【詩のレシピ6】ツイッター連詩 #pwGT組 始まりました。

☆ちょっと<新しい企画のツイッター連詩・pw連詩>を開催致します。☆ ☆9月21日(日)〜10月5日(日)までの15日間の期間限定です。 毎日、日替りで5人の固定メンバーのツイート詩に自由参加でみなさんが繋げて頂くというやり方です。その日のメンバーさんのツイート詩があがったら、いつものようにツイート詩に(お題とその日の数字)#pwGT組をつけて、ご自由 にご参加ください。今までのように色 んな人にどんどん繋いで行くというやり方ではなく*当日の担当者の詩にのみつなぐ というのが新しい企画です(何編でも可です)。そして、さらに。 続きを読む
7
雑感❕ @mimi_4567

分裂したり再構築したりアメーバみたいに伸びたり縮んだり。海のように荒れたり包みこんだりするそれを、冷やし固めてオーブンでこんがり焼いて。出来上がった シ アワセ という名の美味しいビスケットを、無造作にポケットに放りこんで 生きる。(詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 17:40:56
雨粒あめ子 @amagasa_sasite

絵の具のチューブをぎゅうっと 握りしめた、使いすぎの白 ミンミンゼミの群がる樹木に緑の葉 色飛んだ、やさしよもぎ色へ 変わるスケッチブック 今日は何の日 白、青、水色、浮き輪色には何色を 白紙の夏休みを埋める毎日 たのしすぎるからたべたくなった (詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 17:45:02
しえら@キャス垢 @huahua_6

最後の虫の声はかわいくて寂しい。じいちゃんがいなくなった日。あの猛暑を憎み身体が震えた。潰した枠はもう帰ってはこないし、またうとうとすることに決める。夢にはいつも同じ人たちが現れて、戻りたくないとぼくは毛布を握りしめた。幼い頃は、童話の中にいたっけ。 (詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 17:57:11
御砂糖の妖精☆森朱鞠。 @goldeneyelulu

猫は夜風の通る窓際に座り黙考する 毛は薄く艶も失われた 青春は過ぎた 眠りを貪るとき月影が甘い蜜をたらし 夜風に混じり熱い砂に焼けた潮の香りが運ばれてくる 行ったことの無い世界についてお母さんから聞いた 此処は灯台になる 思う私を海鳴りが抱いて (詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 18:13:29
☆MIKAKO☆ @1108_kaori

やりました 発注ミス やりました 2月坂がえり やりました 榊の水かえ 色づく季節に 見てしまった上司からの人事考課 (詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 18:20:38
中村 みゆき @sarajyu_m

もものひげ。は「もののけ姫」。カーカーカー。は「カーキャリーカー」。君の声はいつだって扉を開く鍵。凍える冬の夜だってススキの箒に乗って。無人島の地図だったチョコの包み紙。埋められてしまった夢を助けに。さぁ タイムマシンのスイッチを。 (詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 18:22:46
莉乃 @nnn_rinons7

伝えたいことがあるんだ。 ねじ巻き人形のように繰り返して 枠の中で必死に踊らせる 繰り返して繰り返して極めれば きれいなまるができる 延々の円は蜿蜒と炎炎 「忘れられないよ。」 おいしいから食べちゃった 「教えてなんかあげない。」 (詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 18:32:10
とよよん @to_yo_yo_n

夏休み後回しといえばその年いちばん気乗りがしない宿題。真っ黒な顔で真っ白なドリルを前に呆然とした831をふまえ先にやっつけたら工作が残り。その翌年はるんるんで仕上げた工作の余裕は遅々として進まぬ読書感想文に改行。改行。新怪魚となって二学期を迎え。(詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 18:33:45
葉月野 @hadukino_tc

日暮れの波を縫う声色は言葉の色と思っていた。梟の名はミネルヴァだったかネストルだったか。もう一度問いかけ直す。上塗りする前の構図は何だったかな。いいところ見せたかったんだ。力及ばずに柘榴の割れた様でごまかしてしまった。お気に入りはなかなか渡せないね。(詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 18:33:56
末松 努 @dejodajo

眩しさに満ちた季節が過ぎ去った砂浜で 貝殻と五十音のかけらを拾う どれもこれも ひとつもなくなってはならず ここになくていいものは ひとつもない そのひとつで この星が揺らいでしまうのを 忘れてはならない 茜色と空色の滲むほとりで ひとり誓う (詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 18:43:42
葉月野 @hadukino_tc

いつまでたっても混合しないんなら不均衡なままでいいじゃん。君の口癖は「それも個性」。気ままな科学者の研究対象はいつも秘密で。いつも夜に振り回される。成果が出続けてさえいれば喜んだ。結果を欲しがるよりも長続きする秘訣だとずいぶん後になって知ったよ。(詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 19:09:39
梁川梨里(やながわりり) @riri_yanagawa

四角い教室の死角で私のまわりで息を一気に吹き返した花弁の壁が指で練られて立ち上がる消ゴムの煙に巻かれて、立ちすくむ影の加減乗除が掴めない ノートに走り書きした言葉が詩になってしまうのが怖い 誰も届かない視界に切り取られたソラの真上のシへ隠した (詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 20:19:49
az @gris_1505

よく見て よく聞き よく考え ちょっと手放す 言葉は心に近づいてくる 知らないものを 知るための 読み終わらない 本のような 今日がまた始まった (詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 20:43:42
べつのしかたで【民主主義は終わらない】 @be2no4katade

「ギャルソンのように驚く無感覚に主淫する預言者は左目だけゼウスである。ボクの恋人も年年蝉の裸体に近似するが魚類の頭部を借財する彼女の音声は揺り籠にゆられもはや菫ですらない。人間の唇が近づく土曜日に脈拍は鏡面の前で死神をなくしている。ねりたまえ」 (詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 20:56:20
藤 一紀 @mazurow

ちいさな過ちを、過ちとわらってはいけない。誰にもどうすることもできない奥深い闇がある。執拗な憤りのように走る力を咎めてはならない。迸る感情に蓋をすることに馴れたひとよ。灰色の目では、ふれることのできない鮮やかな傷がある。私たちは待たなければならない。(詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 21:09:48
なぎさひふみ @hifumi_nagisa

存在と泡沫の夢見の狭間で、梳く風の透かす愛、過ぎる時の掬う祈りと、澄む涙の跡に、情感の淡いが叶いに舞う。遍歴の片端に佇む、重層の阿りは、笑顔の手前に靜に過ぎ往く。 あわいゆめ やさしいかぜの あきのくれ ほしのきらめき ふるさとかえる (詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 21:24:26
こひもともひこ @kohimon

練馬といってもそこは中野区に近く、沼袋駅から歩いて15分程度のところにあった。環状七号線を自転車で走り高円寺まで何往復しただろうか。楽器を担ぎ、荷物を運び、途中の松屋で飯を食い、恋をして、そこで生まれた喜びを詩に書いたことがはじまりだ。 (詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 21:30:10
こひもともひこ @kohimon

一度練りこんだものは元へは戻せない。 サンドねりこんで人造石を作り、乾くのを待つあいだに、 パンにはさんだ伯爵を食う。いや、 パンにはさんだモチを食う。いや、 パンにはさんだ砂をcome。いや、 来いする詩を練る。コイシテル。 (詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 22:01:30
べつのしかたで【民主主義は終わらない】 @be2no4katade

なにしろ、僕らの夏休みには、白髪が混じりはじめているんですから、内緒話にはナマエをつけないでください、上げ底の夢に鋲を打たないでください、詩をつくるのなら血で描いてください、あなたは、悲劇にしては、まるで、つかみどころがない、そうではありませんか? (詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 22:12:08
齋藤旧 @kyuuuv

蝉のいのちを聞きながら みずからのいのちを問うている シンデレラはガラスの靴をうまく履けなかった 潰れたままの、ヒールのかかと 瓦礫の山をどんどんのぼる どこがてっぺんかわからずに 疲れた頃にまるくなる 叶わぬ頃にまるくなる (詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 22:29:59
葩汀(はて) @hate_sign

臨場感溢れる絵日記から目覚めて 夏が終わった記念に 太陽を直視して 絵の枠を真っ白に塗りつぶした 「9月8日 まだまぶかったです」 (詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 22:53:17
葩汀(はて) @hate_sign

あんた何しようと〜? もうすぐ12時ばい 明日も学校やろ〜 早よ寝り〜よ〜 なんてのは日常茶飯事 ねりました、とはいかないが (詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 22:58:02
陶坂 藍 @ohagikinako449

洗濯をする前にポケットを確認 石ころ、木の実、欠けたビー玉、牛乳のキャップ、玉虫の硬い羽 これらはどうやってここにやってきたのか、ランドセルを下ろしておやつを食べているきみにしかわからない そうだね、これは詩だね 跳ねて飛ぶ、きみだけの詩だ (詩のレシピ6) #pwGT組

2014-09-26 22:47:27
梁川梨里(やながわりり) @riri_yanagawa

宿題は季節と共に舞い上が 焚き火にした。終わらせることだけを練ることは思考停止、思い出に出られやしない 眠りはいいね、全てわたしのものだ、搾取されない安心さが、囲む安らぎ 穴をバーナーで焼き尽くした野焼きの最後の日 (詩のレシピ)#pwGT組

2014-09-26 22:57:30
sample @kaibutsu_head

没落した目に溢れた墨はもう乾いたでしょうか>鱗の下にまで記憶を司る器官が根を下ろす>この朱色からが人の美醜を分け隔てる色だよ>そぞろに踏み越えてゆく肉体が舌を基に引き攣る>もう爪を剥ぐ夢を見なくても夜を数えられるように>この絵肌を塗り潰してください(詩のレシピ6)#pwGT組

2014-09-26 23:32:37