資本家の富は仮想、合理的は危険人物、ケインズ『孫の世代の経済可能性』の慧眼

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H. TSUJI @galois225

今朝のNHKニュースでピケティの「21世紀の資本論」が取り上げられていた。確かに格差は社会の不安定要因で、問題だが、何らかの形で資本家の富を労働者に分配すれば皆が豊かになれるのか、というと疑問に思う。資本家の富は確かに異常に膨らんでいるが、これは「現実の富」ではなく仮想現実だ。

2014-10-15 08:47:51
H. TSUJI @galois225

つまり、資本家の富は、「記号上のもの」であって、確かに格差の固定化を招いているが、それが現実に使われないから、存在しているように見えているだけのものではないか、と考えるのだ。金融市場の「強欲」により、金融資産が実体経済と乖離して膨張しているだけではないかと考える。

2014-10-15 08:48:32
Kazuki Fujisawa @kazu_fujisawa

ほとんどの日本人は大学はおろか、高校の勉強もぜんぜん理解してないんだけど、会社がちゃんと学校を卒業した人を採りたがるのはよくわかるよ。どうせ勉強してないなら高校行くのって意味なくね?とか考えてその通りに行動する合理的なやつって、日本の組織的にはかなりの危険人物だからね。

2014-10-15 22:29:02
ぜく @ystt

ケインズは『孫の世代の経済的可能性』(1930)で「今後もかなりの時代にわたって、人間の弱さはきわめて根強いので、何らかの仕事をしなければ満足できないだろう。」と書いていたが、実際に「余暇」ができたときどのように過ごすかは多くの人間にとって難しい問題だと思う。

2014-10-15 23:08:50
ぜく @ystt

ケインズは『孫の世代の経済的可能性』(1930)で「今後もかなりの時代にわたって、人間の弱さはきわめて根強いので、何らかの仕事をしなければ満足できないだろう。」と書いていたが、実際に「余暇」ができたときどのように過ごすかは多くの人間にとって難しい問題だと思う。

2014-10-15 23:08:50
ぜく @ystt

「しかし思うに、余暇が十分にある豊かな時代がくると考えたとき、恐怖心を抱かない国や人はないだろう。人はみな長年にわたって、賢明に努力するようしつけられてきたのであり、楽しむようには育てられていない。」

2014-10-15 23:13:27
ぜく @ystt

「とくに才能があるわけではない平凡な人間にとって、暇な時間をどう使うのかは恐ろしい問題である。伝統的な社会の土地や習慣、大切なしきたりとの関係が切れていれば、なおさら恐ろしい問題になる。」

2014-10-15 23:13:55
ぜく @ystt

「世界各地の裕福な階級が現在、どのように行動し、何を達成しているかをみれば、見通しは暗いといわざるをえない。裕福な階級はいうならば、前衛であり、後に続く人たちのために約束の地の情報を集めようと、そこにキャンプを張っているのだから。」

2014-10-15 23:14:47
ぜく @ystt

「そして、この階級のほとんどの人、つまり独立した所得があるが、所属する組織や義務や義理がない人のほとんどは、課された問題の解決に惨めな失敗を重ねているように思える。」――ケインズ『孫の世代の経済的可能性』(『ケインズ説得論集』から)

2014-10-15 23:15:33