ヨコスカ・アサイラムVSラブホテル鎮守府 ～チキチキ ポロリもあるよ！ドキドキ合同演習 in なんばパークス～ その７

キタユキ @k_t_y_k

だがここはなんばパークス。地下闘技場だ。エレベーターは封鎖され、会場には銃を持ったオッサン達でいっぱい。あちらの提督は乱心したのか鬼メンポを被っている。対するこちらの手札は瀕死の加賀、変態糞明石、チーママ龍鳳、時津風、あと提督とかいうゴミ。どうにもならない。 #加賀さん観察日記

キタユキ @k_t_y_k

……と思っていた矢先、突如スマホからダースベイダーのテーマが流れたのだ。この着信音は、うちの不知火のものだ。 『控室のあるフロアの倉庫奥から、地下水道へ抜けられます。急いで』 そう言うと電話は切れた。調べたのか何なのか。理由は知らんが、従うしかない。 #加賀さん観察日記

キタユキ @k_t_y_k

時津風はそれを聞くと早速出口へと走り出した。明石と龍鳳は、宝具の避難を優先させると言い、南海本線の駅へ後で向かうと約束して別れた。一応、地の利はあちらにあるはずなので大丈夫と信じたいが。 加賀はあちらの不知火が担いだが、私(提督)は台車に乗せられた。何故だ。 #加賀さん観察日記

キタユキ @k_t_y_k

そうして指定された場所へ向かうと、不知火が待っていた。時津風とアイコンタクトを取ると、振り向かずに走り出す。まるで旧知のパートナーだ。そういえば出会ったときも、やけに仲がよさそうだった…… いや、今は考えている場合ではない。急いで脱出しよう。 #加賀さん観察日記

高峯みやび @sukamelancholy

「弾切れじゃ！」 弾倉を改めて確認し、投げ捨てる。残るは消音機能のある小型拳銃のみ。こんな貧弱な武器で鋼鉄の艦娘に対抗も出来ないだろう。 「こちらも弾切れです」 このブラックボックスの部屋に侵入するには身軽になるしかなかったのだ。仕方ないが、それが仇となった。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

二人が反撃してこない事で、警備の艦娘たちの銃撃も止まった。弾切れになった事がわかったのだ。ならば次は。 「制圧に来ますね」 「はよ終わらんのか、たに……あーもう、なんて呼べばいいんじゃ！」 『別に谷風さんでいいけど。マスク被ってないし』 #変態不知火さん

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「わかったけん、はよぅ！」 『んなこと言ったって、操縦しながら動かさないって滅茶苦茶技術いるんだよ！？』 無線で青パンダと谷風がぎゃいぎゃい言っている間も警備の艦娘は近づく。もうすぐそこまで。 擬態を使うか？　誰にも見せなかったこれを。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

だが後に続く艦娘に撃たれれば終わりだ。自分は不知火のようには復活出来ない。 「待たせたな！」 その声は地上まで続く穴から聞こえる。 「第十七駆逐隊、磯──いそ……磯パンダ、推参！」 ブラックボックスを引き上げる為の装置に乗り、またもパンダマスクが増えた。 #変態不知火さん

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「助太刀に来たぞ。喰らえ！」 持っていたのは対人用に設計されたものではなく、対物用として作られたバケモノライフル。 自動小銃とは桁違いの炸裂音。それをモロに喰らった艦娘は上半身が消し飛んだ。 「ふん、どうだ。さぁ、来い！　この私が相手だ！」 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

「こちら磯パンダ。提督の子を孕む者だ。装置の取り付けに成功だ」 『もうちょっと何とかならんのかその言い方……。しかし、よくやった。こっちもこっちでドンパチしてっから、また後でな』 「あぁ。よく私を抜擢してくれたな。私の純潔を散らす権利をや──」 ぶつん。 #変態不知火さん

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彼女との無線を切ったのは、いつもの癖ではなく。身を隠して進んでいたら急にケツがこっちに来たのを見たからだ。「天♂誅！」そしてさらに、そのケツが飛んできた。その恐怖といったらない。桃尻だとか、そういう感想すら抱かない。軍の金持ちどもに追いかけられるよりも怖かった。 #変態不知火さん

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回避すると、そのケツは壁にびたんと当たったかと思うと綺麗に着地した。 「聖地で暴れようとするその不届き、許しませんよ！」器用にケツを動かしてまるでそれが喋っているかのようだ。 腰痛くならないのか。「この体勢もハッテンも腰が痛くなるほど柔ではありません！」 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

このお尻は柔らかですけど！　ぱしーん。 ……一応、今俺は銃を持った金の亡者共に追いかけられているのだが、がくんと力が抜けそうになった。 「教えて頂きます。長として、哲学者として」さらに現れる、大鯨の上司であり師である哲学者龍鳳。 ……まずい。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

だが説明している暇はない。俺は出来るだけ金の亡者共をうちのパンダたちから離してやらなきゃならんのだ。あと、あるものも。 悪いが、相手する訳にゃいかない。荒らしたのは悪いが、ここをぶっ壊すつもりは──。 そう言い掛けて、突如地面が揺れた。地震か？ #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

「だめっ！　このままではなんばパークスがイッちゃいます♂」 何言ってんの君。思わず冷静に言ってしまった。 「誰かはわかりませんが、この下にある泉を荒らしているはずです！　成♂敗しなくては」 ばさっ、と緑の綺麗な着物を脱ぎ捨て、龍鳳はブリーフになる。 またかよ。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

※　※　※　　　 #変態不知火さん

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「くっ、埒が明かん！　どれだけ警備が居るんだ！」 肩に乗せた大口径ライフルを撃ち、弾倉を交換する。 「後少しです。後少しで磁石がこの箱に」 遙か遠い地上から、まるで釣りのように大きな磁石を強靭なロープで吊し、それに箱をくっつけて固定、脱出する。それが作戦だった。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

「よくもまぁこんな馬鹿馬鹿しい作戦を思いついたものだ。私の旦那は！」 そんな所も好きだー！　と叫びながら大口径ライフルをぶっ放す。「はいはい、磯パンダちゃんは本当に提督さんが好きじゃね」 愛しているぞー！　どごーん。 「鉄火場の真っ只中ですよ」呆れる銀パンダ。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

Q.今、変ぬいは何してるの？ A.これ。 PAYDAY: Panic Room Singleplayer Overkill: youtu.be/LpCAb9fH7pE @YouTubeさんから #変態不知火さん

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キタユキ @k_t_y_k

――天井が軋む。破片が降る。 数刻走っているうちに何か爆発が起きたらしい。しかし確認も憶測もしている暇はない。とにかく、出口を目指す。いつしか後ろの足音は随分と減っていた。諦めたのか、撒いたのか。それとも。 #加賀さん観察日記

キタユキ @k_t_y_k

「そっちのしれえさー、やることかっこつけすぎじゃない？もっと静かにできない？」 「そこがあの人のいいところですから。」 時津風の文句を、あちらの不知火は軽く流す。それでも速度は落とさず、走り続けた。 もうそろそろ出口だろうか、と思った矢先。 #加賀さん観察日記

キタユキ @k_t_y_k

「止まって」 こちらの不知火が手を振り上げる。他の二人は飛沫を上げて足を止め、台車ごと紐で引っ張られていた私はもんどりうってころげおちた。藻と油の浮いた水に全身を濡らされながら、不服の意も込めて前を睨む。遮蔽物も、追っ手もいないようだ。だが、警戒をしている。 #加賀さん観察日記

高峯みやび @sukamelancholy

ブリーフになり床をぺたぺたと走る龍鳳。しかも早い。アスリートみたいな走り方で、彼女の背中とケツを見ながら走っている。龍鳳のブリーフは特別製で、前部分は隠れているが、後ろの部分だけ、切り取ったかのように素肌が見えている。床を蹴る度に揺れる見事なケツ。なんだこれは。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

本当ならば彼女らと行動を共にするつもりは無かったのだが、亡者共が追ってきたのでやむなくついて行くしかなかった。後ろから怒号と足音と銃弾が飛んでくる。さっきから背中に当たっているが、陸奥の心臓を移植したからか貫通せず床に転がり落ちるだけだ。龍鳳も軽やかに回避する。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

明石は飛んできた銃弾をケツで受け止めた。「遅いですねぇ、私のアナルをヒィヒィ言わせたいならもっと太く！　速く！　んほぉと言わせる程に！」ケツだけ星人の要領でダバダバ走りながら喋る明石は大変気持ち悪い。「ムムッ！？　熱い視線！　試してみますか♂？」間に合ってます。 #変態不知火さん