【詩のレシピ１０】自由参加 ツイッター連詩 ＃pwGT組 始まりました。
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月下 桜
@tukishitau
もっと遠くに行けよ こんなところに縛られずに 駅とか、芝生の広場とか、小学校とか。 森とか池とか遊び場だとか。 それが世界の全部だっておもってるんだろう ゲームや漫画のありえない世界だって おまえを縛り付ける ことばより先にいけ (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 22:45:11
みいと かろ
@KaroMiito
カフェに ステインドグラスの 明かり灯る 天窓の ひかりさし込む ひと指しゆびの先端に 透明のひふ ーー木の板をなぞる カラカラと鞄を鳴らして 床を滑り ビニル袋のように 声は膨らみゆく カフェに日の泉 鉛筆削り 藤棚の下に机 (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 22:46:19
月下 桜
@tukishitau
舐めつくした飴玉の味が変わるのをしらずに いつも噛み砕いていた 背高泡立草が春からはえていたこともしらずに 芝生の広場でボールを蹴っていた ビニルハウスでは給食の苺が育てられていたこともしらずに ドーム屋根のついた石造りの遊び場にいた (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 22:57:54
葩汀(はて)
@hate_sign
さて、 池のほとり 草のほとり 背の高い木々 李賀の焦がれた歌姫の墓は この辺りか などと変哲もない景色に 詩情を植え付け さらに足を進める (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 22:59:36
べつのしかたで【民主主義は終わらない】
@be2no4katade
幻影の人は猿 あたしの幻影の人は猿 この 不穏な みんなほったらかし の迷宮も あなたにとっては ただのヂャングルジム 幻影の人は猿 Ａ号の旅人は かえる バナナの皮で ひっくりかえる 歩き疲れた よ （詩のレシピ１０） #pwGT組
2014-09-30 23:00:14
☆MIKAKO☆
@1108_kaori
ガードレールはワタシを見失い 知らない駅におろす 我慢出来ずに吐き出せずに くだした物体 下半身を拭いきった、今、 肌に寄り添おうとする夜風 膣を刺激し 棄てたいワタシを 時折突き刺す （詩のレシピ10）＃PWGT組
2014-09-30 23:03:26
月下 桜
@tukishitau
前がみえないほどの雨のなかを思い切り走ってみたかった いつも管理されていた芝生の公園も 整然とならぶビニルハウスもそのなかの野菜も 同じ方向からこない電車をまつ駅も 背高泡立草があたりまえのかおをして空き地にはえているのも ゆるせなかった (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 23:09:05
葩汀(はて)
@hate_sign
音がない お咎ない 何処にでも罪が転がっていて それを集めたり蹴飛ばしたり 歩いていくことは そういうことだし 罪を拾うのは 悪いことではない ちゃんと歩いてる 証明となる (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 23:09:42
かとう たか
@taka423kato
家路を辿るように 黄昏れた街の何処を歩けば 生きた時間を遡れるのだろう 僕が五分生きる間に 時計は六分進む 人々と僕の間には 埋められない時差がある 届かない声だけがある はちみつレモンが好きだった君の 涙が時を遡り 夜の海に還る水路だけがある (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 23:17:50
ましん
@tubewayarmy00
背高泡立草は 蒼き愛の挿話 秋も暮れゆくとは 愛の言霊 酔っぱらった 母よ何故に今宵 迎えに来ないのか 名もない花のために かごめやかごめ 時間よ止まれ 生まれくセリフとは 蒼き星の挿話 夏の旋律とは 愛の言霊 （ 詩のレシピ10） #pwGT組
2014-09-30 23:34:20
月下 桜
@tukishitau
叩き壊したい 原型をとどめないほどに がれきとさえよべず 石でもなく もちろん砂でもなく 元素でもなく 地球のものでも 宇宙のものでもないなにかになるまで (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 23:36:18
月下 桜
@tukishitau
線路も屋根付きのドームも小学校の校庭も ビニルハウスも小さな溜池もすべて囲われていた わたしがこどものころには 気づきもしなかった いつだって囲われたところにいて あけっぴろげなところへでると 不安でたまらなくなるのだ (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 23:53:15
こひもともひこ
@kohimon
第二次ベビーブームを越えて、やたらと建てられた校舎が壊されていく。偏りは過疎を生み、過密する地域はさらなる過密を生む。空地は荒地となり、建物は廃墟となる。戦後から、豊かになったこの国で、心がユタカにならぬのはなぜなのか？ 固まったココロに問え。 (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 23:54:22
akutsu ayumu ꪔ̤̮"
@ayusuke_
逃れたい油膜に たもたれる羽の潤い 虹色の悪意を照りかえし 有刺鉄線のやさしさ 立ち入れば たちまちに花の炭 辿りつかない答えのように （ ）には誰もいない まもるべき不在は横たわる 無防備に （詩のレシピ10）#pwGT組
2014-09-30 23:58:48
天乃絵留
@ama_noel
帰還困難地に設置した 薄い幕張メッセの実験棟 本当の空プロジェクト@co.jp ビニールハウスに 狗肉の柵を舞わし猪豚の闊歩れ 恥ずべき水を浄化させ HとOの結合を調節しCOに痴漢させる いかがわしい水パイプの泡沫 脱法の空を蘇らせ祈りは終わる ( 詩のレシピ )#pwGT組
2014-09-30 23:59:08
こひもともひこ
@kohimon
けらかけらかけら けらかけらかけら けらかけらかけら けらかけらかけら けら欠片 書け 裸 足りないマスを埋める作業。 (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-10-01 00:03:34
sample
@kaibutsu_head
通学路では あたらしいズックを履いた小学生が 背高泡立草をふりあげ行進している。 班長は指揮をとり低学年の子は お料理行進曲を歌う。 いざ進めやキッチン。 めざすはジャガイモ。 収穫されたばかりのキャベツから てんとう虫がコロコロ転がった。 (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-10-01 00:35:07
sample
@kaibutsu_head
あのときの森で見つけた週刊誌の事が忘れられません。あさのつゆに濡れて瓦のような形に変形したずっしりと重いその誌面をべりべり開くと男の人が女の人を紅い縄で縛り上げ天井に吊るしていました。私は家に帰り無心で縄跳びを跳び続けた。大好きなアニメも見ずに。(詩のレシピ10) #pwGT組
2014-10-01 00:58:52
二匹の猫は互いに同時に存在する。
@zwei_katzen
ビニールハウスで栽培しているのは右手です、ふふと笑う、消えてしまう、お母さん秋刀魚が焦げてるよ、隣の子供が屋根の上でバイオリンを弾く、誰もいなくなった食卓を裸電球が煌々と照らす、千切りの音 階段から誰か降りてくる、早く学校にいかなきゃ いかなきゃ （詩のレシピ10）#pwGT組
2014-10-01 01:19:47
二匹の猫は互いに同時に存在する。
@zwei_katzen
君は知らないだろう ここにはかつて小川が流れ 柳が植わっていたのだ 風が吹けばサラサと鳴り まるで楽器の様だったと 君の漕いでいる三輪車が やがて色褪せ錆付き 風景の一部となった時 君の子供に伝えて欲しい 知らなかった過去は 未来への憧れだったと （詩のレシピ10）#pwGT組
2014-10-01 03:44:03
二匹の猫は互いに同時に存在する。
@zwei_katzen
八の字を描くのは 帰り道を伝えているのだと 教えてくれた その人の家はその人の息子によって 売りに出されてもうないが その人の家で育った蜜蜂は僕の帽子の内側に棲んでいる 蜂は今日も八の字を描く 僕はどこに帰ればいいのだろう 蜜が瞳に垂れてくる （詩のレシピ10）#pwGT組
2014-10-01 03:58:23
二匹の猫は互いに同時に存在する。
@zwei_katzen
天文台へ続く道沿いに楢の薪で焼き上げるピッツェリアがある、茸を摘んでいくと生地代だけで焼いてくれる、毒茸もこの窯で焼くと食べられるよ、なんて職人の戯言はさておいて美味しくピザを頂くと皿にそのような物語が書いてあった。代金を支払う。 天文台へむかう。 (詩のレシピ10)#pwGT組
2014-09-30 09:59:14
落葉[Rakuyou]
@a_fallen_leave
代金は覚えていない 笑顔に誘われて小話をした この先に目的地は在る 良い思い出になるだろうか いつの間にか隠れた太陽は再び道を照らし出す 小さな黒い影が横切り 目で追いかけた 餌を目の前に綺麗な灰色の猫が顔を洗っている 気分も洗われた様だ (詩のレシピ10) #pwGT組
2014-09-30 10:27:51＊＊＊ おまけ ＊＊＊
宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。
@sechanco
☆「詩のレシピ１０」から「つながれました」（宮尾選）は二匹猫@zwei_katzenさんと落葉@a_fallen_leave さんのお二人へのダブルつなぎ！です。ぱちぱち♪ ＃pwGT組 （＊組長スペシャル♪）
2014-10-01 05:52:28