《東電福島原発事故関係の被曝線量は、数字も評価も偽られる》

自己ツイートをまとめました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原子力規制委員会が2014年12月10日に開催した委員会と記者会見で主張したこと。 記者会見動画はこれ。 ustream.tv/recorded/56299… … 「2011年3月12日の1号機水素爆発を防げなかったのは、100mSvを超える被曝が予想されたので、作業員が戻ったから」

2014-12-10 20:02:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

政府事故調の報告書から、規制庁と規制委員会が導き出した「改善策」は。 「作業員の被曝限度を250mSvにしておけば、作業員はそのままベント作業に行ったはずだから、限度を250mSvに引き上げたい」ということ。 当時の事情をきちんと理解してる人なら、こんな愚かな主張はしないはずだ。

2014-12-10 20:05:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

作業員が持参した線量計は、100mSvまでしか計測できないものだった、と私は見聞きしている。 限度を250mSvにしても、上限がもっと高い計測器を持参しなければ、限度を上げること自体には何の意味もない。そんな高い上限の計測器を、事故が起きていない作業現場にも常備するのか?

2014-12-10 20:09:05
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

そもそも、作業員がベント作業の現場まで行かなかった理由は、 1 その先にある原子炉がどういう状況なのか全く見当もつかない状態で、 一体どれだけの高線量現場になっているのか、判断材料もなく 先に進んでも作業ができる状況かどうかわからなかったから。

2014-12-10 20:12:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2 その先に進んだ場合、作業員本人の健康に悪影響が出るほどの外部被曝を受ける可能性が非常に高いと判断したから。 以上の2点だと思われる。 250mSv被曝しても健康に影響がない、などというこれまでの労災裁判例に反することを規制委員会が決めても、それで現場に行く必然性など、ない。

2014-12-10 20:16:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

作業員の被曝上限を250mSvにしようという話をしている記者会見で、 同時に東電原発事故の実際の100m超の被曝は全部内部被曝の影響だ、とも言っている。 つまり、外部被曝で100mSv超を被曝した作業員は、今回の原発事故でもいない、というのが規制庁・規制委員会の主張だ。

2014-12-10 20:18:49
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

それでは、100mSvを超える外部被曝を、原発事故の現場で実際に受けた実例は、日本国内ではまだ存在しない、ということになる。 前例がなく、安全性も確認できていないのに、外部被曝線量の上限を一気に2.5倍に引き上げる、という提案をしているのだ。 これのどこが「ALARAの原則」?

2014-12-10 20:21:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

この外部被曝上限引き上げの話は結局、 「作業員に死ぬ気で作業する覚悟を持たせるけど、健康被害の心配をすることは許さない」という話だろう。 短時間に250mSv外部被曝、というのは、あの山下俊一氏でも「安全」とは言わないレベルだ。急性被曝症状がでて当然、という過酷な条件だ。

2014-12-10 20:25:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

外部被曝250mSvという状況は、「準備したから大丈夫」とは、とても思えない。準備してもその線量を被曝する、ということなのだから。 ところで、この話で、私にはもう1つ別の、気になる点があった。 東電原発事故で実際に100mSvを超えて被曝したのは、主に内部被曝だった、と言っている

2014-12-10 20:29:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

内部被曝で100mSvを短時間に超えるほどの汚染が、原子炉の外に漏れていた、という事をあっさり認めている。同時に、内部被曝はその時点に線量計で計測できない、という事も認めている。作業員は、全面マスクなどで準備すれば内部被曝を防げたかもしれない。それは確かに準備が有効な点だ。

2014-12-10 20:32:19
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今回の話で問題にしているのは、東電1F1号機の水素爆発の前の話だ。住民の避難指示は、外部に放射性物質の漏洩が(実際にはあったことがわかっているのに)ないと発表され、半径10km圏外への避難指示だった。 住民の被曝に関する「準備」もされていないし、虚偽の発表がされていた時点だ。

2014-12-10 20:38:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原発事故による教訓を、 原子力規制委員会と規制庁が実際に活用しようとするならば、 まずは住民に「準備」させる事を打ち出すべきだろう。 特に「福島県民には、年20mSvまで被曝しても住んでいただく」と言い放ったのち栄転し、記者会見を担当している原子力規制庁佐藤暁氏は、考えるべきだ。

2014-12-10 20:41:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

住民の避難指示は、「内閣防災」が担当だと、今日の会見で原子力規制庁の佐藤課長は語った。 その言葉通り、佐藤暁氏は内閣の対策本部に属していた2011年7月、私達福島県に住んでいた人間に、年20mSvの被曝までは住ませるという指示をしていた。 このような人事異動では、教訓は活かせない

2014-12-10 21:21:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

人事異動前の部署で、住民を避難させない、という指示を国民に出して、 その後で、住民を避難させるのが正しいかどうかアドバイスする部署に異動したら、 自分が決めた指示の妥当性を、人事異動後の肩書きで検証することになる。 一般的には「自画自賛」とか「お手盛り」とか表現する部類の行為だ。

2014-12-10 21:25:49
🌈白石草 @hamemen

朝日新聞「GLOBE」の「修正を迫られた福島被曝報告」によると、WHOは、浪江の乳児の甲状腺等価線量は300~1000ミリシーベルト、東京・大阪の乳児は10~100ミリと試算。厚生労働省の官僚が交渉して、浪江100~200ミリシーベルト、東京・大阪は1~10ミリに修正されたそう。

2014-12-07 20:56:53
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

つまり、こういうことだな。 東電福島原発事故で、100mSv超の被曝を確認できたのは、原発作業員だけ。それも、主な被曝は外部ではなく、内部被曝。 一般住民に関しては、内部被曝の計測を実施していないので、国や企業や原子力マフィアの権限で、数値をどのようにでも変えることができる。

2014-12-10 22:00:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

問題は、事故を引き起こしたのが国策で進められた原子力発電所であり、 住民の健康被害の原因になりそうな内部被曝も含む被曝線量の計測をサボタージュしたのは、政府と福島県と、そこから利益供与を受けていた「専門家」だったことだ。 つまり、加害者が被害証拠を隠蔽して、確認できなくした。

2014-12-10 22:03:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

被害証拠を隠蔽したのが、単なる加害者ではなく、 住民の命と健康を守る義務がある、国家と地方公共団体だった。 日本政府と福島県庁は、自らの義務を果たしていない。 事故発生から4年が経過しようとしている現在も、だ。 責任を問われるのは、当たり前だ。

2014-12-10 22:05:44