「みんなで仲良く貧しくなる」はファシズムや全体主義への入り口なのか？

巡礼者 @Hagiasophia765

コオロギやサルの性質、格差に関する通説だけで功利主義そのものを否定する事が難しいことはわかるし、その有用性まで否定しようとは思わない。しかし、それが有用である時代はもう、終わりを告げていると私は思う

巡礼者 @Hagiasophia765

人の、生物の、本質を見る時。天空の彼方から降り注ぐ、陽というエネルギーを奪い合う本質を見る時。功利主義は限定的にしか、その効果を発揮しない

巡礼者 @Hagiasophia765

功利主義に適切なパッチを当てられるなら、何の問題もない。しかし、功利主義そのものが、どういう活用方法をしようとも、「同胞であっても、少数ならば切り捨てる」という事を許容する以上、そのバックドア性は消えないのだ

巡礼者 @Hagiasophia765

どんなに優れた処理速度や用途のプログラムでも、そこに脆弱性があればパッチの必要が出てくるし、セキュリティソフトからはウィルス認定を受ける。功利主義の全体主義やファシズムへのバックドア性というものは、そういう類の話だ

巡礼者 @Hagiasophia765

前にも書いたが、幸せを追求することと、不幸せを退けることは全く別の事だ。そして、私はその二つに因果関係はないと思う。心の平静と、多幸感も全く別物だろう。そう考える時、個人で多幸感を求める事は、本能なのだから、否定はできないだろうしすべきではないだろう。しかし……。

巡礼者 @Hagiasophia765

しかし、社会としては多幸感を求める事は、厳に戒めるべきだと思う。それは、社会が求めるべきは全員の心の平静であり、最大限不幸を退けることだからだ。それは、裏を返して言えば、全員が同程度に、許容できる範囲で少しだけ不幸に成るという事だ。

巡礼者 @Hagiasophia765

私が「皆で仲良く不幸になる」と、書いた事の意味というのは、そういうものだ。全員で生きるために必要な、シェアできる不幸の度合いを探すことを第一義とする社会、国家の構築。それなくして社会問題の解決も、人類の未来もないと思う

巡礼者 @Hagiasophia765

もしも、それが受け入れられずに、なお、功利主義的幸福の追求を続けたいなら、今すぐにでも生存領域を宇宙に広げるべきだと思う。もう、地球にはそんなものを求める余裕など残っていないのだ