だから、芸術家の使命は割とシンプルで、歴史的な芸術家として後代に評価されるということなのです。ルーブル美術館に行くと分かりますが、フランス人がイタリア人の描いたモナリザを所有していることをいかに誇りに思っているか。
2014-09-13 08:03:59それは「イタリア人には理解できなかったモナリザをフランス人はアーリーアダプトできた!」というほこりなのです。この一事をもってして、その国体が続く限り、フランスはイタリアを見下すことができる。
2014-09-13 08:05:49そうして、フランス人はモナリザの価値にアーリーアダプトした先祖の貴族に感謝と尊敬の念を寄せます。フランスという国が続く限り、その人は尊敬され続けるので、その子孫であるというだけで、お金を稼ぐのは簡単になる。
2014-09-13 08:07:54芸術家を志す若者は、誰でもその最初機に「歴史に残る芸術家になろう」と思うと思うのですが、それはけっこう核心をついた考えなんですよね。子供はだいたい正しい。
2014-09-13 08:10:52で、大学生くらいで「他者から評価されたいと思うのは不純だ。もっと純粋に芸術に向かわなければ。おれは描きたいから描いている。他人の評価は気にしない!」とか思うようになるんです。実は、そっちの方がよっぽど不純なんですけどね。
2014-09-13 08:12:48ところが日本には独特の若気の至りを尊重する文化があるので、芸術観がそこで止まってる人があまりにも多い。子供ではなく大二病が多く、それゆえ村上隆さんも無理解に苦しむという道理なのです。でも、そういう土壌でも分かってる人は分かってるし、ちゃんと芸術家も生まれますけどね。
2014-09-13 08:15:41.@prof_butterfly さんの「村上隆×三潴末雄『芸術と金』」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/718573
2014-09-13 13:12:55@hashimoto_tokyo @prof_butterfly えええ!僕がとっても尊敬している橋本さんにお気に入りしていただけるとは!
2014-09-13 13:45:30@takashipom なななななにおっしゃってるんですか(笑)! 私も自分は投げ銭で食べている河原乞食の芸人の一人と心得ていますし、欲望と芸術の間で命を張った利休をそれなりに長年、見続けてきましたから、ここで交わされている対話のフレームは他人事ではないつもりです。
2014-09-13 13:51:39