御嶽山63人の死因考察 火山弾か火山れきか

上空8キロから高速で落下した火山れきが死因。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

直径3センチの球(密度2000kg/m3)の終速度はいくつだろか。30年前ならすぐ計算できたんだが、もう無理。

2014-10-21 19:22:04
早川由紀夫 @HayakawaYukio

33 m/s (120 km/h)だ。便利な世の中だ。このページ使った。 keisan.casio.jp/exec/user/1367…

2014-10-21 19:28:33
早川由紀夫 @HayakawaYukio

直径10センチの場合。62 m/s (223 km/h)

2014-10-21 19:31:08
早川由紀夫 @HayakawaYukio

標高3000メートルだから0.7気圧として、直径10センチの場合。74m/s (267km/h)

2014-10-21 19:33:20
早川由紀夫 @HayakawaYukio

さて、74m/s (267km/h)で動く1kgの石にあたると死ぬか?

2014-10-21 19:34:19
早川由紀夫 @HayakawaYukio

9月27日は上空の風が弱かったことが災いした。もし風が強ければ、火山れきは風下に流された。剣ヶ峰の上に降る火山れきの数はずっと少なかったはずだ。 pic.twitter.com/duxATznNPD

2014-10-21 19:50:43
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りっちー @zzr1100c2richy

野球のボールが時速160kmでヘルメットなしのバッターに当たると危険です。時速260km以上の質量1kgの物体が頭に当たったら、もげるんじゃないかな?) "@HayakawaYukio: 死ぬかも。"

2014-10-21 19:53:07
早川由紀夫 @HayakawaYukio

いまから思うと、2000年8月18日の三宅島噴火でよく死者が出なかったものだ。 hayakawayukio.jp/news/2000/miya…

2014-10-21 19:54:43
早川由紀夫 @HayakawaYukio

御嶽山空中写真。探した中で、国土地理院のこれが最も高解像度だった。 cyberjapandata.gsi.go.jp/tmp/ontake/092… この画面のどこにも、直径2メートルを超える衝突クレーターを認めることができない。

2014-10-23 11:56:27
早川由紀夫 @HayakawaYukio

・「軽トラック大の噴石」証言は地獄谷の中を飛行するのを見たのだと解釈する。 ・削岩機を使って収容したの報道は、岩陰に身を寄せた登山者が地震で動いた岩に挟まったと解釈する。 こう考えることによって、いまあるすべての情報を矛盾なく説明できる。

2014-10-23 12:11:33
早川由紀夫 @HayakawaYukio

20世紀に浅間山で死亡した30人余りも、火口から弾道軌道を描いて飛んできた大岩(火山弾)に当たったのではなく、上から降ってきた小石に当たって絶命したのかもしれない。死因を火山弾と書いたのはまずかったかも。

2014-10-23 12:22:01
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

自分が乗った時は山頂に雲があったので犠牲者現場は撮れてないけど、火口の周囲にたしかにクレーターは見当たらない。9月30日朝日新聞社ヘリより撮影 pic.twitter.com/dse07bCl3n

2014-10-23 12:27:26
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

噴石の語をいまのように使っている限り、この二つの死因を区別して認識するのは至難の技だろう。小さい噴石、大きい噴石、で区別できるとは思えない。

2014-10-23 12:38:20
早川由紀夫 @HayakawaYukio

9月27日の御嶽山爆発は、ごくふつうの水蒸気爆発だった。なのになぜ63人もの死者が出たか。 1)秋の快晴の昼だったので、山頂に200人からの登山者がいた。 2)風が弱かった。上空8キロまで上がった小石が拡散せずに狭い範囲に降った。 3)弱い風向きが、ちょうど山頂方向だった。

2014-10-23 12:48:56
早川由紀夫 @HayakawaYukio

想像できる限り最悪の条件が三つ重なった結果だった。 火口から上空8キロまで噴き上がった多数の小石が、山頂の剣が峰を目指して落下してきた。そこに登山者200人がいた。致死率3割だった。

2014-10-23 12:52:11
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ということは、63人の登山者を殺した物理エネルギーは、火口から飛び出した小石の運動エネルギーではなく、上空8キロまで上昇を可能にした噴煙の熱エネルギーだったというわけか。

2014-10-23 12:57:54
早川由紀夫 @HayakawaYukio

今回の御嶽山には、こういう風景が見つからないのです。伊豆大島の1987年11月16日爆発でできたクレーター。 pic.twitter.com/vKnRqH5L3T

2014-10-23 13:01:45
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

御嶽山9月27日噴煙 ライブカメラの記録 kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-675… 噴火は11時52分から始まった。11時57分の画像に上昇し始めたカリフラワー雲が映っている。最後のカリフラワー雲の上昇は12時43分だった。激しい噴火の継続時間は50分ほどだったことがわかる。

2014-10-23 14:22:30
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ありがとうございます。弾道軌道を描いて飛行した火山弾です。RT @satomi161_kiki: @HayakawaYukio 今朝の北國新聞に掲載されていた写真です。 pic.twitter.com/t1vw2qf4M3

2014-10-23 14:24:43
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

二の池本館は火口から1.2キロの地点です。直径30センチの火山弾ひとつがその間を弾道軌道を描いて飛行したことが確認できました。ゼロではなかったことがわかりました。

2014-10-23 14:26:45
早川由紀夫 @HayakawaYukio

火口上8キロにも噴煙柱が達したのは、地表に広がった火砕流の表面から発生した熱によるところが大きい。小石を8キロ(近く)まで押し上げた浮力の多くは火砕流が持っていた熱から生じた。つまり、火砕流が直接飲み込んだ登山者は1人か2人だが、間接的に60人の登山者を死に至らしめたと言える。

2014-10-23 15:47:29
まとめ 直径1メートル以上のクレーターがない。 御嶽山頂域に、9月27日爆発でできたクレーターがたくさんあるが、それらはどれも小さい。直径1メートル以上がみつからない。地獄谷から弾道軌道を描いて飛んできた火山岩塊がつくったのではなく、高さ8キロに達した噴煙柱から降り注いだ火山れきがつくったからだ。 3738 pv 14 1 user