook (tigayam2) @tigayam2

二重盲検の一方は「医師」が知らない、という事でなく、処置室の条件比較なら看護師等のスタッフが知ってちゃだめですし。常に部屋の奥が曝露群となるなら空気の流通条件など違いそうです。透析病院で別なインフルエンザ予防手段こうじてない所あっちゃまずいでしょうし。文句つけるだけなら楽ですが。

2010-11-22 10:57:24
@ublftbo

シャープ、あれをもって、「世界で初めて二重盲検法で実証」とかCMで打ったりするなよ、、、ちょっとありそうでこわひ。

2010-11-22 10:57:28
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

発症させたらいけないんですよ。透析患者なんだし。RT @harusantafe: 「発症件数が少なすぎて統計的に何も言えない」と言うのが妥当だと思います。10倍くらいのサンプル数で検証が必要だと。http://bit.ly/99SYe0 http://bit.ly/dcDIc5

2010-11-22 10:58:12
Y Tambe @y_tambe

家電watchのスライド見ました。あれが学会発表の場ならば、「おかしな表現を使っている」と批難はできないレベルだと思われます。つまり「学会発表」独特の文章表現を共有している状況なら、許容できるレベルの文章。 @ublftbo

2010-11-22 10:58:21
Y Tambe @y_tambe

当該ページの、大橋氏のコメントも、そう「間違ったこと」は言っていないです。問題は「どこを強調して受け止めるか」。あの文章を読んで「断定的なデータは出なかった」「効果を示唆する」の意味を、正しく一意に受け取れるかどうか、に掛かってるとも言える。@ublftbo

2010-11-22 11:04:13
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

みんなかからない用にとても努力しているはず。つまりサンプルがとりにくい。1000人いて10人しか発症してないってのはそういうことです。RT @harusantafe

2010-11-22 11:07:02
Y Tambe @y_tambe

(承前)この辺りの表現は、専門分野内(=学会発表など)では頻用されるものなので、「一般の人が聞いた時に紛らわしいから使うな」と言われると困ってしまう部類のもの。

2010-11-22 11:07:06
Y Tambe @y_tambe

(承前)もちろん、専門外向けに使うときは、誤解されかねないので、何らかの言い換えは必要かもしれない。けど専門向けに書かれた表現を読んで、勝手に誤解されるケースまでは責任を負いきれないというか、「それは誤解する方に問題がある」と言いたいところ。

2010-11-22 11:09:07
@ublftbo

@y_tambe あ、私が言った画像というのは、p値云々の所です。あれは明らかに、やっちゃいけないレベルの説明だと思うので、、、効果云々については、一般向けだからこそ丁寧慎重になってもらいたい、と思います。日常語の印象にひきずられますし。

2010-11-22 11:10:40
Y Tambe @y_tambe

家電watchにある大橋氏のコメント(もちろんインプレスが作文の過程で改変してる可能性もある)で、引っかかる点があるとしたら「30%というのは妥当な数値」という部分と、「効果を示唆するだけのデータは『十分に』得られた」という部分。

2010-11-22 11:11:54
@ublftbo

@Mihoko_Nojiri この場合は、介入試験でありサンプルは数千なので、サイズ自体は十分なんじゃないかなあ、と。

2010-11-22 11:12:26
@harusantafe

@Mihoko_Nojiri 確かにそうですね。『母集団千人でイオンなしで14件、ありで9件』では効果があるとも言えますし、統計誤差と言えなくもないですし。もうちょっとサンプル数がないと。 > みんなかからない用にとても努力しているはず。つまりサンプルがとりにくい。

2010-11-22 11:13:40
@ublftbo

まあ、10%水準だったなら有意であった、という説明は、しばしば見るものではありますけれど。私はそれやっちゃいけないと思ってるてことで。

2010-11-22 11:15:08
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