石黒正数『それでも町は廻っている』13巻、紺双葉と彼女のカンパネルラ」 ※13巻ネタバレ有 d.hatena.ne.jp/skipturnreset/… 104話「暗黒卓球少女」は、71話「歩く鳥」&38話「俺たちは機械じゃねえ」に続く、紺先輩(と歩鳥)を巡る一連の傑作エピソードです。
2014-10-01 10:02:14ちなみに「座成」、仮に過去話(71話「歩く鳥」)を踏まえずこの話単体で見ても、彼女がどういう類の「友人」なのかはしっかり描いてあると思えます。 ↓ d.hatena.ne.jp/skipturnreset/… ※リンク先、石黒正数『それでも町は廻っている』13巻ネタバレ有り。
2014-10-01 10:32:13今回は、作品の中では語られない謎のある作品が集められてるのかなって。上手く表現できないんだけど。104話の「暗黒卓球少女」が正にそんな話だし。
2014-10-01 21:19:58『それでも町は廻っている』13巻収録104話「暗黒卓球少女」について。 d.hatena.ne.jp/skipturnreset/… 最後に座成と紺双葉の「友人」関係について書き足しました。
2014-10-02 09:42:34@joy_j_j ん、104話「暗黒卓球少女」について、「作品の中では」の「作品」が104話を指すか過去作(具体的には71話「歩く鳥)も含む作品全体を指すかで少し話が変わる d.hatena.ne.jp/skipturnreset/… 気もします。
2014-10-02 11:24:59@sagara1 あ、ここで指してるのは104話だけを見た場合です。104話だけを読めば、先輩が良い人であるかの様にも読めますし、104話単体で見れば語られない要素のある話であったなと思いました。13巻は敢えて真相を明かさない話が多い巻であったなと。
2014-10-02 12:02:39@joy_j_j 個人的には先掲記事の最後に書いたように、104話だけみても「良い人」というか「良い友人」ではありえない形に描写されていたと思えたのですが、例えば”とても71話と同一人物とは思えない。別人では"とか、そういう受け止め方多いみたいだなー……とは思わされたりしてます。
2014-10-02 12:09:59@sagara1 昨日一読してそう思ったので、今日改めて再読しようと思ってます。後、過去巻も再読したいなと。それ町は、新刊を読むといつも再読したくなりますw
2014-10-02 12:11:24@joy_j_j 勿論、104話も針原さんという単一の視点から(例えば71話冒頭の出来事が語られない⇒恐らく知らなかった?)みた二人の関係、それも虚実取り混ぜた回想であり、それが一概に「座成」という人物全体を正しく映してたとはいえないわけですけれども。(続く
2014-10-02 12:13:00@joy_j_j 更に書くと、針原さんは初めに見た紺双葉と座成の姿を、今でも「美しい」と捉え続けていることを最終コマで示したりもしてますしね。 ……あれ、こういうことも、記事に書き加える必要が有りそうな……。
2014-10-02 12:14:44@sagara1 かのようにも見えるだけで、良い人ではない様に描写されてると僕も思うんですが、71話を読んでなかったら、自分がそう読めたか、気付けたかと考えると、難しかったかもなあ、とも思えますね……。
2014-10-02 12:16:11@sagara1 71話を再読してから考えようと思ってるんですが、針原さんが見た美しい風景、それは本当に偽物であったのかなと。最終的には偽物になったにせよ、初めて出会った頃、針原さんが目にしたその頃は本物であったのかもしれないとも思いました。その後に変節したにせよ。
2014-10-02 12:32:51@joy_j_j ややズレますが、例え保護や愛玩だったとしても、その時の紺双葉にとっては無いよりずっとマシ……必要としていたし、卓球の腕前が上達して対等どころか上回らなければ紺双葉視点からの「裏切り」も起きず、それなりに幸せでないともいえない展開だったかも、とは思えたりしますね。
2014-10-02 12:38:03@sagara1 そう思います。中学校の間だけでも、そう関係が続いていたのなら、紺に取ってはいつまでも良い先輩になっていただろうし、座成が自身の感情の出所(愛玩など)に気付いていたとも思えないので、お互いに取って良い思い出に昇華されて終わっていたと思えます。
2014-10-02 12:44:18@joy_j_j より望ましいものがあったとしても、手の届く範囲にそんなものがなかったら、次善のものとしてやや性質が悪いものでもそれに縋るの当然で、縋られた側も、縋り縋られる関係もそれなりに価値あるものなのでは……が(記事に書いた話より)まっとうな見方だという気が今はしますね。
2014-10-02 12:52:34@sagara1 これも少しズレるかもですが、座成との関係が全て無駄であり、嘘であったとは思いたくないなと104話を読んで思ったんですよね。まあ、座成はどうでも良いんですが、針原さんが美しいと思った風景が全て嘘だとしてしまうのは、寂しくあるなあ、と思ったからなのですが。
2014-10-02 12:57:48@joy_j_j 続き) 『銀河鉄道の夜』のザネリは単に"悪い"少年なのか?という話もありますしねー。 なお、71話「歩く鳥」読めば疑うべくもない話ではありますが、作者さんも「座成」の名前の由来は明言されてますね。 twitter.com/masakazuishi/s…
2014-10-02 12:59:25@yt_mountain ありがとうございます。 座成の名前は「銀河鉄道の夜」のザネリからです。 OBKは当初オバケ一択のつもりでしたが、おバカに見えるのは歩鳥の顔とポーズのせいでしょうか(^_^;)
2014-10-01 11:36:49@joy_j_j ああ、それはとても良く分かります。 >座成はどうでも良いんですが、針原さんが美しいと思った風景が全て嘘だとしてしまうのは、寂しくあるなあ
2014-10-02 12:59:52@joy_j_j あと、「友人関係」って互いに互いがどう思ってるのか必ずしも掘り下げて知る必要はなくもあり、自覚の有無や程度も疑問で、指摘されたように座成本人だって分かってないのかもしれませんね。
2014-10-02 13:09:53@joy_j_j こう書くとあまりに一般論になりすぎるきらいもありますが、そもそも自分のことも他人のこともろくに分からなかったり諸々誤解しているの当たり前のことで、完璧な理解などありえませんし。
2014-10-02 13:10:22そういえばアニメ『グラスリップ』は正に、互いに間近で好意を向け合い特別な接点を持つ同志が見事に食い違っていてお互いのことも自分のことも知らなかったのが、相手を知り自分を知り、「接点」だったのものを「自分たちの場所」にしてみせる物語なんだよな、たぶん。 #glasslip
2014-10-02 13:16:09