エンジニアが自分の価値を知ることの雑感

ブログのためのメモ。 エンジニアが売値を意識することについて。
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Yoshihito Kuranuki / 倉貫義人 @kuranuki

色々なエンジニアにヒアリングして驚くのは、自分の仕事の売値が幾らなのか知らずに働いている人が多いことだ。価格は社長や営業の役割と考えている。顧客に提供する自分の仕事の価値を知らずに働くなんて。自分の給料しか見ていなければ、顧客を見て仕事をしなくなるし、自分で稼ぐ感覚も養われない。

2014-11-24 13:22:38
Yoshihito Kuranuki / 倉貫義人 @kuranuki

仕事の売値を知ることで、自分がどんな価値を提供しているのか考えることが出来る。価格を決めることは経営の役割だけど、知らなくて良い訳ではない。そこに踏み込んで知ろうとしなければ、いつまでも都合のいい労働力として扱われてしまう。たとえ会社員でも、自ら稼ぐ感覚がなければ、将来は危うい。

2014-11-24 13:41:46
Yoshihito Kuranuki / 倉貫義人 @kuranuki

顧客への売値を社員に共有せずに、その情報格差をもって社員を支配しようとする経営術はもうやめた方が良い。顧客への価値を共有せず、時間だけで働かせるのは仕事ではなく、単なる労働だ。考えることも成長もしない。売値を聞いても経営者が価格を教えないならフェアじゃないし、信頼なんて出来ない。

2014-11-24 14:03:23
Yoshihito Kuranuki / 倉貫義人 @kuranuki

エンジニアがお金のことを避けて、開発だけに没頭したい気持ちはわかる。しかし、顧客への価値の見える化のひとつがお金なのであって、それを避け続けていては、顧客に喜ばれる本当の楽しさは知れないし、社内で評価されることだけを求めてしまうと、いつか会社にしがみつく社員になってしまうだろう。

2014-11-24 14:37:45
Yoshihito Kuranuki / 倉貫義人 @kuranuki

派遣やSESのように人を出す事業をしている会社に、そんな売値が共有されない環境が多いのかもしれない。日本のシステム開発業界における多重の請負や派遣の問題は、その構造や発注する側にも問題があるだろうが、そもそも受ける側があるからだし、それはエンジニア各自の意識に起因していると思う。

2014-11-24 15:04:41