差別問題にコミットしたがらない理由

沢山RTされた「焼き肉屋で出された牛の生前の様子」というツィートを受けて@mentane氏が考えたこと。
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めんたね @mentane

牛を食べる人に牛がどのような性格でどんな表情でどう育ったのかを伝えると、多くの人は嫌がる。これは人間の本性を表す面白いテーマだ。見ないことにしているから、平気で残酷になれる。戦争でもその原理を使って殺人のハードルを下げる。twitter.com/image_jpeg/sta…

2014-11-13 18:35:15
kimijimatic @image_jpeg

焼肉屋に来たら牛の顔つきや性格について書いたカードを見せられた pic.twitter.com/IgeYRiSfdh

2014-11-11 21:48:36
めんたね @mentane

このケースは牛を自分達と同類のものとしてリアルに描きだすことにより、殺牛、食牛のハードルを逆に上げたわけだ。親族、人種、国、性別、種族、知能の有無、何を基準としてどこまでを自分の仲間、同種として眺めるかはさほど自明のことではない。

2014-11-13 18:39:52
めんたね @mentane

人間というのは基本的に同種の仲間に対しては「人間性」というものを見せるが、異種だと思うものに対しては冷淡に踏みにじれる。そうじゃなきゃ、殺虫剤とか作って普通に売り出すことはできない。その連続性に触れると多くの人は微妙な嫌な気持ちになる。

2014-11-13 18:42:31
めんたね @mentane

直接、差別問題に晒されていない一般的な人の多くが、差別問題にコミットせず回避的だ。それは、差別問題というのがたいてい同種と別種の狭間にある連続性を感じさせるものであり、それに触れること自体が自分の「人間性」にキズが付くような不快感がある、というのも一つの理由になっている気がする。

2014-11-13 18:47:24