ミゾイキクコさんkikutomatuの「深い傷が癒えるのは時間がかかるものなのだとおもう。」

ミゾイキクコ @kikutomatu

私の世代は子供の時は戦争中で、物不足で大変であったが、社会人になる頃からは、社会が発展して還暦を迎える頃まではずっといい時代をすごす事ができましたが一方、父親が戦死したり、空襲で親がいのとをおとしたりしたせだいでもある。いい時代にも恩恵に浴す事の少ない人もいた。

ミゾイキクコ @kikutomatu

日本本土が空襲にみまわれるようになると、都会の子供は、集団疎開や、縁故疎開で親元を離れて暮らした。中には自分は疎開していて助かったが、東京で働いていた両親が空襲でなくなる子もいた。

ミゾイキクコ @kikutomatu

@_heibonitiban 満州から引き揚げてきた友人が二人いるのですが、そのひとりは、敗戦から日本に帰るまで数年ひなんじょくらし。大連で数年暮らしたのだが、学校へはゆけず、着の身着のままのようなじょうたいだったそうです。おもいだすとなけてしまうのだそうです。

ミゾイキクコ @kikutomatu

@_heibonitiban もう一人は、満州から朝鮮半島に渡り釜山まであるいたそうです。昼は物陰に隠れて、夜月明かりであるいたそうです。母親とこども3人の4人で。このひともなにもいいませんでした。満州からひきあげてきたというだけで。この人も大分経ってからはなしましたね。

ミゾイキクコ @kikutomatu

深い傷が癒えるのは時間がかかるものなのだとおもう。

ミゾイキクコ @kikutomatu

@_heibonitiban 奥地にいた人はたいへんだったようです。情報がなくて、軍やお役人がさきにひきあげてしまって。私の母の妹は北京に住んでいましたが、連れ合いは放送局勤務で、情報があり、敗戦直前に日本に引き上げてきてしまいました。ひとがあてにできないんですよね。

ミゾイキクコ @kikutomatu

2年前のクラス会で、幼稚園の話をみながしたので、私は幼稚園行っていないので話について行けないと言った所、一人が私は小学校の話についてゆけないといいだした。皆がえっ、と言った。満州から引き揚げてきた人で、敗戦後数年避難所生活で学校に行けず小学校を卒業せず日本に引き揚げてきたのだった

ミゾイキクコ @kikutomatu

私が幼稚園に行かなかったのは、当時私が育った田舎には幼稚園がなかったから。友人が小学校卒業できなかったのは、敗戦という出来事で、満州にいたから。この友人は日本かえってから、年下の子供の中で小学校の過程を促成で卒業し、新制中学の生徒になった。

ミゾイキクコ @kikutomatu

この友人は、避難所生活の時父親に死別、遺骨をだいて、母親と兄妹で父親の故郷の会津におちついた。母親は教師をしてこどもたちをそだてた。友人は、アルバイトと奨学金で大学を卒業した。私の世代にはそういう人がかなりいた。

ミゾイキクコ @kikutomatu

友人の満州での避難所生活、父の死、引き揚げてきてから大学卒業までの話を聞き、それをこうしてつぶやく私も涙がこぼれる。本人にはかたれなかろうなとおもう。