「描き下ろし漫画単行本に,原稿料なし印税のみ」は搾取?漫画家先生たちの反応
講談社のマガジン編集部ですら「WEBコミックの単行本化では原稿料はゼロで印税のみ」なんだから、「WEBコミックが単行本化する際に出版社から原稿料をもらう」というのはそもそも無理なんじゃないのかな…。
2014-09-23 01:01:08「Webコミック作家は原稿料の出ないオファーは拒否しろ(大意)」と言っている人がいるが、多分新人なのだろう。是非はともかく何十年も前から描き下ろしには印税のみ、もしくは原稿料のみだった。そして多くの出版社は紙のマンガ誌での連載枠を与えて新規に描く分には原稿料・印税両方を出してきた
2014-09-23 01:18:09みんなこういう論理破綻したものを真に受けたらあかんで〜! twitter.com/somson1209/sta… twitter.com/somson1209/sta…
2014-09-23 09:04:49そもそも、出版社の多くは刷り部数に対して印税を払います。当然、損益分岐点に達しないリスクもあるわけで、一方的に著者から搾取しているような物言いは、あまりにもお子様すぎやしないかと思うわけです。
2014-09-23 09:25:41再度になりますが、出版社が媒体に掲載したものに対して支払われるのが原稿料です。既存の原稿でも、雑誌などに再掲載されれば原稿料は発生します。書き下ろしの場合は単行本一冊分書いても原稿料は発生しません。
2014-09-23 09:38:48それから、一番大事なことですが、出版社や編集者は書き手の敵ではありません。書き手が世に知られ、作品がより読まれるようにと願っています。
2014-09-23 09:41:05@min_ohira そこらへんはもちろん出版社も考えていまして、資料や取材、打ち合わせに関しては出版社持ちのこともあります。特に打ち合わせ費用はそうですね。
2014-09-23 09:53:24なんか、書下ろしの単行本とか、既に原稿があるものを本にまとめるに際して、原稿料が出なくてい印税だけなのがどうこうというスットンキョーなツイートが回ってきたけどさあ、25年、この商売やってて、そんな美味しい話聞いたことないよ? そもそも印税って何かわかってるのかしら……。(続
2014-09-23 09:53:45続)あー、ただですねえ、昨今はWEBあたりから、出版の常識を知らない、無茶する人たちが流れこんでいるのは事実。旧来の出版の形態は大きく変わってく時代だと思うので、これまでの常識がいつまでも通じるべきだとも思わないけど、詐欺みたいな話も聞くので自衛は必要ですよ、それはね。(続
2014-09-23 09:55:36続)要するに正しい知識に基づかないと、正しいビジョンは持てないよね、というそれだけの話。技能レベルが足りないと、敵のフェイントに引っかかるぞ、というガープス的たとえ話で締める。祝日の朝から早起き(自己比較)仕事をしているので、若干乱暴にまとめた。
2014-09-23 09:58:15さらに続)あ、まとめてから思いついちゃったけど、そんなの(印税の他に原稿料寄越せ、って話ね)をまともに受け取った人が、まっとうな出版社さんのお話を誤解して喧嘩して、いい作品が世に出る話が流れたりしても悲しいわけでね。でも、従来の慣習を知った上で、かつ新しい形を作りたいなら別よ?
2014-09-23 10:00:33@gmtomono ネットビジネスの収奪体質を正当化するため、出版界の商慣行を持ち出してる、あるいはそれとなく「出版という権威」をまとって「当然の流れ」として不利な契約条項を押し付ける事例をいくつも見ているため、そのような発言が生まれ、受容される土壌は理解の範疇にあります。
2014-09-23 10:03:18もうちょっと続)編集さんもね、流通とか本ができるまでの仕組み、経費も含めを新人作家さんに教える仕組みがあってもいいかも。印刷所さんの見学ツアーとか。同人誌の経験で語られてもなあ、という愚痴も稀に聞きますが、じゃあ説明しないとしょうがいないやん、という時もある(聞く耳ない人もいる)
2014-09-23 10:04:12あと少しだけ続)先輩作家も、けっこうぼんやりとしかわかってないのではありますが(実例:俺)。あと、しくみを知ったうえで「あんたはもちょっと仕事をしてくれ」と自分の担当と膝語り合うってのはのはまた別の話だ(笑)。まあ、いろんな人はいる。相性もある。
2014-09-23 10:05:34@gmtomono 出版人にはネットビジネスに対する知識のムラがあり、ネットビジネスの側は収奪を前提としている人が多数を、少なくとも売上ベースでは収奪者の側が大きな勢力を誇っている現状があります。出版側も、自身の商慣行を悪意で使われないため、積極的な情報発信が必要と思います。
2014-09-23 10:05:52まったくおっしゃる通りだと思います。過渡期だ過渡期だと長らく言われつつ、ついに本当の過渡期が始まったところだと思うので、従来はこうだったという知識を持ちつつ、新しい「常識」を相互が突き合せて構築していかねばいかん時代だと思います。……しんどい話ですけど(^^; @m_m1941
2014-09-23 10:08:51印税と原稿料の違いってなかなか知られてないよね。印税は単行本みたいな「著作者の名前で出す著作物」に対して、発行者が(部数や定価に応じた額を)支払うもの。原稿料は雑誌やwebサイトみたいな「発行者の名前で出す著作物に寄稿した人」に対して発行者が(寄稿した分量に応じて)支払うもの。
2014-09-23 10:33:19原稿料と印税がダブルで支払われるのは「雑誌掲載された著作物が単行本になった時」だけなのであります。雑誌掲載のみで単行本化しなかったら原稿料のみ。雑誌掲載なしで単行本になったら印税のみ。「お金払うからこの雑誌のページ埋めてよ」が原稿料で「あなたの本刷るから売り上げ支払うよ」が印税。
2014-09-23 10:39:23@ryo_yanas いわゆる買取ですね。初版売り切りのものなどでは、そちらの方が多くお支払いできることもあるようなので、一概には言えないですねえ。
2014-09-23 11:04:44