ロイロノートスクールユーザー会 関東2015まとめ

2015/1/10に桜丘中学高等学校で開催されたロイロノートスクール(教育関係者向け)に特別にご招待いただきました。様々な学校や教育委員会の事例発表の模様をまとめています。
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

中学2年の光と音の単元でジグソー法を取り入れた実践事例。4名それぞれ別の課題に取り組み、その後同じ課題を調べた人で集まった「専門グループ」を作り5時間の探求を行った。各自がiPad miniとネット環境、そしてロイロノートを活用。 pic.twitter.com/VbOPzXV9cq

2015-01-10 16:34:08
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

専門グループでは実験などで課題の確認を行う。ここでiPadのカメラを使い記録、発表に活用する素材にする。これらを元の別々の課題を持つグループに戻り、相互に自分たちのiPadを活用し発表し合う。それぞれ様々な方法を活用していた。 pic.twitter.com/dmLKdgyFaF

2015-01-10 16:38:18
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いて高校の物理での利用例。ここでは問題演習の解答回収に使ってみた。高校くらいになると、生徒が演習に取り組まず先生の解説を待つケースが多く、その解決にロイロノートスクールを活用。提出状況が一目瞭然になるので、取り組み姿勢が変わった。 pic.twitter.com/KdgIoJxSHz

2015-01-10 16:42:15
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

また、課題を早く提出した人もすぐ分かる。早く終わった人が他の生徒を支援するなどの学び合いの傾向も見え始めた。ただ、個々の解答にすぐにフィードバックをしたいので「よくできました」などのスタンプがあるといい、LINEみたいにスタンプを作りたい、という意見も。

2015-01-10 16:44:32
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

工夫として、手も足も出ない人のため地赤いカードを用意しておいた。これを全体画面を非表示にしているときにこっそり送ってもらえば先生がサポートするという方式。 pic.twitter.com/D4aEWe1hqe

2015-01-10 16:45:57
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

これにより、生徒の「待ち」が少なくなったのは勿論、先生の板書にかかる時間が減ったため、ICT導入でむしら生徒とのコミュニケーションの機会が増えたことを感じている。もしかしたら、授業中に実際に学習している時間帯が大幅に増えたのでは、とも感じている。

2015-01-10 16:48:18
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いてライトニングトークセッションです。多摩市愛和小学校の松田校長先生より、iPad利用による7つの効果の紹介。全編動画なので、7つのポイントを紹介します。1:集中力の持続、2:基礎基本の定着、3:検索力の向上、4:思考力を鍛える、5:個の多様性を尊重

2015-01-10 17:02:35
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

6:表現力の上達、7:テクノロジーで意欲の醸成 以上です。

2015-01-10 17:02:45
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

桜丘中学・高等学校の安部さなえ先生より。ロイロノートスクールの時短効果でひとつしか教えられなかった数学の解法が複数紹介できるように。また授業前の事前板書に要していた時間に代わりロイロで事前提出にしたことで解説の時間が充実した、他生徒の途中式がより詳しく理解促進が進んだ。

2015-01-10 17:07:07
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

立正大学地球環境科学部地理学科の小松陽介先生。大学の事例は珍しいが、文科省大学再生プログラムに参加してタブレットPCを使った双方向教育・アクティブラーニングにロイロノートを活用。200人いてもマンツーマン感が出るように工夫。岩石の風化と削剥を予想といった課題に取り組む。

2015-01-10 17:12:22
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

災害防災マップの作成と利用のためにハザードマップを事前収集して地域特性と災害の種類を学生同士で紹介してもらう、公開されている河川や気象、地震など災害のデータを収集して分析するといった用途にiPadを活用。iPadは一人一台ではなく、様子を見ながら段階的に追加配備。

2015-01-10 17:14:13
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

近畿大学附属中学校の理科の教諭である後藤友彦先生から、忙しい教員でも使い易いロイロノートの事例として、温度の異なる赤と青の色水を入れた水槽の中央仕切りを取った後どうなるか、予想シートに記入してもらい、結果をロイロで共有。あえて間違った答えも混ぜて比較検討する。授業の参加感が違う。

2015-01-10 17:22:04
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

多くの意見が拾える、参加している感がすごく出る、一番重要なのは間違いの共有ができる。間違えるのを嫌う結果「待つ」になってしまう。とにかく間違えて覚える、発表に対する恥ずかしさが薄くなる、結果考える時間が増える。編集した動画やクラスメイトの意見を共有も可能。

2015-01-10 17:24:18
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

ただ、ここまでの話はあくまでロイロノートがひとつの手段として入ってきただけで、授業のスタイルが変わったわけではない。ロイロノートは授業のサポートでありメインではない。目的があってこそ意味があるもの。

2015-01-10 17:25:21
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

横浜市立西富岡小学校の藤原直樹先生。今の子供たちは多様な情報入手手段があるが、これからは情報の発信が重要。だがSNS等の情報モラルは文科省も啓発しているが、それをいつから教えるべきか? おそらく小学校高学年でスマホなどを持ち始めるが、それより早く指導する必要が有ると考える。

2015-01-10 17:30:15
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

そこで情報モラル育成のために「タブレットを活用した中学年における非対面コミュニケーションの育成」に挑戦。自動の1日の振り返りをこれまでの模造紙からロイロノートスクールにし、教師タブレットに情報を送信。この日々のコメントをカレンダー上に日直が蓄積することで、クラスの変化がわかる。

2015-01-10 17:34:40
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

最後に古河市立三和北中学校の英語科、近松先生から。今年度は読解力を高めることがテーマで、物語を読んで自分で場面を再現するという取り組みを行うために、レゴエデュケーションとロイロノートを組み合わせた実践を検討中。昨日、生徒に初めてロイロを触ってもらったが、すぐに馴染んでいた。

2015-01-10 17:39:13
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

この活動を通して、文章を何度も読んで理解を深めることに挑戦してみようと考えている。

2015-01-10 17:40:04
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

以上で全ての先生たちのプレゼンが終了です。長時間でしたが、様々な活用事例が見られて大変面白い会でした。なによりこの超満員の会場の熱気がすべてを物語っているように感じますね。これからのロイロの進化が楽しみです。ありがとうございました。

2015-01-10 17:41:41