凛HAPPY BIRTHDAY【2/2編】
遙「ん……」 凛「あ、わりぃ。起こしちまったか?」 遙「いや…。走りに行くのか?」 凛「ああ」 遙「俺も…行く…」 凛「あ?」 遙「もう少し…一緒にいたい…」 凛「っ!ハル!?」
2015-02-02 06:00:26凛「ふぅ~…汗かいた」 遙「凛、おかえり」 凛「ああ、ただいま」 遙「風呂沸かしてるぞ」 凛「マジで?」 遙「シャワーじゃ体が休まらないだろう。今日は特別だ」
2015-02-02 07:00:14真「あ、凛。改めて誕生日おめでと~」 凛「おう、サンキュ」 宗「こんな日にまで朝からランニングか?」 凛「まぁな」 真「あ、そのセーター!ハルからのプレゼント?」 凛「ああ。なんかお前らにも相談したらしいな、ありがとな」 宗「似合ってんじゃねーか」
2015-02-02 07:30:10凛「つか今朝さ。ランニングに行こうとハルの部屋で起きた時に…」 遙「ご飯できたぞ」 凛「また夜にでも話すわ」 真「え?」 宗「わかった」 遙「どうかしたか?」 凛「なんでもねぇよ」 遙「ところで。今日はお前ら何時だ?」
2015-02-02 08:00:09真「あ、俺バイトあるから20時ぐらいになる!」 宗「俺もだ」 凛「俺は通常通りだ」 遙「わかった。なら凛、帰り買い物に付き合え」 凛「OK」
2015-02-02 08:30:07キ「おはよーハル!」 遙「おはよう」 キ「昨日は凛と熱い夜を過ごせた?」 遙「ああ」 キ「っ!惚気た!ハルが惚気た!?」 遙「うるさい」
2015-02-02 10:00:10『おい七瀬!』 遙「?」 『昨日遊園地いたよな!?』 遙「…ああ」 キ「ん?なんでハルが遊園地にいたって知ってんの?」 『テレビで見たんだよ!つかお前、男…だよな?』 遙「当たり前だ」 キ「え?なんの話??」
2015-02-02 12:00:07『あ!七瀬くん!昨日さ……』 遙「遊園地の企画であんな服着せられて、そのまま歩いてたらテレビのスタッフに声をかけられた。それだけだ」 『あ?そうなのか?』 『え?じゃあ、あの彼氏のりんくんっていうのは誰なの?』 キ「ハル?どういうこと?詳しく説明してほしいんだけど!?」
2015-02-02 12:30:08キ「なるほど~そういうことだったんだね!」 『なんだ。じゃあ七瀬はフリーってことか?』 遙「俺はフリーしか…」 キ「ハル、それ違う;」 『え!じゃ、あのりん君って人もフリー!?すっごくかっこよかったよね~!』 キ「残念。凛には両想いの人がいるよ」 『ええ~そうなんだ…ざんね~ん』
2015-02-02 13:00:07『松岡!おめっと! 凛「サンキュ」 『つーか昨日のテレビ』 『あれが彼女のハルちゃんだよな!すっげー美人だな!』 凛「だろ?」 『くっそ~』 『あ、お前気を付けろよ。校内に更にお前のファン増えてんぞ』 凛「はぁ?」 『松岡くん、彼女のためにあそこまで頑張ってカッコイイ~だとよ』
2015-02-02 14:00:12『松岡く~ん!お誕生日おめでと~』 『昨日テレビ見たよ!かっこよかったね~』 『うんうん!あ、このセーターすっごく松岡くんに似合ってる』 凛「そうか?」 『あれ?もしかしてこのセーター…あの美人な彼女さんからだったりして~!』 凛「え、あ…ああ」 『『やっぱり!きゃあ~!』』
2015-02-02 15:00:22ざわざわざわ 『ねぇねぇあの人……』 『え?違うよ~だって男じゃん』 『でもすっごく似てるよねぇ?』 遙「…………」 『声かけてみようか?』
2015-02-02 17:30:08凛「ハル!駅で待ってるんじゃなかったのか?」 遙「早く着いたから迎えにきた。それよりやけに視線を感じるんだが…」 凛「当たり前だろ;」 遙「?」 『おい松岡、早く行った方がいいぞ』 凛「ああ。じゃあまたな!」 『おお!ハルちゃんもまたね~』 遙「ちゃん付けするな」 凛「行くぞ!」
2015-02-02 18:00:16凛「お前は昨日テレビに出てたこと忘れたのか!」 遙「俺はそんなに声かけられてない」 凛「貴澄が立ち回ってくれたんだよ」 遙「そうなのか?」 凛「さっき一つ借りねってメールきてた」 遙「明日貴澄に謝っとく」
2015-02-02 18:10:01凛「ところで何買いに行くんだ?」 遙「冷蔵庫の中が空っぽだからな。スーパーに食材買いに…」 凛「なるほどな」 遙「今日は真琴も山崎も外で食べてくるらしいから、俺たちも外で食べよう」 凛「いいな。どこ行く?」 遙「とりあえずはあそこだ」 凛「え、あそこって……」
2015-02-02 18:20:07宗「来たな。いらっしゃい」 遙「ああ。メニューはまかせた」 凛「お疲れ!宗介のバイト先久しぶりだな」 宗「そうだろ。すぐ出せるから待ってろ。凛はともかく七瀬は食うの遅ぇからな」 遙「大丈夫だ」 宗「残すなよ?」 遙「…………」
2015-02-02 18:30:10宗「ほらよ。生だ」 遙「俺はいい」 宗「一杯ぐらい今日から飲める凛に付き合ってやれ」 遙「…わかった」 凛「おお!そうか俺もう飲めるんだな~」 宗「あんまり時間ねぇだろうから、ゆっくりしてけとは言えねぇけど、ここは俺の奢りだ。好きなだけ飲め」 凛「マジか!サンキュ~」
2015-02-02 18:40:05遙「…お前の誕生日なのに俺まで甘えてるな」 凛「お前だからいいんだよ、みんな」 遙「そういうものか?」 凛「そういうもんだって。去年まではここまでイベントごとを一緒に過ごしたりとかなかったよな」 遙「シェアハウスで暮らし始めてからだな」 凛「ずっと続けばいいのにな…」
2015-02-02 18:50:04宗「食ってるか?これで最後だが」 遙「食べてる」 凛「嘘つけ!半分以上俺が食ってるだろ」 宗「これでも通常より少ないんだがな;」 遙「居酒屋の料理は一品一品の量が多いんだ」 宗「だから少なめにしてやってんだろうが。凛、無理すんなよ。余ったらタッパーに詰めてくから」 凛「わかった」
2015-02-02 19:00:06宗「飲み物のおかわりはもういいか?」 遙「そうだな。もうそろそろ出るし、凛、最後に頼んだらどうだ?」 凛「あーどうすっかなぁ?」 遙「梅酒飲みたい」 凛「お前大丈夫か?」 遙「少し飲みたいだけだ」 凛「はいはい。じゃあ梅酒一杯」 宗「了解」
2015-02-02 19:10:08凛「ごちそーさん!」 宗「ああ」 遙「美味しかった」 宗「のわりには残ったけどな」 遙「う…」 宗「冗談だって。残りは持って帰る」 遙「頼んだ」 凛「じゃあ、宗介、もう少しがんばれよ~」 宗「ああ。気を付けてな」
2015-02-02 19:20:08凛「次はどこ行くんだ?」 遙「デザートを食べにいく」 凛「…ってもしかして」 遙「ああ。一駅先のカフェだ」 凛「やっぱり」
2015-02-02 19:30:17