【ニンジャの二次創作】メランコリック・ウォーター・イズ・フローイング　＃エピローグ

篠@やさすい愛好家マグロ @simanezumi88_n

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（エピローグ。すぐ終わります）

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（【メランコリック・ウォーター・イズ・フローイング】 ＃１ togetter.com/li/723818 ＃２ togetter.com/li/738570 ＃３ togetter.com/li/762374 ）（ツッコミもろもろは #yasasui_nj にて）

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【メランコリック・ウォーター・イズ・フローイング】 ＃エピローグ

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…アシナガ・ストリート。暴徒による暴動と火災の後には、多数のオムラの試作ロボが鎮圧に襲い掛かり、街は無慈悲に蹂躙された。未だ街からは煙が上り、破壊の後が痛々しい。 1

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街の中心にあるダイモジ寺の本堂では、リュキ住職と不動産屋のスザキ、それにジバナが黄金ブッダ坐像の前で呆然と座っていた。「ウンケもカイケもおらなんだ。人手不足で困っとる。ちと助けてくれんか、ジバナ=サン」「ヨロコンデー」 2

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頑丈な本堂を除き、暴徒に荒らされた跡がそこかしこに残る。あの夜、二人のニンジャに本堂の軒先に吊るされた三人は暴徒に混じっていた知り合いに助けられた。街は無慈悲な混沌に晒され、人々の欲望を剥き出しにした。やがてオムラが街を蹂躙し、暴徒を鎮圧していった。 3

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夜が明けて朝を迎えた時には、憑き物が落ちたように落ち着いていた。暴徒はマッポへ大人しく引き渡され、混乱の中から徐々にかつての穏やかさと秩序が蘇りつつある。「大人しく、タダオ様を信じながら…憩おう…」「増えた人はどうします？」「そのまま…街の復興の手助けとせい…」 4

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街の様子を見ながら、廃ビルの中でレイザーエッジとウォーターボードが雑談する。「これでようやくこの街からオサラバだな」「長かった」「オムラもテストがうまくいったと喜んでいるし、報酬は期待できるぞ」「ああ、次のシノギが待っている」二人は頷き、暗闇へ立ち去っていった。 5

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街は元に戻るだろうか。ニンジャの二人にはそんな事はどうでもいい。全ては流れ去った後。人は出会い、別れ、過ぎ去っていく。ただ水の流れのように…。 6

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【メランコリック・ウォーター・イズ・フローイング】 終わり