10周年のSPコンテンツ!
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ももちゅん @kj8mousooo
【闇恋愛】10 ーーー貴方が抱えてるもの 全くわかって上げられてなかった。 あの日私が必死に言った言葉は もしかしたら、逆に傷つけていたのかもしれないね でもね 好き それだけは変わらないよ pic.twitter.com/D1wvPiJCAx
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ももちゅん @kj8mousooo
11 ーーー朝が来る 隣には、昨日虐められた彼がいる。 裸で… 白くて綺麗な肌… 見とれてしまった。 でも、自分も裸なのがわかると、 昨日のことを思い出す。 こんなことしてる場合じゃない… 逃げなきゃ。 服を来て、そっとドアに手をやる。
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12 ガチャガチャ… キーーッ 重い扉を必死に引く。 森の奥にある屋敷の中。 『…んん』 やばい!! そっと後ろを振り返る… そこには、子供のように寝息立てる彼がいて。 『…ごめんなぁ。ごめん』 泣きそうな顔で何度も謝ってる…
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13 何かあったのかな… 何か抱えてるのかな… 少し心配するも、昨日の夜サれた ことを思い出す。 唇を噛み締めて、忍び足で屋敷を去る…。 森の中を必死で走った。 駆けて駆けて辿り着いたそこはーーーー 〔音楽の森〕 pic.twitter.com/VprZZfZ8sq
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14 そこに一つ置かれた私の大切なバイオリン。 「はぁ…はぁ……」 ーーーこの森に出会ったのは… コンクールが近くて、でもなかなかうまく弾けない。 ブランクが続いていた。 音楽一家に生まれた私は 家族の中でも一番楽器が下手くそで。 最近も良い成績を残せていない。
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15 決して嫌いなわけじゃない… ただ、義務付けられながら 縛られながら弾くことが嫌で レッスンを受けてもなかなか上達しない毎日。 家族からのプレッシャーが嫌で嫌で 家を飛び出して辿り着いた先がここの森だった。 足が勝手にこの森の中を走っていて。
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16 誰もいない… 静かな森の中で1人。 小鳥のさえずりをバックに弓をとる。 〜〜〜〜♩ 目を閉じて 自然の中で 自分の音を奏でる 気持ちいい… 身体から音が出てる感じ。 一曲引き終えて、緑の間から差し込む太陽に照らされて すーーっと深呼吸する。
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17 それから毎日、家を抜け出しては その森に行ってバイオリンを奏でる。 幸せだった。再び音楽の楽しさを私に教えてくれたこの森を 私は自分の中で〔音楽の森〕として通い続けた。 そんな昨日の夕方のこと。 何時ものように、コンクールの曲を最初から通して、
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18 引き終えて一呼吸。 「はぁーーーー!やっぱ気持ちいい〜」 バイオリンと弓を高く上げて背伸びする。 すると… パチパチ… 人の掌音がした。 「えっ…!」 体がビクついて、後ろを見た。 『お上手ですね…』 pic.twitter.com/MOXOXz1kMj
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19 「きゃ…んんーーーー!!」 銃を突きつけられ、口をハンカチで塞がれた。 『…俺さみしくて…ペット探しててん……いいのみぃつけた…』 そこから、彼はきっと私を屋敷へと連れ去った。 目を明けた頃には目隠しで 真っ暗で。 怖くて怖くて… この森にも、もう来ない
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20 昨晩の彼の言葉が耳に残る。 『……逃げたらどうなるかわかってるよなぁ?』 そんな怖い言葉は都合良く忘れて。 また家に戻る。 まだ家にいた方が安心だと それが普通の考えで。 バイオリン片手に朝日が指す 森を必死に走る。
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21 走る。走る…走る… 森の出口…この柵を越えたら… 帰れ… 「!!」 緑色のはずの 森全体が真っ黒にみえた。 ……朝日が眩しすぎて? いいや、違う
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22 『…つーかまえた。』 ーーーー目の前の彼が恐怖すぎて。 pic.twitter.com/PfMAIpAXM9
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23 ーー『なんで逃げたん…?』 リリン 「ああっ…んぁ…」 『こんな首輪してさぁ…』 後ろに縛られた手。ベッドに膝立ちの私に 後ろから、背筋に唇を這わす彼。 膝が揺れる。 後ろから乳首を摘ままれて 片方の手が顎に添えられる。
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24 『ちゃあんと…帰ってこなきゃダメでしょう…』 そして小さくキスをする…。 ぐちゅ… 太ももから指が其処に辿り着いて 下から掻き乱す 「やっ…ぁあっ……」 『…これじゃあお仕置きあらへんな』 pic.twitter.com/S2GSTBWjfq
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25 もう、我慢できなくて 自らベッドに横たわる… 「はぁ…はぁ…どうして?」 彼の手がどこまででも私を追いかけて 「んぁ…、はぁ…どうして私を…捕まえるの…?」 『さみしいから…っていったら?』 後ろから少し低く放つ彼。 それだけ?馬鹿じゃないの… 「…可哀想」
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26 『なんやて?』 後ろにいる彼を思いっきり睨む。 「可哀想っつってんの!!!!」 自分の都合だけでこうやって女捕まえて…。 彼の目が変わった… 片方の頬が上がる。 笑うとかじゃなくて。 私を嘲笑う。 何…を考えてるの…?
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27 彼の顔をちゃんと見ることができたのは 『今の言葉…全部体で返してもらうわ』 ーーーー今日はこれが最後だった pic.twitter.com/aX5R3v1euy
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28 日も変わり、夜中 隣に倒れてる彼に問う… 「…さみしいの?」 『…何が?』 そっけないなぁ 「…だから私を捕まえたの?」 『…』 「…なんで?」 『だから…さみしいから。』 「なんでさみしいの?」 『…わからん。』
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29 「そっか…」 意外とナイーブなのね。 『…ごめんな』 そう言って向けられた背中。 彼が『さみしい』と そう吐く意味がやっとわかったような気がした 彼に寄り添わなければならない運命なのかと 自分の中で小さく決意して 暗闇の中へと堕ちた。
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30 朝起きる… 彼はもういなくて。 机の上に置かれた小さな紙。 「…免許証?」 服を着て、それを手に取る。 そこには 【殺し屋eight YOU y】 「何これ…」 カード…?殺人鬼って…何? 『何見てんの…?』 慌ててそれを隠す。
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31 『それ…返してくれへん?』 「あ…ご、ごめんなさい」 ばっとカードを奪われると、 彼は何もなかったかのようにまた部屋を出て行く。 「殺し屋…」 その言葉が頭から離れなくて。 だって、胸にはMACって… 全部わからなくて。 でも部屋から出れっこない…。
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32 頭がパニックになる。 わたし、殺されちゃうかもしれないの? でも、夜中見た彼の寝顔と言葉が蘇ってくる 『…ごめんな』 一体彼が何者なのかもどんな人かもわからないけど、 「…そんな人には思えない」 ただ待つしかないーーーー
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33 横side 〝横!!〟 『おお…すばる…なんや?』 〝今日は丸来るねんて…!あいつ絶対女おるで!!だから今まで来ぉへんかってん…!〟 『あーー…気持ちはわからんでもないなぁ…』 〝あ?お前も昨日おらんかったなぁ…!裏切りはなしやで?〟
ももちゅん @kj8mousooo
34 『……おん…まだ、大丈夫やで。今から行く…』 pic.twitter.com/ZjZyAPDNTZ
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