20140906関西大学FDフォーラム
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2本目の講演終了。 最後の講演は、「ジェネリックスキルを培う新しいアクディブ・ラーニング」(関西大学教育開発支援センター・田上正範先生)。
2014-09-06 15:19:20田上先生の講義は、ワークショップ形式です。お題に対し、参加者がグループになって、意見を交わしています。
2014-09-06 15:44:31田上先生)グループ討論するとき、大事なのはトップバッター。知らない人同士の中ではなかなか話せないもので、最初に話すのは勇気もいるし、雰囲気をつくっていく役目でもある。
2014-09-06 15:50:14田上氏)ALの中で発言させるときは、トップバッターを誰にするか考える、男女や所属(学生の場合は学部)、立場など、いろいろな違いのある人に当てる、などを考えるべき。
2014-09-06 15:54:00田上氏)最後に提案。社会人を招き引き込む大学ではなく、社会人が来たい学びたい大学に。主語が大学ではなく、社会人になるように。それだけのものを、大学が創っていくことが大切。
2014-09-06 16:11:06コーディネーターの三浦先生による、「私たちは、ALを経験していない。それなら、どうする?」という指摘。
2014-09-06 16:33:07近田氏)ALという概念もなかった世代の教員は(それに近いことをしていたかもしれないが)、自分が経験していなかったことを教えるのが難しい。しかし、手取り足取り教えるのは、ALではないのだが。
2014-09-06 16:38:13三浦市)researchからteachへの転換が起こり、そして今度はlearnへ。教え過ぎないことも重要。
2014-09-06 16:39:20沖氏)ALも大事だが、講義を聞くことで成長する学生もいる。e-learningを希望する学生もいる。全部ALなんて、とんでもない。
2014-09-06 16:42:58三浦市)三重大学は、授業の中で1度でもやればPBLをした、という位置付けにしている。こういう緩さも、教える側にとって重要なこともある。
2014-09-06 16:46:02近田氏)基礎もないのに、PBLと言っても仕方がない。知識、人の情、意識、そういったバランスが大事。日本の大学は、知識ベースにやや偏っているかもしれない。それは、情や意識をどう教えるか、という教授法の蓄積がないのかも。
2014-09-06 16:48:09沖氏)法学・経済学、医学・薬学などの分野は、理論を先に学ぶべきで、大学授業でのALに向かない面もあるかもしれない。ただし、そうしたものも馴染まないとされていた物理などでも、今はALが盛んである。
2014-09-06 16:50:23沖氏)ルーブリックは評価とされるが、より細やかな目標である。ルーブリックに縛られる必要はない。 例えば、ルーブリックにひっかかるような細かいミスはあっても、10年に一度の素晴らしいレポートであれば、満点を付けたらいい。
2014-09-06 17:12:12近田氏)ALをすると、学生はこちらの目線、息づかいまで見てくる。こちらが丸裸になってぶつかる気持ちでないと、できない、伝わらない。
2014-09-06 17:17:04このフォーラムの終わりも近づいてくるなかで、またALはなぜ重要なのか、学生にどうその重要性を伝えるのか、という問いかけに戻って来た気がする。 でもこれは、考えて一周してきて、一つ上のレベルでこの質問に戻ってきたので、それはそれでいいことなのかな?
2014-09-06 17:23:43近田氏)現場の先生方の目線に寄り添いながら、変えていくことが大事。中教審が言っているから、という理由で押し付けるのは最悪。
2014-09-06 17:30:38質疑応答で、挙手。ALを考えていく中で、大学事務職員がもっと積極的に関わるべきだと思うが、現実的には教育に一線を引きがち。何かアドバイスを頂けないか?
2014-09-06 17:37:02関西大学FDフォーラム、閉会式に。とても勉強になった。 先生方の集まりのようだけど、アウェイついでに懇親会にも飛び込んでみよう。
2014-09-06 17:38:29