日本と世界のアートシーンに対する態度。ギャラリスト池内務氏と美術家村山悟郎氏のやりとり

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

外国でちょっと良いな、と思う事があると、すぐ日本の限界とか言い出す輩。出て行って帰って来なくて良いよ。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

これ俺大当たりだなw 面白いほどに逆の考え方。 RT @Roentgenwerke 外国でちょっと良いな、と思う事があると、すぐ日本の限界とか言い出す輩。出て行って帰って来なくて良いよ。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

レントゲンの池内さんのツイッター上の発言に揺さぶられてるなぁ。反論しておこう。 RT @Roentgenwerke 外国でちょっと良いな、と思う事があると、すぐ日本の限界とか言い出す輩。出て行って帰って来なくて良いよ。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke 確かに自国と他国を概観比較して、他国の優れた点を指摘しながら、それが自国に対する自虐的なニヒリズムと結びついてしまう場合、それは建設的ではない。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke しかし、日本の制度や文化がより向上するためには、先ずそれぞれの国でどのような現象が起きているか、それを他国で注意深く体験的に見る必要がある。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke その上で、それぞれの国の制度と現実に起きている現象を精査しながら比較してゆくことが必要ではないか。そこから日本の現行の制度上から推察できる限界は導きだせる。逆に言うと、その制度下で何を目指すか、あるいは、どのように制度を変える必要があるかを思考する。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke 例えば、日本とイギリスのアートマーケットの規模を比較した時、それは単純にアートの市民への浸透の度合いだけでは語れないだろう。国の施行する制度からくる構造的な差異を検討してみる必要がある。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke 特に相続税の違いがあげられる。単純には比較出来ないが、相続税の税率は日本の方が高く、しかもイギリスの場合は美術館や公共の機関に寄付することで控除を受けることが出来る。ちなみにイギリスでは相続税の撤廃が議論されているところ。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke 日本のアートシーンがより成熟する為に、各国のアートシーンを見て戻ってきた人達の意見はとても参考になるし、「出て行って帰って来なくて良い」人などいない。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

ご意見ありがとうございます。一つ一つお返事をと。RT @goromurayama: レントゲンの池内さんのツイッター上の発言に揺さぶられてるなぁ。反論しておこう。 RT 外国でちょっと良いな、と思う事があると、すぐ日本の限界とか言い出す輩。出て行って帰って来なくて良いよ。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

これがそもそもの問題。日本人はあまりにこれが強すぎる一方、そうでない人は過剰にナショナリズムに走る。RT @goromurayama: 確かに自国と他国を概観比較して、他国の優れた点を指摘しながら、それが自国に対する自虐的なニヒリズムと結びついてしまう場合、それは建設的ではない。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

もちろん大事なことです。RT @goromurayama: しかし、日本の制度や文化がより向上するためには、先ずそれぞれの国でどのような現象が起きているか、それを他国で注意深く体験的に見る必要がある。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

この精査比較ができないケースが多いのではないでしょうか？海外へ出ると何でもかでも「わぁすごい！」と、短絡的になってらっしゃる方が多いのでは。RT @goromurayama: その上で、それぞれの国の制度と現実に起きている現象を精査しながら比較してゆくことが必要ではないか。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

RT @goromurayama: @Roentgenwerke 例えば、日本とイギリスのアートマーケットの規模を比較した時、それは単純にアートの市民への浸透の度合いだけでは語れないだろう。国の施行する制度からくる構造的な差異を検討してみる必要がある。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

RT @goromurayama: 特に相続税の違いがあげられる。単純には比較出来ないが、相続税の税率は日本の方が高く、しかもイギリスの場合は美術館や公共の機関に寄付することで控除を受けることが出来る。ちなみにイギリスでは相続税の撤廃が議論されているところ。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

前2ツイートのような冷静な精査比較がなされていればそうでしょう。以下次ツイートへ RT @goromurayama: 日本のアートシーンがより成熟する為に、各国のアートシーンを見て戻ってきた人達の意見はとても参考になるし、「出て行って帰って来なくて良い」人などいない。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

RT @goromurayama 私が問題にしたいのは、相応のキャリアと実力、発言力のある方が、「わぁすごい！」で手放しに喜んだあげく日本をdisるその感覚です。それこそ盛り上げていかなくてはならないこの国の状況であるのに、海外で拾ってきた情報を只ただ褒めちぎるその無神経さです。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

RT @goromurayama そんなに外国がいいんなら帰ってこなくていい。本当にそう思います。この国に今必要なのは、ダメな部分をdisる事ではなく、良い部分を引き上げていく事なのです。いや、必要というより、ダメな部分をdisってるヒマなど本当は無いんです。

池内務 @IKEUCHI_Tsutomu

RT @goromurayama: 重要と思われるご意見は深く拝聴します。しかし、我々現場の人間の危機意識は、机上の理論とほど遠い所にあります。それもまたこの国の問題ではあると思っておりますが。また色々お聞かせ下さい。連投失礼しました。ありがとうございました。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke 池内さん、わざわざご丁寧にレスありがとうございます。そして時差の関係でお返事が遅くなってしまうことをお許しください。あまり長くなってしまってはご面倒かとは思います。ですが、ここからは私の日本国民としての名誉にかけて反論させて頂きたいと思います。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke 「出て行って帰って来なくて良いよ。」「そんなに外国がいいんなら帰ってこなくていい。」という発言からは、第二次対戦中の日本における『非国民』という言葉が想起されます。戦争に協力しない国民に対して迫害を加えた、いまわしい過去です。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke 国家やアートシーンというのは基本的に多元的な価値感を持っています。一元的な価値に依拠した集団ではありません。例えば勝敗を第一義的に持つ集団、戦闘中の軍隊や試合中の野球チームとは全く違います。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke ご指摘の通り、池内さんの現場の危機意識を私が共有できていないようにです。"盛り上げていかなくてはいけないこの状況"とは何か、これはそれぞれにあり得る。マーケットを拡大したいのか、市民にアートをもっと浸透させたいのか、などなど。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke 池内さんが思い描く"盛り上げていかなくてはいけないこの状況"に同調せず、disってくる輩に対して「出て行って帰って来なくて良いよ。」とは、あまりに一人よがりな発言ではないか、そう思います。

村山悟郎 Goro Murayama @goromurayama

@Roentgenwerke 日本では自国に対する批判は憲法によって当然、容認されています。言論、思想、宗教、表現の自由によってです。いかなる理由によってもある発言によって「出て行って帰って来なくて良い」と言われる筋合いの人は日本国民の中に存在しません。