「短歌と虚構」関係ツイート収集庫

みけこ @mizuki_cathy

@karan_mirai なるほど。ありがとうございます。完全な新人というものがありうるのなら、作品の読みにどのような前提ももつことができないと思うのですが、現実的にはさまざまな段階の「新人」が存在しているのですよね。ちょっとごちゃごちゃしてしまって申し訳ありません。

加藤治郎 @jiro57

新人賞の怖さ。それは、その世界の論理を知らず、パラシュートで密林に着地するところにあるな。 いきなり、ライトを浴びて晒される。周りはびっしり銃口。

加藤治郎 @jiro57

もちろん、虚構を排除するつもりは毛頭ない。 虚構と想像力は、表裏一体だけれど、違うな。 なりすまし、偽装の類は、想像力の乏しさにほかならない。 不徹底な虚構は、貧しい。 香り高い虚構は、想像力の最大化によるものだ。

加藤治郎 @jiro57

前衛短歌をろくに知らない人間が、現代の虚構を語ることには驚くが、そんなものだろう。 それでも、場や状況によらない完全完璧な虚構を待望する気持ちがある。 塚本邦雄、菱川善夫の火を継走する新人を待っている。

加藤治郎 @jiro57

江畑實さんの意見を聞きたい。 前衛短歌は私の精神を焼き尽くしたと語った江畑さん。 なりすまし、賞狙いの虚構の何が問題か心底わからない若者がいる。

Keisuke HATTORI @HAT0406

「なりすまし」「偽装」「不徹底な虚構」「香り高い虚構」がどんなもののことを言っているのかよくわからないです

Χαιατο Ιοσιντα @hashida_toyoya

なんなのみんな？久木田真紀アレルギーの季節なの？あれも短歌研究新人賞だったね。本当はアカハタなんか売ってないのにアカハタ売るわれを夏蝶越えゆけり、って詠んで新人賞獲ったのが後で問題視された寺山はあの時点では『田園に死す』の母殺しと違って「背景を知られた歌人」じゃなかったけどなぁ。

Χαιατο Ιοσιντα @hashida_toyoya

寺山は経歴偽装と剽窃の「さらに倍ドン！(by大橋巨泉)」だけど佐村河内と小保方さんセットにしたような騒がれ方したのかね。ところで手許に平成元年の短歌研究12月号「1989年歌壇展望座談会」のコピーがあるけど、久木田真紀のこと塚本・岡井・馬場・佐佐木の四巨頭が絶賛してて草不可避だね

Χαιατο Ιοσιντα @hashida_toyoya

前衛短歌の始まりを告げた中城ふみ子の「発見」のとき中井英夫はあの「乳房喪失」を読んでも(っていうか題をつけたのも中井自身だ)あれを虚構だと信じこんでいたから、しばらく中城の住所に「当分のあいだ札幌医大」とあったのを理解できなかった(＝本当の乳ガン患者だと思わなかった)っていうしね

加藤治郎 @jiro57

少し整理すると普通のことなんだが、作品の享受は作者名と作品本体から成り立つ。例えば、岡井隆の作品として享受する。 が、新人賞の選考会は、作品本体のみという特殊な環境で行われる。歌会なら楽しいのであるが。 公平性を言うなら作者名はいらない。年齢・性別がわかれば随分ちがうのである。

黒瀬珂瀾@刀剣歌集、何首入れればいいんだ？ @karan_mirai

@nariyuki_hanyu あの選考は中井英夫の独断ですから、またちょっと違いますね。同時代の歌壇が彼をどう見たのか、なかなか面白いものがあります。

Χαιατο Ιοσιντα @hashida_toyoya

@karan_mirai 中井ほどの独断や偏った美意識はともかく、新人賞の時点から「作者と作品は別物」「(虚構の)作者像も含めて作品」という程度の倫理が定着してもいいのではないのかな、どうしてそれが根付かないで久木田真紀は事件になったのかな、とは個人的にずっと感じている疑問です。

黒瀬珂瀾@刀剣歌集、何首入れればいいんだ？ @karan_mirai

@nariyuki_hanyu 難しいですね。新人賞は、一回性の作品コンテスト、でもあり、その後継続して作歌活動を行い短歌界で活躍する人材発見の場、でもあるから、後者の事を考えると、わり切れなくなるんじゃないかなあ。

黒瀬珂瀾@刀剣歌集、何首入れればいいんだ？ @karan_mirai

@nariyuki_hanyu 久木田真紀の件については、個人的には、作者本人の、虚構を貫く覚悟と才覚がもう一つ届かなかった、ということもあるかなあ、と思います。選考委員やその他の歌人がどうというより、メディアが怒ってしまった、という点も大きいかと。

加藤治郎 @jiro57

批評は想像力の一部か。 新人賞の選考委員が、応募者の年齢や性別を話題にするのは、それが、作品を享受する鍵であるにも伏せられているからだ。 作者名はいいんだ、別に。 年齢と性別がわかれば、限られた時間を作品本体に集中できるだろう。

加藤治郎 @jiro57

@saitohsaitoh コメントありがとう。 歌葉新人賞の作者名オープン、プロフィール参照型のシステムで、うまく回っていたという印象です。 そういえば、公開選考会方式を併用していた。応募者がずらっと並んでいる。その目の前で選考会。お互い生きた心地がしなかった。祝祭。

加藤治郎 @jiro57

@reracise1972 そうでしたか！ 作者名、プロフィールもですか。

加藤治郎 @jiro57

@reracise1972 年齢制限というのも凄いですね。

さくら @akebonosakura

@jiro57 はじめまして。年齢も性別も関係なく、歌会や句会のように「どんな属性の誰が出したかわからない」、という中で「作品」を評価するものであって欲しいと選考会について私は考えます。「作品」についての評価に、なぜ性別や年齢が必要なのでしょうか。

加藤治郎 @jiro57

@akebonosakura はじめまして 普通、作品の享受は作者名と作品の全体で成り立ちます 例えば、村上春樹の小説、で作品を享受します。匿名で作品だけ、は特殊な環境です 新人賞の選考は公平性の観点から作者名は伏せるのはやむを得ないとして、せめて年齢と性別は知りたいと思います。

さくら @akebonosakura

@jiro57 早速の返信をありがとうございます。私自身、「○○が書いた△△だから読もう」という類の欲求が基本的にないのです。ですので、名か年齢か性別かが選考なりに必要とお考えの理由がわかりにくいのです。

枡野浩一（歌人さん）▼8刷『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである　枡野浩一全短歌集』 @toiimasunomo

@nariyuki_hanyu こんにちは。久木田真紀が受賞した年に最終選考に残った者ですが、その発表号を手にとると「このプロフィールは！」と怒るか笑うかしたくなりますよ。短歌に限らず、たとえば室井佑月さんの本の読者は、どんな小説の内容もみんな事実だと思って読む層が多いそうです。

Χαιατο Ιοσιντα @hashida_toyoya

@toiimasunomo 僕も歴史上の珍事件として見るから面白がれるので、西田さんや林さん、大野さんや大滝さん、そして枡野さん(12月の年間回顧座談会でも話題になっていますね)の立場だったらさすがに「作者像も虚構でいいじゃないか」なんて冷静には見られないよなぁ、とも思います。

枡野浩一（歌人さん）▼8刷『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである　枡野浩一全短歌集』 @toiimasunomo

@nariyuki_hanyu 私はむしろ筆名を「本名です」と言い張り、朝日新聞の記事にも本名であるかのように書かれて（それをまにうけた松尾スズキさんが「笑っていいとも！」で言及）、明らかな「経歴詐称」なのに歌壇という場に守られ、NHKに出ている人のほうが気になりますけれどもね。

加藤治郎 @jiro57

@LitsukoK こんにちは。 普通、作品の享受は作者名と作品の全体で成り立ちます 例えば、村上春樹の小説、で作品を享受します。匿名で作品だけ、は特殊な環境です。 新人賞の選考は公平性の観点から作者名は伏せるのはやむを得ないとして、せめて年齢と性別は知りたいと思います。