ネオコンとキリスト教原理主義

岩上安身 @iwakamiyasumi

連投26 RT @IWJ_ch1: 26.上村氏「『天皇は神』であるにもかかわらず、宗教から切り離した。つまり、政教分離は見せかけの制度、擬制です。事実上は政教一致国家。その政教一致国家のことを戦前、戦中まで『国体』と呼んでいたのです」

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連投28 RT @IWJ_ch1: 28.上村氏「キリスト教で信仰の本当の意味は、命がけの忠誠です。日本も同様に、国のために命を捧げることを喜ぶのが国民（信者）ということで、それをナショナリズムと呼んだ」

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連投29 RT @IWJ_ch1: 29.上村氏「第二次世界大戦後、暴走する国の、神としての側面を封印したのが平和憲法。しかし、今年7月1日、安倍首相はその封印を切ってしまった。そうなると、再び国家の神の部分が現れて、暴れまくるかもしれない」

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RT @IWJ_ch1: 30.岩上「平和憲法の下では国家が『国のために死ね』とは言えない。もし、自国防衛の必要があるなら志願兵や個人武装について議論すべきだが、（国家が神ならば）国の命令によって徴兵されて人を殺すことになる」

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連投31 RT @IWJ_ch1: 31.上村氏「各国の似非宗教（国家）と宗教（○○教）の関係を見ると、フランスは政教分離がはっきりしていて、公の場に宗教を持ち込むのを嫌う。人間は理性によって支配されなければならない、と考えている」

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連投32 RT @IWJ_ch1: 32.上村氏「イスラエルも、自覚的なユダヤ教徒は2割しかいない。その他は世俗的ユダヤ人です。イスラエル建国者は、フランス革命以降にユダヤ迫害を避けてヨーロッパに同化したユダヤ人たち。熱心なユダヤ教徒ではない」

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連投33 RT @IWJ_ch1: 33.上村氏「旧約聖書は、人間の神に対する過ちを記録しておくために書かれた。民は神の律法を守りながら、神がイスラエルを再興するのを待つ。人間の作ったイスラエルは偽物というのが、超正統派ユダヤ人の思想です」

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連投34 RT @IWJ_ch1: 34.岩上「理性革命（エンライトメント）というものがあります。神ではなく理性を強く信じるという哲学で、代表的な知識人としてスピノザがいる。これは国家の絶対性につながっていくことになるのでしょうか」

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連投35 RT @IWJ_ch1: 35.上村氏「デカルトは、すべて疑ってみた上で、疑うことのできないことは真理に違いないと、神の存在証明を試みた。また、パスカルは、信じることに賭けるしかない、神が存在する方に賭けるのが得だと考えました」

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連投36 RT @IWJ_ch1: 36.上村氏「しかし、神の存在が賭け事になってしまう。そこで、信仰の基準を理性に委ねることにしたのがスピノザ。彼は『モーセ五書』のモーセ自筆を最初に疑った人物です。モーセの死の場面を本人が書けるわけがない、と」

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連投37 RT @IWJ_ch1: 37.上村氏「そこから聖書を疑っても許されるようになり、聖書学が進歩していく契機になった」　岩上「エンライトメントというと神々しいが、事実に落とし込む作業だったんですね」

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連投38 RT @IWJ_ch1: 38.上村氏「啓蒙主義の時代になると、聖書の奇跡を切り捨てます。プロテスタントは自由に聖書を解釈できたのでリベラリストが増え、聖書の権威が揺らいだ。それに反発したのがアメリカに渡っていったピューリタンたちです」

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連投39 RT @IWJ_ch1: 39.上村氏「彼らは、聖書は神の言葉、全部正しいと主張します。ただ、理性や科学を否定できないので、天地創造などの聖書の奇跡を科学的に証明しようとする。中世と現代が同時に混在するのがアメリカのキリスト教です」

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連投40 RT @IWJ_ch1: 40.岩上「アメリカの中東への傾倒、特に大衆レベルでイスラエルに肩入れしていることなどは、アメリカ的なキリスト教原理主義と関係しているんですね」

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連投41 RT @IWJ_ch1: 41.上村氏「彼らは自分たちをエバンジェリスト（伝道者）と呼び、最後の審判を本当に信じて、キリストの再臨のためにエルサレムにユダヤの神殿を建てようとする。決してイスラエルのためではない」

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連投42 RT @IWJ_ch1: 42.上村氏「ユダヤ教の伝統では、イスラエルが（神によって）再興される時は、この世が終わる時です」　岩上「つまり、エバンジェリストたちは終末論を信じている」

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連投43 RT @IWJ_ch1: 43.上村氏「ペルシア人のバビロン捕囚、アレキサンダー征伐、ローマ人からの攻撃、と征服され続けたユダヤ人たちの間には、神が必ず再興してくれるという終末論信仰が強くなります」

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連投44 RT @IWJ_ch1: 44.上村氏「この世が終わり、自分たちは救われると信じているわけです。そのうちに、救われると信じる者同士が対立しあうようになり、そのグループのひとつが、のちにキリスト教になったのです」

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連投45 RT @IWJ_ch1: 45.岩上「今、アメリカには、エバンジェリストは5000人ほどいるという。彼らは、現在のイスラエルにあるモスクが邪魔だと敵視しています。これは、アメリカの大衆レベルでのイスラム敵視につながりますね」

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連投45 RT @IWJ_ch1: 45.岩上「今、アメリカには、エバンジェリストは5000万人ほどいるという。彼らは、現在のイスラエルにあるモスクが邪魔だと敵視しています。これは、アメリカの大衆レベルでのイスラム敵視につながりますね」

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連投46 RT @IWJ_ch1: 46.上村氏「ヨハネの黙示録のイメージでイスラエルの再興が語られ、ハリウッド映画などでも、ヒーローは白人、被害者は黒人、悪者は中東系という洗脳を続けている。だから、パレスチナ人への同情は少ない」

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連投47 RT @IWJ_ch1: 47.岩上「エルサレムのアル＝アクサー・モスク（イスラム最初期のモスク）をどうにかしてしまい、ユダヤ教徒たちの神殿を建てさせることすらやりかねない……」

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連投48 RT @IWJ_ch1: 48.上村氏「イスラエルが『今がチャンスだよ』と言ったらやるかもしれない。または、アメリカが『今、やっていいよ』とイスラエルに許可したら、やるかもしれませんね」

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連投49 RT @IWJ_ch1: 49.上村氏「先ほど、イスラエルはユダヤ人国家であり、ユダヤ教国家ではないと言いました。しかし、ユダヤ教徒＝ユダヤ人でもあるので、彼らはユダヤ教の表象を守らざるを得ない」

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連投50 RT @IWJ_ch1: 50.岩上「つまり、ユダヤ教のシンボルは大いに利用する。そして都合のいい解釈をして、別の思想体系にしてしまう。ユダヤ教全否定では自分たちのアイデンティティを保てないので読み換えをするんですね」