アセファル(無頭人)と逆アセファル、脳と腸

腸とは誰か?
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ブタ さん @vta_san

このトゥィートでは「腸から伸びた神経系の出島が脳」とされていますが、 mobile.twitter.com/bangi23/status…

2014-09-12 23:05:38
磐樹炙弦 Bangi V. Abdul @bangi23

@Ricky_RT 管から始まる系統発生を考えると、腸から伸びた神経系の出島が脳だとおれは思うんよね。それが今や、目-脳のほうが偉いと思われている。この主体の転移は、目と、腸になくて脳にある言語野が関係すると思います。霊の下降、受肉や堕天使の物語もここから捉えています。

2014-09-09 21:14:11
ブタ さん @vta_san

むしろ、脳から長い浅瀬を隔てて繋がった出島が腸である、と言えます。肉の管に霊が吹き込まれて自律しはじめたものが腸である、という表現も可能でしょう。

2014-09-12 23:11:52
ブタ さん @vta_san

ほかにオカルト的に意味がありそうなのは、腸管神経系の元である「迷走神経」の原語「Nervus vagus」を直訳すると「放浪する神経」となることや、迷走神経が発声もコントロールしていることなどでしょうか。

2014-09-12 23:29:26
ブタ さん @vta_san

ここでは個体発生における腸管神経系の成り立ちを追いましたが、脳神経→腸管神経という流れが進化(系統発生)上のできごとにも当てはまるかと調べると、どうもそうではなく、個体発生とは逆に、腸管神経系を起源として脳神経系が誕生したことがほぼ明らかのようでした。

2014-09-13 21:34:47
ブタ さん @vta_san

確かにこれは、脳を持たない原始的な形状の生物がどのような神経系を持っているかを見てみれば当然の話でした。

2014-09-13 21:35:51
ブタ さん @vta_san

進化において、情報の伝達を専門に行う細胞=神経細胞が出現するのは腔腸動物(クラゲの仲間)ですが、この神経細胞は身体全体を網目状に取り巻く、散在神経系と呼ばれる形態で登場しました。中枢を持たないネットワーク型の神経伝達をしており、これまで見てきた腸管神経系に似た特徴を持つものです。

2014-09-13 21:38:01
ブタ さん @vta_san

袋・管の形をした身体の各部を協調して動かすためにこの形をとったものと思われますが、腔腸動物の一部には神経の中枢に相当する「神経環」を持つものがあり、これによってより高度な運動を行っています。 biological-j.net/blog/2008/04/0…

2014-09-13 21:38:41
ブタ さん @vta_san

この神経環は神経細胞の集中や口・食道の周りに存在することなど、後に登場する中枢神経と同じ性質を持ち、また、より発達したものは眼点(光受容器)などの感覚器を複数接続していることから、最も原始的な脳の起源であると考えられます。 bit.ly/1qR2Dmq

2014-09-13 22:03:36
ブタ さん @vta_san

以上のように、進化の初期にはネットワーク構造の神経系からボトム・アップで集中構造の神経系が形成されていったようだということが分かりました。よって進化・系統発生の観点からは、やはり「腸から伸びた神経系の出島が脳」というモデルが真理に近いようでした。

2014-09-13 22:17:27
ブタ さん @vta_san

このような、個体発生と系統発生の間での脳/腸の先行性の逆転が、生命史の中で一体どんな時期に何を理由として起こったのかを明らかにすることで、脳と腸の霊的な役割を新しく発見することができるのではないかと思われます。

2014-09-13 22:27:31