「短歌と虚構」関係ツイート収集庫
@LitsukoK つまり、性別、年齢にこだわたっているのではなく、自然な状態で作品を享受したい。 なぜ、新人賞だけ、不自然な環境で作品をよまなければならないのか、という問題なんです。
2014-09-12 18:04:20あと、例の話題に関しては、そういった作者-アバター-作品-虚構問題と、賞における匿名スタンダード問題、「父殺し」という人間的に特殊なモチーフが抱える倫理性・タブーの問題、そして"ネタばらし"の場のフェアアンフェア問題、と大きく四つの問題が混戦しているんだと思います。
2014-09-20 21:02:15「虚構の議論へ」おもしろいなあ。事実対象が無くなった場合の挽歌でも評価されるとは限らないからやっぱり歌が上手かったのかなあ。短歌も「書かれたものが全て」の時代に入ったのだろうか。それを否定するのも骨が折れるだろうし誰が何処で約束を守ればいいのやら。散文への解消だなあ身も蓋もない。
2014-09-21 00:12:14@mon_de_tour 「殺し」というのはちょっと語弊を招きますね。モチーフとして取りざたされる言い方として歪めてしまった、すみません。「父の死」に訂正いたします。
2014-09-23 02:04:17なので「短歌研究」2014年10月号加藤治郎「虚構の議論へ」に関しては「虚構という方法を通じて新しい<私>を見いださなければ、ただ空疎なのではないか」という言葉を念頭におきつつも、作者と作品の事実関係に関しては副次的なものとして扱うべき、という立場に自分を置くこととする。
2014-09-24 01:47:19加藤治郎「虚構の議論へ」(「短歌研究」9月号)は、これ、単純に、短い。短すぎて批評に具体性がなくて、ちょっと投げっぱなしな印象。緊急的な特別寄稿だから仕方ないし、加藤さんも版元もこれで精一杯だとは理解できるんだけど…。
2014-09-24 17:52:59もちろん、角川の時評に書いた通り、石井さんの受賞作、僕はかなり好きだし、感銘を受けました。今も。あと、選考会での読解内容には初読の時から賛成できない。
2014-09-24 18:02:22@karan_mirai コメント、ありがとう。主水君がツィートしていたけど、論点が多く、時間がかかると思います。まずもって「短歌研究」の読者が、問題と思うかどうかも分からないです。
2014-09-24 18:23:57@jiro57 選考委員が複数いる中で、加藤さんだけがいち早くこの問題に反応して、寄稿なさったことに最大限の敬意を表します。次の角川の時評で取り上げるか、ちょっと調査を深めて、次の次で取り上げるか、迷っています。
2014-09-24 18:51:28虚構の動機が分からない、ってのはそもそも動機なく虚構を作っては駄目って前提だし、前衛的な目的意識もないのに創作で父親殺しちゃったら皆信じちゃうし実は嘘でしたってのは不謹慎だし読者に不誠実じゃない、ってのも結局リアルからリアリティを見出したいがためのロジックですよね……?
2014-09-24 19:55:14まあ『挽歌詠んだけど父親健在です。あれは嘘です』と言われたら、まさか『嘘なら評価に値しない』とは言えないけど、正直『騙された俺の感動を返せよ』とか『死を騙るとは不謹慎だ』くらいの反応はあってしかるべきなんじゃないのかしら。それだけ作品にリアリティがあったってことでしょ。
2014-09-24 20:34:13ノンフィクション由来の感動ストーリーにすぐ『真実の物語』とか惹句を付けちゃうくらいには、みんな物語のパッケージに正当性や説得力が欲しいんですよ。短歌のほうはもう少し複雑な病理ですが。
2014-09-24 21:58:27短歌の「私性」についてはわたしは全然拘ってない、そもそも虚構を読み込む寺山修司とかがすきなので然程意識してないというかもう躓きですらない現代っ子かなあとおもう。第一わたしはあんまりひとつの現実層とか同一性を信頼してないので、あまりにも「私」に拘るのは逆にへんなふうに感じる。
2014-09-24 22:55:43「短歌研究」10月号の加藤治郎さんの「虚構の議論へ」は、もっと先を読みたいのが正直なところ。ただ、10月号であることは重要。石井さんの作品は素敵だと思うし、虚構も歓迎。ただ、その後の着陸はもっと何とかなっていればと思う。この記事が、あくまで「寄稿」とされている意味も考える。
2014-09-24 23:54:39「ネタツイート」はじめ、現代の人たちが、(主にSNSの登場で顕著になったような)現実の仕組みを下敷きにした「リファインされた現実」、「通貨化した現実」は、虚構や嘘、という言葉には括るべきではない、「フィクショナル」なんだと思う。
2014-09-25 01:06:44(「久木田真紀」のことにふれた拙文が発掘されました)masuno-tanka.cocolog-nifty.com/blog/2005/08/p… @nariyuki_hanyu
2014-09-25 09:45:14@toiimasunomo (ご教示ありがとうございます……。「どうか、このまま読者や選者をだまし通してください。あざむいている罪悪感に負けないで。告白して、らくになろうなんて、考えないでください」。作り手にはこれぐらいの覚悟が常に求められるのだと改めて思い知らされました。)
2014-09-25 12:29:53僕は石井さんの受賞作は最初に読んだ時から「これ作中主体の思考が親が死んだとは思えないくらいひたすらに浅いし幼いからたぶん虚構だろうな。ていうか虚構であって欲しいな」と思っていたのでその後の議論云々は正直わりとどうでもいいですと今月の短歌研究読みながら思いました。
2014-09-25 15:41:35その評論の世界と実作とが出会うひとつの典型的な場が新人賞ではないかな。 評論の世界で型に嵌めて評して賞を与える。 評論の実作に対するひとつの優位性みたいな場。 だから、賞を与えた後で自分の嵌めた型と実際は違うとわかったら、とても慌てる。 説明責任なんて滑稽な言葉が出てくる。
2014-09-25 17:30:46匿名の歌の背景が事実か虚構かなんて関係ない。 たとえ身内の死や震災のような重いものであったとしても。 無記名歌会の基本だよね。 騙すとか隠すとか一部にしか知らせてないとか、そんなところに拘る人は歌会の場にいますかね。 新人賞は歌会と何が違う? なんでこんなこと殊更騒ぐのか。
2014-09-25 17:37:50