自然選択は頭のいい人を選ぶのか-心理学研究とチャルメルソウ研究の出会い-

前半は「知能」や「性格」にかかる淘汰圧の話 後半は適応的な行動と非適応的な行動の背後に同じ遺伝子が存在するかもという可能性の話 …だと捉えてまとめました。 自分用のメモも入ってます。 続きを読む
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金王坂兵衛 @KNZ48

@ynabe39 そういう人たちの淘汰に熱心だった社会というのは大体長続きしませんね。

2014-09-17 08:03:54
渡邊芳之 @ynabe39

まさにそういうことで。

2014-09-17 07:58:09
渡邊芳之 @ynabe39

さっきから私は「知能に大きな個人差があって」と書いているけど,「生物としての人間」を長い時間的スパンで見たときには,そもそも現行人類の知能の個体差は「大きな個体差」というほどのものではないのかもしれない。

2014-09-17 07:49:51
渡邊芳之 @ynabe39

循環論になるけれども,適応に影響のない程度の個体差を「大きい」という必要はとくにないだろうから,知能の個体差が適応に影響を与えていないなら,それは無視できる程度の個体差なのかもしれない。

2014-09-17 07:51:02
渡邊芳之 @ynabe39

ただ,長いスパンでは無視できる個体差が,短いスパンでは何かの大きな意味を持つということは,人間が作った文化や社会の中ではけっこう頻繁にあるから面倒なのだと思う。

2014-09-17 07:52:00
渡邊芳之 @ynabe39

ただ先のことはわからないので,前からキクチ先生と話している「生得的(進化的)な認知バイアスが科学の時代と衝突している」問題でも,科学の時代がこれからまだ何百年も続くなら,認知バイアスが進化的に修正されることはありうる。

2014-09-17 07:54:34
kinka @kinka1982

そのような進化を待つ前に、人類は脳を直接触ることで、人工的に認知を変えるでしょうね。@ynabe39

2014-09-17 10:02:25
kinka @kinka1982

なにごとにおいてもコントロールする方向へ進んでいるのだから、認知のみが例外として存在するわけもない。

2014-09-17 10:03:58
渡邊芳之 @ynabe39

「知能や性格が適応に大きな影響を及ぼす社会」が存在して,それがかなり長期にわたって続くなら,それらにも淘汰圧がかかってくる可能性は大きい。

2014-09-17 07:56:16
渡邊芳之 @ynabe39

ただそうなると,知能や性格の個体差はいまより徐々に小さくなってくるのではないかと思われる。また「知能や性格で適応が大きく左右される社会」というのはどういう社会か,ということも気になる。

2014-09-17 07:57:50
渡邊芳之 @ynabe39

それもそうだしそんな社会がほんとうに人類に進化的な影響を与えるほど長く続くのか。

2014-09-17 07:59:11
渡邊芳之 @ynabe39

俺はそこからもっと意地悪に考えていくわけだけど,そもそも「相対的に知能の高いほうが適応に有利になる」という状況が「相対的に知能の低い人」の存在を抜きに成立するのか,ということも気になる。

2014-09-17 08:14:40
渡邊芳之 @ynabe39

「ある特性を持つことが適応的であるためには,その特性を持たない人々が存在して,その人々と比較したときに相対有利であることが必要になる」というの例は少なくないのではないか。

2014-09-17 08:15:57
Kawai_Yusuke @fiddler_K

ほぅほぅ。面白い!だいたい1対1に落ち着いてくのかな?どのくらい少数だったら選択されるんだろう?/[性選択:美しいオスだけではなく珍しいオスもモテる] shinka3.exblog.jp/20916652/

2013-11-07 22:51:31
渡邊芳之 @ynabe39

そうなると結局全体としては「いろんな人がいる」ことが適応的,ということになる。

2014-09-17 08:16:41
金王坂兵衛 @KNZ48

@ynabe39 そのためのメタ戦略がペア形成に際しての適応度マッチ原則みたいなものなのだろうなと。分散が最大になりますので。

2014-09-17 08:21:42
渡邊芳之 @ynabe39

「賢こ」と「バカ」の関係というのはみんなが「賢こ」になれば幸せになれるというのとはずいぶん違うのが難しいのだろう。

2014-09-17 08:17:24
渡邊芳之 @ynabe39

それこそ「高身長がモテる」ためには低身長の人がいなければならない,それどころか低身長の人のほうが大多数でなければならないわけで。

2014-09-17 08:21:00
渡邊芳之 @ynabe39

いっぽう現状を見ると,おおよそ知能の高い人ほど結婚せず子どもの数も少ないわけで淘汰圧は逆の方向に働いているだろう。

2014-09-17 08:22:21
渡邊芳之 @ynabe39

ただ知能にしてもその遺伝を考えるときに「回帰の法則」は忘れてはいけない。ひどく頭のいい両親から生まれても平均的には親より頭が悪くなる場合が多い。

2014-09-17 08:28:17
渡邊芳之 @ynabe39

これは難しい。「程度問題」も明らかにある。

2014-09-17 08:29:46

心理学研究とチャルメルソウ研究の出会い

渡邊芳之 @ynabe39

それもそうだしそんな社会がほんとうに人類に進化的な影響を与えるほど長く続くのか。

2014-09-17 07:59:11
奥山雄大(茨城県在住関西人) @yokuyama

@ynabe39 進化はかなり短い時間スパン(数世代)で起きることがガラパゴスフィンチの研究などで分かっています。知能差がトリビアルな差かどうかは判断が難しいですが、進化生物学では一般に集団内で個体差が長く維持されている場合、頻度依存的な自然選択が働いていることを疑います。

2014-09-17 08:31:17
mols @mols0

頻度依存選択 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%BB… なるほどなあ。

2014-09-17 08:40:05
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