ドット絵セルフまとめ

　先に触れていた「別のドット絵」というのがこちら。レトロゲーム改変ものではない新規ドットはこれが初めてで、四苦八苦しながらドットを打つ合間の気晴らしに作ったのが前出の『Wizardry』ネタでした。
　SRPG戦闘画面風というコンセプトでニンジャスレイヤーとサラマンダー＝サンのドット絵を打ち始め、そちらの方はもっと早い段階で出来上がっていたのですが、背景とゲージ周りをどうするかというのが、ニュービードット打ちとしては頭の痛いところでした。
　結局のところ、背景は大幅に簡略化の方向を選び、観客席そのものは描かずに雑な観客シルエットで誤魔化し、桟敷上のユカノ＝サン達も戦闘情報画面で隠してしまうという形に。
　危惧していた金網に関しては、実際に背景に乗せてみると誤魔化しにも一役買い、意外や見栄えも悪くはないものになったと思います。この経験は後々に網タイツドットを打つ際に生かされました。
　ゲージやダメージ表示などは色々な作品のものを参考にしつつも、自分なりにそれぞれ意味を持たせて配置しています。当初から少しうるさいぐらいの画面にしてしまおうと思っていたので、スキル表示やらクリティカル表示やら好き勝手に盛り込んでみました。

　本編更新の最中、ザ・ヴァーティゴ＝サンの有様を見て勢いでやっつけたドット絵。ピンクの人よりも台車のドットの方に力を注いだ一品です。
　作中とは異なり縄で縛られている様な色合いになってしまっていますが、すぐ後に縄を鎖に変え足の装飾を多少変更した差分をツイートしております。ですが、そちらのツイートは削除してしまったため、まとめにはこちらだけを収録。

　『荒野の三忍』表紙絵のサワタリ＝サンを見た時に、あのポーズを見てドラクエのくびかりぞく（バーサーカー）を思い出した方も結構な数いらしたのではないかと。
　くびかりサワタリ＝サンネタをどこで使おうかと思っていたところ、ウキヨエ化投票で「荒野の三忍」がトップを取ったということで作成が決定しました。サワタリ＝サンだけでは画面も寂しかろうということで、急遽三忍を取り揃え、ドラクエの戦闘画面に仕立て上げて決断的に公開。
　サワタリ＝サンはくびかりぞく、ジェノサイド＝サンはある意味そのままミイラおとこ、ニンジャスレイヤーはどろにんぎょうが素体となっています。ニンジャスレイヤーにあえてどろにんぎょうというのは我ながら絶妙な選択だったと思っているのですが……思いませんか？……思いませんか……。

　『忍者龍剣伝』ネタの後ぐらいから普段使用しているJanetterのRT通知は切っていたのですが、後にtwitter公式で通知欄を見た際に、予想外にRTが伸びていることに驚いた一品でもあります。
　なにかと思ってログを漁ってみると、どうもコミック版ニンジャスレイヤーアカウントにRTされていたことが契機となった様子。いや、RTとかお気に入りの数ってそんなもんですよね。と、結構頑張ってみた感のある先のSRPG風ドット絵を眺めながら思ってみたりみなかったり。

　こちらはコミック版ニンジャスレイヤーの描き手である余湖裕輝センセイが先のドラクエ改変ドットをQTされていたのを見て「漫画化するならこちらもドーゾ！」という願望を込めて急遽仕上げたもの。ええ、ウキヨエ化投票でも票を入れましたよ『ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ』。あからさまに作画の大変さでセンセイを殺る気だった投票です。
　このネブカドネザル＝サンは、実質的に完全新規ドット絵であったのに下絵も無しに2時間程度での完成と、まだまだドット絵打ちに不慣れな私にしては、相当な早さで仕上げた記憶があります。うーん……ロボ愛的ななにかがニューロンを加速させたのでしょうか？

　実は初代ドラクエ並の約150万本を売り上げたという『忍者ハットリくん』からの改変です。
　このゲーム。ハットリくんの操作性はとても良いとは言えず、難易度の高いアクションとして上げられることもありますが、反射神経や感覚でクリアするのではなく、ステージの構成や術の使いどころを憶えて攻略していけば、言われるほどには難しくないゲームだったりもします。やり方さえ心得ていれば残機も簡単に増やすことが出来ますし。
　画面上部の術アイコンはニンジャスレイヤーのワザや協力者を意識して一新してみました。それなりにどれがなにと想像できるものになったのではないかと個人的には結構気に入っているアイコンです。まあ、今になって見ると並び順に若干謎な部分もありますね。

　そういえば、これを公開した際に「ファミコンの忍者ハットリくんのパクリにしか見えない」というリプライをいただきました。
　ええ、その通りです。後のツイートでもネタ元は『忍者ハットリ君』だと明記しておりますが、むしろ忍者ハットリくんが元ネタだと気づいてもらえなければ困るのです。和製英語的な意味でのパロディというのは、あくまで元ネタを知っていることが前提の楽しみ方であります故。
　そうでなければ、なんでゲンドーソーセンセイが修行と称してトロスシを空中にまき散らしたりするものでしょうか。……いや、なんか『ニンジャスレイヤー』の世界観なら、そういう修行ぐらいあってもおかしくない様な気もしてきました。

　チェーンソーで　かみを　こうげき！
　かみは　バラバラになった

　元ネタはこれも言わずと知れた、小宇宙と書いてコスモと読む少年ジャンプの人気漫画、殺しても死なない連中ばかり出てくる『聖闘士星矢』のゲームからですね。
　ゲームの出来としては色々と問題もありますが、それでも戦闘グラフィックが当時としては綺麗だったり、なんやかんやと熱く楽しめたゲームだった……ような記憶があります。思い出は美しい。

　この「目まぐるしい攻撃そして防御の構築美めいた……小宇宙！」という表現。文章で読んだ際にはサラッと読んでしまったのですが、コミカライズの際に見開きで「小宇宙！」とやられると、もうこのタイトルを使うしかありませんでした。あれが無ければこのドット絵は存在しなかったことでしょう。

　ソニックブームというニンジャネームである以上、避けては通れぬ待ちソニブネタ。『ストリートファイターⅡ』の某少佐がネタ元です。
　これは実のところ、7月7日のコミック版更新の際にソニックカラテ・対空ポムポムパンチのコマが入ってくるはずと、あざとくもその日に投下タイミングを合わせるべくドットを打ち始めたものでした。まあ、諸々の修正が追いつかず、実際にTLに流すのはその次の更新後となったわけですが。

　当初はサマーソルトのコマだけだったものに、やはりソニックブームを打っている場面が欲しいと前の2コマを足し、3コマでは少しなにかが足りないと思って勝利画面も加えての4コマ形式となりました。4コマ目を入れたことでちゃんとオチが付いた感もあります。
　表記上、下溜めコマンドは2コマ目に入れておりますが、実際には1コマ目でソニックブームを放った際にはもう既に斜め下にレバーを入れているというのが待ちガ……ソニブの基本。
　え？　ニンジャスレイヤーなら飛び道具ぐらいはかい潜るなり回り込んでくるだろうから対空とか関係ない？　なにを言っているのです。このゲームにはライン移動も避け攻撃もありませんよ。まあ、ブロッキングやらセービングやらで突っ込んでくるかも知れませんけど。

　ニンジャスレイヤーもアニメ化の後には、大手メーカーからのゲーム化もされることでしょうが、もし格ゲー化された場合にはやはりストⅡのような差し合いゲーではなくコンボゲーになるのでしょうか。なりそうですね……。

　ドットウキヨエタグ。確かあったはずなのですが、もう検索しても引っかかってきませんね。そこはかとなく残念。

　はい。単純な差分貼りミスです。そして頻繁にあるミスです。気を付けましょう。