ドット絵セルフまとめ

　前回のドット絵作成から気付けば三ヶ月も経っていた折、そろそろなにか打たねばと謎の使命感に駆られて打ったのが、このレトロゲームネタドット。
　なぜ、素材が『ファミコン探偵倶楽部』なのか。そして、なぜ今になってこのエピソードなのか。ドットを打ったのはつい最近のことだというのに、まったく記憶にありません。ただ、ふとなにかを思いついて打ち始め、素材収集から一両日で一気に打ってしまったことだけは憶えています。

　ナンシー＝サンは『ファミコン探偵倶楽部』シリーズのヒロインあゆみ＝サンを改造。とはいえ、もはや原型はあまり残っていませんね。モミジ＝サンはゲーム中の老人キャラ複数の顔パーツや輪郭を組み合わせて手を加えて作っています。

　ネタの素材とした『ファミコン探偵倶楽部』。良作ADVとして評価される本作ですが、実のところ私自身「推理ゲーム」としてはあまり思い入れがない作品であったり。
　というのも、これより以前に、かの名高い『ポートピア連続殺人事件』や『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』をプレイしていたこと。そして、より近い年に『J.B.ハロルドシリーズ』という、アダルティなアトモスフィア漂うADVに触れ、嗜好がそちら寄りになっていたこともあり、発売からかなり後になってから本作を手に取ったということが大きいのでしょう。

　さて、進行に際してプレイヤーの推理を要せず、当時としてもシステム的に秀でたところはないADVである『ファミコン探偵倶楽部』。しかし、それが良作として評価される理由。それは、サスペンスにオカルトめいた要素を絡めたシナリオや演出面の優秀さにあったと思います。
　そのため「推理ゲーム」としての思い入れこそ薄いものの、話の筋や雰囲気は今でもよく憶えており、作品の内容は確実に記憶の一部に残っています。そういう意味では、話の筋を楽しむことがメインとなっている昨今のテキストADVに通ずるところがあるのかなと思ったり。……と、手垢の付いた論評めいたもので〆。

　はい。前のドット絵に続いての『ファミコン探偵倶楽部』ネタ。ニンジャスレイヤー第一部には暗黒非合法探偵など存在すらしない。だが気にしない。

　3コマ目のアサリ＝サンは前回のナンシー＝サンと同じく、あゆみ＝サンからの改造。とはいえ、続編となりドット自体が描き直されているため、同一人物ながらも絵は実際別人な。目のハイライトをもう少し弄ろうかとも思いましたが、元ネタとの兼ね合いでこの形に。よく見ると空のドットが1つ欠けているのはご愛敬。

　4コマ目のソニックブーム＝サンも元ネタのキャラを素材とはしているのですが、体格から拡張したりと全体を弄り倒しているので、もはや耳と肌パレットぐらいしか原型は残っておらず。元ネタとの兼ね合い？　そんなものは知りません。
　このコマ、最初は背後にわずかに見える屋台で蕎麦食ってる殺戮者だけで終わらすつもりだったのですが、絵面がどうも寂しいので人物絵を追加することに。その結果、このドット絵中で一番力を入れたコマになりました。メンポのサイズにまだ若干の違和感があるものの、そこそこ雰囲気のあるソニックブーム＝サンに仕上がったのではないかと自画自賛しています。

　と、タイトルを含めて最初は3コマで成り立っていたこのドット絵ですが、前回と構成が同じというのも少々物足りない。そう思って、TLに流す前に急遽追加したのが、2コマ目のショーゴー＝サン。
　パパッと手早くアフロとサングラスを足し、口元にちょいと笑いを足すだけの簡単なお仕事です。右の警官の眼鏡を塗りつぶし、左の警官に髭を生やして目元と帽子を少し修正。あとは背景を黒から空色にして完成。……と思わせて、TLに貼った画像がサングラスのテンプルを付ける前の未完成版だったのはご愛敬。
　結果的にはこのコマを入れたことで全体に変化がついたかなと思います。まあ、コマが増えたおかげで、TL上での画像の見栄えを考え、横並びを縦並びに変更する作業が増えたのではありますが。画像展開した時の見やすさを取るか、TL上での見やすさを取るかは一長一短ですね。

　『うしろに立つ少女』のタイトルを使って、おまけにやっつけたもの。といっても、元々はこちらの「うしろに立つニンジャ」のほうが「さいごに立つ少女」より先にネタとして思いついたものだったりします。
　「消えたサラリマン」を打ち終えた後。ものはついでと、ニンジャスレイヤーのシルエットを使って赤黒バックでこちらをでっち上げようかと思い、手頃な本編ネタはないかと検索をかけている最中のこと。唐突に「さいごに立つ少女」のほうが親和性も実際高くマーケティング的にも大正解だと気付いたため方針を変更。それに伴い、こちらのほうも本編の場面でちょうど手頃なものを見つけたため、怪物めいたシルエットでの出来上がりとなりました。

　某方のツイートを見て、おもむろに打ってみたメガドラドット。色合いはかなり暗めですが、全体のバランスなど自分ではそれなりに満足のいくものになったかと思っています。
　ゲーム機本体を題材としたドット絵などは、偉大な先人方の手でとうに色々なものが作られておりましょう。この添え文を書くにあたり画像検索をかけてみたら、シンプルさを重点したりリアル寄りだったりと、様々なアプローチでドット絵化された本体が見受けられ、自分でもちょっとゲーム機本体のドット絵化をやってみたくなりました。だが、やるとは言っていない。
　しかし、メガドライブやメガCDのドット絵は見つかるものの、メガアダプタのドット絵がどこにも無い。これはもしかしてメガアダプタ初のドット絵化だったのでは？……などと思ってもみましたが、検索に引っ掛からなかっただけで、ここは既に誰かが通った道なのでしょう。

　誰だよ。こんな場面をドット絵にしようと思ったの。自分でもなぜドット絵にしたのか、まったくもってわかりません。まあ、でもなんか楽しかったような気はします。

　『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の一場面ですね。これもドット絵ナンデ？　という感はありますが、放送を見た時に「この割れた本体だけ映った絵面に「フミタン！」という字幕はあまりにズルい」と思い、決断的にドット絵化に踏み切りました。

　グループSNE所属のライターでありゲームクリエイター、ジャイアントドワーフことベーテ・有理・黒崎氏。そのフル装備姿のあまりの格好良さにドット絵化させていただきました。
　いやぁ、斧にハンマー、そして角付き兜。いいものですね。この装備のままで是非CRPGに出演していただきたいものです。

　以前に上げたドット絵の髪を下ろし、メンポをずらして口元を露出させたもの。そのバストは豊満であった。

　映画2作目の公開を記念して、およそ1年半ぶりの変態仮面ドット絵。
　実写ポスターのポーズもそのままに、元画像を見ながら色を置いていくだけなので、ドット絵の技術としては低いものかと思います。左側のものも格闘ゲーム塗りにはまだまだ遠く、実際にはもっとグラデーションを抑えなければならないことでしょう。でも、筋肉を塗るのはタノシイ。だからこれでいいのだ。

　先のドット絵をなにかに生かせぬものかと、スーパーファミコンソフトのタイトル画面風にでっちあげたものがこちら。ロゴの線の歪み具合にやっつけ感が溢れています。