先天性風疹症候群（CRS）について、当事者が語る
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y2_naranja
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Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(24) 風疹は今までに何度も流行を繰り返してきた。1982年、1987年、1992年にも大流行があり、1993年に行われた聾学校を対象とした全国調査で1981年から89年に出生した272人のCRS児出生が確認されている。
2014-10-14 01:31:51
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(25) 1964年の米国での流行、2万人のCRS出生。1965年には沖縄に持ち込まれ408人のCRS児の出生が確認された。このとき設立された北城聾学校の球児たちが甲子園を目指したストーリーは漫画「遙かなる甲子園」の中に描かれドラマや映画にもなった。
2014-10-14 01:32:11
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(26) 2013年の流行では過去最悪ベースの流行が起きているとの報道見出しがあったが、それは違う。流行が繰り返されるたびに子どもたちが犠牲になってきたのである。日本だけでなくベトナムなどでも流行は繰り返されている。全世界では毎年10万人のCRS児が出生しているとの推計もある。
2014-10-14 01:35:44
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(27) 厚生労働省は「風しんに関する特定感染症予防指針」の中で「早期に先天性風しん症候群の発生をなくすとともに、平成三十二年度までに風しんの排除を達成すること」を目標としている。平成三十二年までというのは東京オリンピックの開催を意識してのことだ。
2014-10-14 01:37:37
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(28) またWHO（世界保健機構）でも日本を含む西太平洋地域では2015年までに風疹の発生を人口100万人あたり10例未満に減少させること、またCRSの発生が出生児100万人あたり10例未満に減少させることが望ましいとする指針を打ち出している。
2014-10-14 01:38:19
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(29) 国内での排除目標、そして国際的な排除目標、その両方を達成することが先進国たるわが国の責任である。2013年規模の流行を再び繰り返すことがあってはならない。国や行政などが一団となって対策を行い目標を確実に達成するべきである。
2014-10-14 01:42:17
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(30) 赤ちゃんを守るためには職場や学校で風疹を流行させないように集団で風疹への抵抗力をつける必要がある。予防にはワクチンが最も効果的かつ安全だ。自然感染では脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するリスクがあり、一昨年～昨年の流行では18人、血小板減少性紫斑病が77人報告された。
2014-10-14 02:02:59
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(31) 2013年の流行では定期接種による集団免疫が獲得されていたので子どもの患者が大人に比べて少なく、ワクチンギャップ世代にある成人を中心に感染が拡大した。このワクチンギャップを埋めることで大人のあいだでも集団免疫が獲得され未来の赤ちゃんの命を守ることができる。
2014-10-14 02:04:18
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(32) 想像してみよう、生後すぐ「検査が必要なので様子を見ましょう」、1ヶ月目に「今すぐ手術しなければ失明します」、 6ヶ月目に「高度難聴に間違いありません」と言われることを。私の両親が経験したような辛い思いを皆さんに経験してもらいたくないと思っている。
2014-10-14 02:13:26
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(33) 妊娠中に不安を感じないためにも必ず予防接種を受けよう。子供なんていらないという方も職場などで妊娠中の女性にうつす可能性があるので、将来の新しい命を守るために抗体検査やワクチン接種をお願いしたい。麻疹も罹ると命を落とすことがあるのでMRワクチンの接種をおすすめする。
2014-10-14 02:24:16
Sakurako / A.Suzuki
@sakurako_szk
(34) なお、国の抗体検査助成事業の予算は今年度限りで来年度については未定であるため助成利用を希望する人は早めの行動を！
2014-10-14 02:27:06