宗介HAPPY BIRTHDAY【9/13編】

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キ「よし！じゃああとは宗介待ちだね」 凛「愛、そこのクラッカーもこっちよこせ」 似「あ、二個まとめてですか！」 兄「いいなそれ！じゃあ俺は５個だ！！」 遙「し。山崎がくるぞ……」

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ガラ。 パパパパーン！！ 全「おめでと～！」 …………………… 宗「…は？」 凛「何呆けてんだよ。ほら、早く座れ」 似「山崎先輩お久しぶりです～お誕生日おめでとうございます！」 兄「おめでとさん！邪魔してるぜ～！」 キ「宗介おめでと～俺もお邪魔してま～す☆」 宗「………は？」

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宗「…誕生日は明日なんだが」 真「わかってるよ。でも明日は」 凛「お前にハルを一日独占させてやるからな」 真「お互いの誕生日はそうしようって決めてるし」 キ「それで前日の今日にみんなでお祝いしようってなったらしいよ☆」 宗「そうか。わざわざ悪いな。しかし…なんで御子柴の兄貴が…」

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凛「それは俺も思った…」 兄「ああ。この前スーパーで七瀬くんに偶然会ってな」 真「…偶然？」 兄「で、近いうちに七瀬くん家に遊びに行きたいなって話してな」 遙「元鮫柄だし弟は来れないだろうから…誘ってみた」 似「なるほど！」 遙「でも貴澄は誘ってない」 キ「まあまあいいじゃん☆」

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キ「俺も宗介の誕生日祝おうって思って」 宗「ついでだろ」 キ「そ、そんなことないよ～ほら！ちゃんとプレゼントだって買ってきたし！」 宗「Ｔシャツか…作業用のＴシャツが少なかったからありがたい」 キ「でしょ！あ、ハルには僕と色違いのコレ！」 凛「なんでハルのまであんだっ！！」

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似「僕からはこれです！」 宗「タオルか。サンキュ」 兄「俺からはこれだ！」 凛「こいつがコ○ラ好きなの知ってたんですか？！」 兄「お？そうなのか？俺はただ名前があったから買ってみたんだが」 似「あ、今コ○ラに名前書いてありますもんね」 真「どれどれ…」 遙「…KOSUKE」

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全「…………」 兄「ん？どうした？来る時たまたま見つけてな～いいプレゼントが見付かって良かった！」 凛「いや、あの……」 兄「ん？どうした？」 真「いや、その…」 宗「凛、橘……いい。ありがとうございます」 兄「おお！悪いなこんなんで！」 宗「いえ……」 似「御子柴さん～～;;」

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遙「山崎、早く食べろ。このコロッケはお前のための特製だ」 真「そ、そうだよ！このためにハル、今日ずっと台所で頑張ってたんだから！」 凛「飾り付けもみんなが頑張ってくれたんだぜ」 宗「ああ、いただきます」 兄「いただきま～す！」 キ「この卵焼き甘くておいし～」 似「ホントですね～」

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凛「あ、ちなみに俺達３人からはコレだ！」 似「工具セット？」 宗「これ…品揃えいいな。サンキュ」 遙「いつも家の中のものをいろいろ修理してもらってるからな」 真「電球を替えるの趣味って言ってたしね」 宗「嫌味か…橘…」

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兄「どれも美味いな！さすが七瀬くん！いい嫁になるぞ！俺の嫁にどうだ！？」 凛「どさくさまぎれになんつーこと言ってんですか！！！」 遙「俺は嫁にはなれないぞ？婿ならなれる」 兄「おお！そうか！じゃあ婿にどうだ？弟も喜ぶ！」 真「ちょっと待ってくださいよ！ハルもきちんと断って！！！」

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キ「は～本当にハルの手料理は美味しいな～」 遙「凛も手伝ってくれた。俺だけじゃない」 凛「つっても今日俺が一から作ったものはねーぞ」 遙「でももし手伝ってくれたのが真琴だったら……」 凛「……真琴に手伝わせることはないから考えるのはよせ」 宗「そうだな…」 真「え？」

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真「ハル、そろそろいいんじゃない？」 遙「そうだな」 宗「まだなんかあんのか？」 似「ああ！そうですよね！」 キ「誕生日だもんね☆」

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宗「これは……相変わらずすごいな」 真「本当にハルって器用だよね」 似「うわ～このケーキ、七瀬さんの手作りですか！？すごいです！」 遙「買ってこようと思ったんだが…」 凛「ハルが作ったやつの方が店で売られてるもんよりうめぇし嬉しいんだって、な！宗介」 宗「ああ」

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兄「美味い！見た目だけじゃなく味までも！やはり七瀬くんウチの婿に……」 凛「もう黙れ！！！」 似「御子柴さん～酔っ払いじゃないんですから！」 兄「そういえば酒がないな。俺はもちろんだが、七瀬君と山崎君は飲めるじゃないか。飲まないのか？」 宗「いや、別に…」 キ「ハルにお酒は……」

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真「ハル、お酒はダメだよ」 宗「俺の前だけにしろ」 キ「僕の前だけにして」 凛「大学の飲み会に貴澄がいてホントよかったぜ」 遙「……」 似「七瀬さんってお酒に弱いんですか？」 兄「なんだ～気になるな。七瀬君、今度一緒に飲みにでも…」 凛&真&宗&キ「却下」

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似「じゃあそろそろ帰りましょうか、御子柴さん」 兄「ん？もうそんな時間か？せっかく七瀬くんに会えたのに、淋しいな」 凛「疲れた…とっとと帰れ」 兄「ん？何か言ったか松岡」 凛「いーえ」 遙「わざわざ山崎のために来てもらって悪かったな」 宗「いや、絶対こいつら俺のためじゃねーだろ」

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凛「はぁ……やっと帰った」 真「相変わらず元気な人だったねー」 宗「さすが…御子柴の兄……」 キ「愉快な人だったね～」 凛「てかお前はいつまでいる気だ！」 キ「俺は歩いて帰れる距離だから片付けまで手伝うよ」 遙「悪いな」 キ「ハルのためなら☆」

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遙「片付け、ある程度でいいぞ。凛は明日も練習だろ。先に風呂入れ」 真「あとは俺たちがやっとくから」 凛「おー。悪いな」

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宗「七瀬。明日はどこに行きたい」 遙「どこでもいいぞ」 キ「え！二人とも行くとこ決めてないの！？」 宗「七瀬が行きたいとこに行こうと思って」 遙「山崎が行きたいとこについていこうと思って」 宗遙「(顔見合わせ)………」 真「ダメじゃん！」

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真「ああもう！せっかく二人っきりでデートさせてあげるんだから！」 宗「そうだな…じゃあ今から考えるか？」 遙「片付けもだいたい済んだし…そうだな」 キ「じゃあこの本見てみる？」 遙「なんだこれは」 キ「いろんなデートスポット載ってる雑誌☆」

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凛「はぁ～さっぱり～。あがったぞ～」 真「あ、凛！ちょっと聞いてよ！」 凛「なんだ？」 真「この二人明日行くとこ決めてないらしいんだよ！」 凛「はぁ？なんだそれ」 真「かくかくしかじかで…」 凛「お前ら……よし。俺も一緒に考えてやる！とりあえず宗介は風呂行け」

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凛「ったく。ほら、ハル！お前はどっか行きたいとこねーのか？」 遙「…とくには」 キ「ハルー；」 遙「山崎が連れてってくれるとこならどこでもいい」 真「う～複雑…」 遙「俺はお前らでもどこに連れてってもらっても嬉しいぞ？」 凛「～～……！！あぁー明日宗介にもってかれたくねー！」

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キ「なんかさ。もう行き当たりばったりでいいんじゃないのこの二人は」 凛「そんな気がしてきた……」 真「じゃあ、最初に行くとこだけ決めようか」 遙「悪いな」 凛「ハルが謝ることねーだろ」 キ「そーそー！宗介の誕生日なんだから宗介が決めるべき！」 真「結局そうなるんだね；」

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宗「あがったぞ」 凛「あ、じゃあ次ハル入ってこい」 遙「ああ」 真「よし、その間に最初の場所だけ決めちゃおう」 キ「じゃあ僕はハルと一緒にお風呂……ぐぇ」 凛「協力しねーんならさっさと帰れ」 キ「ごめんなさい……」

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凛「お前はどっか行きたいとこねーのかよ」 宗「ない」 真「即答しないでよ～」 キ「じゃあこん中から候補だそうよ！」 凛「映画、水族館、遊園地……定番だな」 キ「この中でこれならハルと行きたいって場所ないの？」 宗「七瀬となら全部」 凛「もう全部行っちまえ！！！」