10周年のSPコンテンツ!
14
壺屋めり @cari_meli
お客様の中にデイヴィッド・ホックニー( http://bit.ly/ih3uNZ )の『秘密の知識-巨匠も用いた知られざる技術の解明-』読んだ方はいらっしゃいませんかー
壺屋めり @cari_meli
彼が言うには、ルネサンスと言えど15世紀に入るとそれまでの美術と比べて格段に写実的な描写が可能になるのはいくらなんでも不自然だというのである。確かに14世紀の絵と15世紀の絵を比べたらその進歩に驚くよね。
壺屋めり @cari_meli
見えていたものはあまり変わらない筈なのに、何故そこまで描写技術が進歩したのか? ホックニーは彼らが鏡やレンズの性質を駆使し、風景の像をキャンバス上に投影、その影をなぞっていた、いわゆる写真トレス的なことをしていたのではないかと指摘してるらしいのね。
くら @neurosnowblind
@cari_meli オーパーツ!?  宇宙人!?
NjaOMAeDa @pinarancio
@cari_meli 習作というか過渡期を想わせるような作品は残ってないの?
壺屋めり @cari_meli
@pinarancio 15世紀前半のイタリア絵画(ファブリアーノ、ピサネッロ、ロレンツォ・モナコ等)は私は過渡期を表しているような気がせんでもないけど、その頃には例えば北方では既に細部の描写がすごい絵が出てきている訳で、それは確かに急に発展したような感じがしないでもないんよ。
NjaOMAeDa @pinarancio
@cari_meli 北方に主軸を持っていかれたくないよー、という思惑だったり。(ナイナイ
壺屋めり @cari_meli
@pinarancio えー北方いいじゃん北方。イタリアが美術の本拠地とかいうのは16世紀のつくりだした神話だよ!
NjaOMAeDa @pinarancio
@cari_meli 神話で食ってる人多そうじゃん!
壺屋めり @cari_meli
この説はホックニーによって2001年に発表され、美術史家たちの間でいろいろと物議をかもしたらしいのだけど、結構批判的に見られることが多いらしくて、「では私たちが芸術の巨匠達の素晴らしい技術と賞賛していたものは機械的複製の産物であったというのか」というような意見が出ている。
壺屋めり @cari_meli
ま、いわゆるトレス批判ですよね。
壺屋めり @cari_meli
しかし物議をかもしたとはいえ、この説に関する言及は2004年以降はあまり見つからないらしいのね。単にメディアが飽きたような気がせんでもないけど、それよりも今まで人間の手による創造であったと考えられていたものが、実は器械によるものだったという可能性から目を背けたいのではないかと。
くら @neurosnowblind
@cari_meli えー、そういう批判って未だにあるの?
壺屋めり @cari_meli
@neurosnowblind 私はイラストの背景小物描く時写真トレスしたりするけど、前くそ叩かれたよん
はまの にあ/猫亭 @cat_house
@cari_meli トレス批判って、時折ものすごく的外れになる場合もあるよね。風景をトレスしたって、誰でもが芸術的に仕上げられるわけでなし。ちなみに近代あたりになりますが、ユトリロは殆どを実際に風景デッサンに出かけてなどいなくて、観光絵はがきを元に絵を描いていたという話。
壺屋めり @cari_meli
@cat_house それは知らなかった>ユトリロ ルネサンス期はコピーするされるに関してとても寛容だと思うし、それぞれが競い合うことを良しとする風潮があると思うのですが、最近は「パクリ」「オマージュ」「パロディ」「影響」などのコンセプトがごっちゃになってる感がしますね。
はまの にあ/猫亭 @cat_house
@cari_meli ユトリロの死後、遺品を整理していると、ユトリロの作品と同じ構図の絵はがきが沢山でてきたそうです。むろん、それがユトリロの価値を下げたり歪めたりすることは一切ないんですけどね。そういう作品作りもあるんだよ、というだけですよね。
壺屋めり @cari_meli
たとえばファン・デル・フースのポルティナーリ祭壇画を見ると、人物ひとりひとりは写実的に見えても、全体的に見るとなんか統一感あんまないっていうか、人物それぞれの関係が全体の構成のなかで確立されてない感じがするっちゃする。 http://bit.ly/eDNaq7
壺屋めり @cari_meli
ホックニーによると、これは実際のモデルをひとりひとりトレスしたので、あとでまとめてみると統一感なくなっちゃった例ではないかというのね。
くら @neurosnowblind
@cari_meli 「作家は一から全部作り上げるべき神話」は一部では根強いのね。それとも「ミメーシス」から決別すべきだってことなのかしら? 一方で「リアルじゃない」「抽象画はわからない」って層もいるし。
壺屋めり @cari_meli
@neurosnowblind 模写は良くてトレスはだめってことは、たぶん「作家が自分の目で見たものあるいは作家が心に思い描いたものをそのままビジュアル化する技術」が買われているような気がせんでもない。
くら @neurosnowblind
@cari_meli もし、そうだとしたら、それは未だに制作者が「技術者」でトレスは「ズルだからダメ」ってことだよね。クンスト。アルス。もしかしたら「ドーピング」や「盗作」に近い不快感で批判するのかも。でもトレスを「楽に作るための道具」と見れば筆も定規もそうだから批判せねば!
壺屋めり @cari_meli
@neurosnowblind ドーピングや盗作に近い不快感は分かる気がする。「なーんだ自力じゃないじゃん、騙された!」って感じよね。
くら @neurosnowblind
@cari_meli 「画、技術、作者」が混ざって一個の作品を感じているんだねぇ。同時に。「騙された」っていう不快感が起こる=作者は自力で描くのが前提、っていう風に僕等は思いがちだったり、慣習的にそうなってしまったんだろうね。
残りを読む(56)

コメント

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする