渡邊芳之先生ynabe39の「自分の気に入らない政党が勝つのも民主主義。」

渡邊芳之 @ynabe39

民主主義っていうのは便利な言葉だなあw。

渡邊芳之 @ynabe39

「人々がみな誰かの主張の信頼性を科学的に判断できるようになるべきだ」というのは「自立した個人の意思決定を基盤とした民主主義」みたいなものの仲間だと思う。

渡邊芳之 @ynabe39

自分は政治家や政党は信じていないが議会制民主主義のシステムやそれ全体としての結果については一定の信頼のようなものを感じているので選挙に行くのだと思う。

渡邊芳之 @ynabe39

そもそも国民は全員「民主主義が正義である」と信じなければならないのか。

渡邊芳之 @ynabe39

自分の気に入らない政党が勝つのも民主主義。

渡邊芳之 @ynabe39

このタイプの「民主主義の理解」は「そうじゃないんですよ〜」と中学の社会科の先生に優しくたしなめられたのをよく覚えている。

渡邊芳之 @ynabe39

たしかなにかでクラスで多数決をとって，多数決に不服をいう生徒に私が「日本は民主主義国家です」と言ったら先生の目だけが急に厳しくなって，「ワタナベ君そうではないんだよ」という話になったのだと思う。

渡邊芳之 @ynabe39

「票の重みが均等であることが民主主義の基礎である」ということは「民主主義の基礎は単純な多数決である」ということなんだろうと思う。

渡邊芳之 @ynabe39

「民主主義と多数決は別のことだよ」と中学の時に社会科の先生に強く言われたことはずっと印象に残っている。

渡邊芳之 @ynabe39

国政選挙は全国区比例代表制だけにすれば一票の格差も死に票もなくなる。「一票の重みの平等」が「民主主義の根幹」だというなら小選挙区制を批判しないのはおかしい。

渡邊芳之 @ynabe39

もともと選挙制度自体が「一票の平等」を意図して作られていないのにそれは是正しなくてよいというなら「民主主義には一票の平等よりも大事なものがある」と認めているのではないか。

渡邊芳之 @ynabe39

だったら一票の重みの平等は「民主主義の根幹」でもなんでもないではないか。

渡邊芳之 @ynabe39

実際私自身も「民主主義や選挙制度には一票の平等よりも大事なことがある」と思うし、だから一票の平等だけをことさらに「民主主義の根幹」だとかいうことに違和感があるということです。

渡邊芳之 @ynabe39

「一票の平等が民主主義の根幹だキャンペーン」みたいなものが続くのはちょっと変な感じです。

渡邊芳之 @ynabe39

日本も（欧米型ではない）「われわれ型の民主主義」を目指すということなんだから西欧やアメリカから見れば日本も中国や北朝鮮，イランなどと同じ位置づけになる可能性がある。「じっさいそういうことなのだ，それを目指すのだ」というなら部分的には支持したい気持ちもある。

渡邊芳之 @ynabe39

多数決が自分の意見に合えば「民主主義は素晴らしい」、自分の意見に合わなければ「少数意見も尊重するのが民主主義」。

渡邊芳之 @ynabe39

「衆愚」となることを阻止できる民主主義の制度というのは（代議制などの緩和策はあるにしても）根本的にはないのだろうと思う。

渡邊芳之 @ynabe39

これはもうアメリカ様に「日本が今後も先進国の仲間でいたければ民主主義の価値を守れ」と指導してもらうしかないんだろうなあ。ここのところ細かく指導は入っているようだし。平和憲法をずっと守ってもらったのと同じことなんだからいいんじゃないのか。